賛否両論のマレーシア親子留学9ヵ月。
今思うこと、そしてセブ留学を決断!?
娘の英語力に負けられないママ
マンツーマンレッスンのセブ島に
笑顔泥棒と称して人物などのポートレート撮影を中心に活動する、ママフォトグラファーの須藤夕子さんが、娘と一緒に2015年12月からマレーシアで親子留学しています。そんな須藤夕子さんが、家族は慣れて暮らすこと、子どもの英語力など振り返りながらも、何とセブ島にマンツーマンレッスンを受けるために1週間留学することに! その真相は…?
家族が離れて暮らすこと、子どもはママはどう考えてる?
時々、寂しい顔をして「パパはなんでいないの?」「日本のお友達に会いたい、なんでここの家にいるの?」と答えに困る質問をしてくるのですが、
「すぐに会えるし、こっちにもたくさんセイラちゃんのこと大好きなお友達がいるから、みんなと仲良くして、ママとも楽しいことをたくさんやろうね」と言ってます。
家族が離ればなれに暮らすことについて、他の方からも賛否両論、ご意見を頂きますが、こんな風に考えています。
「寂しいと言う色」も持っていてもいいのではないか? と。
親との時間も長く居れば良いわけでもなく、一緒にいる時にどう関わるか? が問題かなと思います。
理由があって、親と離れて暮らしている人はたくさんいます。「寂しいという色」を持っていることで、相手の気持ちを分かる子になるかもしれませんね。
子どもが成長し、人生のキャンバスを描くには、大人になるまでにたくさんの感情の色を持っていなければいけませんね。
マレーシア ランカウイ島の夕焼け
マレーシアの生活から学ぶこと、娘の成長への影響
日本に帰国して度々感じることは、「子育て」や「育児」という言葉を日本のテレビやメディアではよく使われる言葉ですが、マレーシアで生活をしてみると、4人5人と育てている家族ばかりで、社会全体が子ども達に優しいので、子どもと大人の隔たりがありません。
「子育て」「育児」と言う言葉を使い過ぎることで「→やらなければいけない事→大変な事」になっていっているような。
預け先、お金のこと、他人の目と、どこに行くにも子どもが騒いだらどうしよう、という恐怖感でいっぱいでどこにも外出できない人も多いような気がします。
娘と外出をすると何人もの人が What your name? How old are you? と声をかけてくれ、娘はしっかり答えています。
レストランや公共の乗り物内で話しかけてくれる行為は、ただ興味があるから話しているわけではなく「君はここにいていいんだよ。みんなの宝物 未来人さん」と思ってくれているような気がします。
クアラルンプールでは、英語を学ぶだけでなく、たくさんの人から、子どもにはこんな風に関われば良いんだよ! と言うお手本を見させて貰っていて、日々学ぶことがたくさんあります。
人間は、自分がされたことを次の世代にもやる習性があるので、きっとうちの子どもはここクアラルンプールで大人達にたくさん話しかけられて優しくされているので、大人になった時に同じことをするでしょう。
娘の流暢な英語に置いてきぼりのママ。ついにマンツーマンのセブ島へプチ留学を決意!
娘は私とは、ほとんど日本語でしたが、最近では、おままごとなどの遊びは途中から英語になり、こちらが慌てて冷や汗をかくほど。語学学校にも通ってみたものの、このままダラダラ勉強していてもな〜と、英語力に伸び悩みを感じ、セブの語学学校に10月3日から1週間プチ留学することにしました。
私はマンツーマンレッスンが1日4コマ以上、グループレッスンも含めて合計9コマ、子どもも1日6コマ勉強ができます。そして何と私が勉強中はベビーシッターが付いているという至れりつくせりのプランです。
ママでも勉強に集中できるプチ留学が出来るんですね!! いつかは留学したい、留学したかったけど子どもが産まれてしまったからと諦めていたママ達! ぜひ一緒に勉強しませんか?
娘の英語力、どれだけ上がってきた? ママが時系列で振り返り
2016年3月1日から娘がクアラルンプールの学校に通い出して、早いもので半年が経ちました。
3月からの娘の英語力は日に日に上達しているのが分かる程、上達のスピードが早く、2ヵ月くらいで先生や友達とは英語で話せるようになりました。
クアラルンプールで購入したドリルや日本から持って来たドリルでお勉強しています
2016年3月末
◎ A〜Zまで読み書きができるようになる
◎ 大きいBig 小さいSmall や色、動物が英語で言えるようになる
朝食の風景
2016年4月
◎ボール投げをしていると「ママもっと後ろに下がって!」の後に Move back! Move back!
◎ 数字が1〜20まで英語で読めるようになる、階段も登る時は必ず英語で数えている
◎ サイコロを投げる時に My turn「私の番だよ」英語が出てくる
マレーシア ペナン島で泊まった通称ブルーマンションと呼ばれるチョン ファッツィーマンションと言う宿の階段
ペナン島の世界遺産に登録されているジョージタウンはたくさんのトリックアートがあります
2016年5月
◎日本に帰り、逗子の家の近所を歩いていると猫が出て来て、それまで日本語で話していた娘が
Hello kitty cat! Don’t be shy! Don’t be afraid! Come here! Follow me!! と猫とは英語で話す
日常的に英語が出てくるように
2016年6月
◎英語でお菓子を買いたいとママにお願いをしてくる。Please can I buy this? 仕方なく買ってあげると大きな声で、This is my favorite!!!!
タイのサムイ島に母子ふたり旅行! 象に乗り、象のfavorite foodのバナナをあげました
2016年7月
◎日常生活でも、私が「早く洋服を着なさい」と日本語で言うと、まだ洋服を着たくない、I don’t want to change my clothes.と英語で答える。
お気に入りのワンピースでプリンセスになった気分
2016年8月
◎アイスクリーム屋さんなどで、Can I have an ice cream please. と、自分でオーダーができるようになる
8月31日マレーシアの独立記念日の日は、部屋から夜中0時に打ち上がる花火が見えて驚きました
2016年9月
◎深夜寝ていると寝言でLook at me!!!と叫ぶ。
夢を英語で見ているんだなと分かり、もう言葉に関しては何の心配もなくなりました。日本人のお友達もたくさんいるので、日本語も普通の4歳児と同じレベルで話せています。
娘の英語力はもう大丈夫! 母親の私の英語力が今の問題
娘はセンテンスでしっかり話せるようになってきて、私も負けていられないと、再び英語の学校に通い始めました。
ブキビンタンにあるEnglish Language Companyという学校です。
日本人は少なく、夏休み期間という事もあり、ほとんどがサウジアラビアから来た学生で、1クラスは15人程。
先生は発音が綺麗な中華系マレーシア人。
ただ聞くだけの授業ではなく、とにかく全員に喋らせ、ゲームをして大笑いしながら学びます。テストも毎週あって、9時から4時まで勉強した後も宿題とテスト勉強を続ける生活が1ヵ月と、かなりハードでした。
最後の日の修了証を頂いた時の写真です
プロフィール●須藤夕子(すどうゆうこ)
広告代理店など三年間のOL生活を経てカメラマンへ転身。ポートレート撮影を得意としてリチャードギア、渡辺謙など撮影した著名人は1,000人以上。雑誌、広告などフリーランスフォトグラファーとして活躍。また「笑顔泥棒」と称しパリ、NY、マイアミ、沖縄など世界中の子ども達の笑顔を撮影し個展や写真集などで発表している。産経Expressで土曜隔週「笑顔泥棒 ガールズフォト講座」好評連載中。
写真教室は毎月一回不定期で行っています。Facebook「笑顔泥棒写真倶楽部」からお申し込み下さい。