永住権申請時に提出する

ふたりの関係を示すモノとは?

DOGAの永住権取得奮闘記

前回ファミリークラス(国外申請)で永住権申請する際の必要書類についてご紹介をしましたが、その後Marriage Certificateが届き、先日ようやく申請書の発送を終えました。長かった……。と言ってもあくまで申請が終わっただけで、書類が受理されて審査が開始されるまでは安心はできないのが正直なところです。追加書類の提出も求められる可能性もありますし。ちなみに、申請書類と一緒に送らなければいけない物のひとつに「自分とスポンサーとなるパートナーとの関係を示すモノ」があります。そうです、ふたりのプライベートな事実を報告しなければいけないのです! 

移民の多いカナダでは、結婚を偽り永住権を与えることでお金を稼ぐ残念なお話も多いのが現実で、2人の関係の信憑性を高めるために写真、それらにまつわるエピソード、メールのやり取りの記録などの提出が必要です。ただそれらは具体的にどのように提出すれば良いのか明記されておらず、コツはあるものの各個人で出し方が異なるのも現状のようです。そこで本日は、僕たちが「2人の関係を示すモノ」として提出した物とそのまとめ方についてご紹介をしたいと思います!

 

ー「2人の関係を示すモノ」?

そもそもですが、なぜ「2人の関係を示すモノ」が必要なのか。例えば以前に紹介した必要書類「Spouse/Partner Questionnaire (IMM 5490)」にもふたりの関係を確認するパートが設けられています。そこではふたりがいつ、どこで、どうやって知り合ったか、 会えない時のやり取りはどうしているのか、結婚前はどれくらい頻繁に会っていたのか、2人の関係を知る人は誰か、など根掘り葉掘り書かなくてはいけません。ただこれらは文章ですのでいくらでも捏造することは可能です。移民の多い国カナダでは永住権取得のためだけに偽りの結婚までしてしまう輩がいるのも事実。これらのリスクを極力下げるためにも、信憑性のある別のサポート書類が必要になるということですね。ちなみにCICの公式サイトのガイドには「2人の関係を示すモノ」の欄は例として以下のように説明されています。

 

2人がパートナーであることを示す結婚写真

2人で撮った写真(古いものと新しいもの)

・郵便スタンプ付きのカード/手紙

・メール履歴

2人の電話履歴が分かる電話料金の請求書

・送金書

・お互いを訪れたことが分かる航空券などの搭乗券やパスポートの出入国スタンプ

証拠となるモノの例は詳しく書いてくれておりますが、まとめ方の仕様や枚数などは明記されておりません。

 

 

ー僕たちはこうした!

そこで、もちろん全部揃えるのは難しいので僕たちはこの中でも以下に絞って揃えました。

・写真x24(付き合い始めてから時系列で2,3ヵ月ごとの写真、裏に各写真の日付、説明)

・各写真の説明と同様の内容を紙にも時系列で記載

・メール履歴、航空券、ホテルの予約情報を印刷したもの(日付あり)

 

メール履歴、航空券、ホテルの予約情報は写真の時系列と同じ時のモノを選んでいます。例えば、一緒にアイルランドへ旅行をした時の写真を入れているのですが、その時の航空券の予約情報を印刷したものも合わせて揃えています。各写真の背景を補うような構成にしたというわけです。

僕たちは付き合い始めてから約3年が経っているので、さかのぼった情報をしっかり提示すれば疑われるということはないのではと思ってはいるのですが、こればかりは結果が出るまで不安は残ります。

 

ー疑われると面接であんな質問まで!?

ちなみに提出する証拠がふたりの関係を確かめるのに不十分だと判断されると、追加書類だけでなく面接に呼ばれることもあります。2人別室でそれぞれ質問を受け、2人の回答にずれがないか確認をするのだそうです。

ちなみに僕の知人から聞いたところによると、最後にいつ性行為をしたか(!)というようなかなりプライベートな質問まで受けることもあるみたいです……。

「友人にも普通話さない=ふたりしか知らない」という意味で信憑性はかなり高いとは言えますが、逆にそこまでしなければ詐称を防げないという意味で妙にリアリティーがあるなと僕は感じました。

以上、「2人の関係を示すモノ」のご紹介でした。

僕は移民弁護士を通しているわけではないので、こういった書類の提出方法やまとめ方というのは自分たちで調べて行う必要があります。まだ結果が出ているわけではないので正解かどうかまでは分からないのですが、何事もなく審査が進むことを妻とふたりで願っております。

まだまだ僕の長い闘いは続きそうです……。

 


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