E質問箱【18】PositiveとNegativeの
さり気なくカッコいいネイティブ用法!
ケンブリッジ大学認定英語教師
ケネス宮本が英語の疑問にお答え
外国人との会話中に、会社での商談の時に、ささいな英語の疑問がわくことってありますよね? そんなあなたの疑問に、ケンブリッジ大学認定英語教師のケネス宮本がお答えします。日頃ふと浮かんだ疑問、ぜひ気軽にメールで質問をお送り下さい。
Helloooooooooooooooooooooooooooo!!
How are you, friends?
皆さん、調子はどうですか?^^
皆さんからご質問やコメントをいただいて嬉しいですー。
ドシドシお寄せください!^^
さて今回も、ふむふむとうなずける面白いご質問にお答えしますよー。
★ご質問はこちら!^^
英語Nativeの方が会話中、何かの質問に対して
Positive! やNegative!
と返答しているようなのですが、これってどういう使い方をする表現なんでしょうか?
なんとなく意味はPositveなら「あぁ間違いない!/絶対そうだよ」
という感じかなという感覚なのですが…。いまいちわかりません。
カッコよさげなYes.とNo.
お、海外ドラマなどでお聞きになったんでしょうか?^^
前向きなポジティブ、後ろ向きなネガティブ。
どっちがいいかといったら、まずポジティブなほうがいいでしょうね!^^
ただ、ここでのポジ・ネガは、性格や心情ではなくて、基本的には返事がYes. かNo. か、ということです。
例えば…。
I suggested the change to the client.
And the answer was positive / negative.
顧客に変更を提案したら
返事はイエスだった・ノーだった
もちろん、And the answer was yes / no.のほうがより一般的ではあります。
positive / negativeはちょっとカッコいい言い方だと思えばいいです。^^
補足ながら、もちろん単に「肯定的・否定的」と訳すべき場合もありますよー。
例えば、返事でなく「反応」の場合。
And their reaction was positive / negative.
そしたら先方の反応は肯定的だった・否定的だった
確信を強調する返答としてのPositive.
さて、ご質問にありますように、positiveとnegativeは返答の言葉として単体で使われる場合もとても多いです。
実際の日常生活でよく使われるのはPositive.のほう。
あと、ご質問にある「絶対そうだよ!」って意味で使われることは確かにあります!
ご名答!^^
これは、I’m positive.のことで、別の言い方ではI’m sure.と同じ。
2通りの使い方があります。
使い方の例①
あなたは友達の家からおいとましようとしているところ。
Friend: Wow, it’s raining. Do you want to take an umbrella?
友達:わあ、雨降ってるね。カサ持っていく?
You: No, it’s okay. I’ll be fine.
あなた:ううん、大丈夫。平気だよ
Friend: Are you sure?
友達:ホントに(確かなの)?
You: Yes, I’m positive.
あなた:うん、ホントに
といった感じ。
ここで、sureでもpositiveでも、どちらを言ってもいいんです。
I’m sure / positive about that.「そのことについて疑いナシ、確信している」ということ。
I’m positive about that.
I’m positive.
どれを言っても意味は同じです。^^
同じではありますけれど、クセにするのはI’m sure.のほうをオススメします。
positiveは、ノリや、少々カッコつけて説得力を加える感がありますから、ふさわしい状況がちょっと限られます。
I’m sure.なら時と場合を選ばないで、気さくにも丁寧にも受けとれる表現ですよー。
使い方の例②
そして、positiveのもうひとつ。
You: Hey, I saw a UFO last night!
あなた:ねえ、昨日UFO見たよ!
Friend: What? What are you talking about?
友達:は? 何言ってんの?
You: I’m serious! I saw a UFO!
あなた:マジだよ! UFOを見たんだって!
Friend: No, you didn’t. You saw an airplane or something.
友達:んなわけない。飛行機か何かを見たんでしょ
You: No! It was a UFO! I’m positive!
あなた:違う! あれはUFOだった! 間違いない(確かだ)!
と、こんな感じ。
この場合もsureでもいいんですけど、positiveのほうが確信の強さを感じます。
補足ながら、UFOの読み方は、カタカナにすると「ユー・エフ・オゥ」ですよー。
Unidentified flying object「未確認飛行物体」の略ですね。
否定を強調する返答としてのNegative.
では、ネガティブの話をしましょう。
Negative.は結構ぶっきらぼうな返答です。
ちょっとハードボイルドなシチュエーションを考えてみました。^^
Man A: So, you want to take this money and do the job?
男A:で、この金を受け取ってシゴトをする気はあるのか?
Man B: ……. Negative.
男B:……。ないね
一度No.を言ったあとに、Negative.と言って意思を補強・強調するのも可です。
Man B: No. Negative.
男B:いや。断る
もうひとつ、こちらもテレビドラマなどにありそうな例。
Man: Please. We can start our relationship again, right?
男:なあ。俺たちまた関係を始められるだろ?
Woman: No! How many times do I have to say this?! No! Negative!
女:いや! 何回言わなきゃいけないの!? いや! 答えはノーなの!
と、このようにバサッと斬るように強い否定の感があるので、日常的に聞いたり言ったりする機会は多くありません。
いかがでしょう? お役に立てたでしょうか?
Positive! だったら嬉しいでーす!\(^o^)/
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ライタープロフィール●ケネス宮本
アメリカ、イギリスなどで計7年の海外生活経験をもつ生粋の日本人。英語教師、翻訳・通訳、コラムニスト。雑学(科学全般・歴史・芸術など)が大好き。色んな言語をカタコトで話すのも大好き。取得資格:ケンブリッジ英語教師資格(CELTA)ほか語学系。
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