

“Me time”が人生の質を変える
今スリランカ旅をおすすめする理由
あなたは「自分時間」を持てていますか?
“Me time”とは、読んで字のごとく「自分時間」のこと。仕事に家庭に日々忙しく過ごしていると、自分ひとりの時間を持つのはなかなか難しい。しかしこの「自分時間」を持つか否かによって人生の質はあきらかに変わっていくのだ。
「自分時間」をとるのが難しいという現代人におすすめしたいのが、スリランカのアーユルヴェーダ旅。アーユルヴェーダというと日本ではマッサージの手法のひとつとして知られるが、実はインド・スリランカで生まれた約5000年以上の歴史を持つ世界最古の伝統医学のことなのである。
スリランカではこのアーユルヴェーダを、国をあげて伝承と発展に取り組んでおり、アーユルヴェーダの治療を受けることのできるリゾートホテルがたくさんあるのが特徴だ。
私は去年の年末にこのアーユルヴェーダの施設に1週間ひとりで滞在し、朝から晩までアーユルヴェーダの治療を体験した。早朝に起床し、朝からヨガ、ヘルシーな食事、マッサージ、鍼、瞑想という日々を過ごして体と心の調子が良くなったのはもちろんのこと、今思うと“Me time”をたくさんとることができたのが何よりもよかった。その時書き出した目標や叶えたいことは、奇跡のごとく次々と実現した。
アーユルヴェーダの施設での1日は「本場のアーユルヴェーダを体験」の記事を参考にして欲しいのだが、治療の期間、特にシーロダーラと呼ばれる額にオイルを垂らす治療がある時は、頭には白い布をかぶり、ホテルの外に出ることはできない。(詳しくは「スリランカのシロダーラで昇天」)シーロダーラの施術は2日間に渡り行われ、施術後は日差しや外気にあたらず、部屋で静かに過ごすことが推奨されている。
また、施設には図書館があるので、本を読むこともできるのだが、シロダーラ期間中はこれも禁止。
最初はこの無の時間に戸惑ったのだが、せっかくなのでこの時間を自分との対話にあてることにした。自分に多くの質問を投げかけ、一体自分は何をしたいのか、どう感じているのか、何を楽しいと思い、何を悲しいと思うのか時間を気にせず、焦らずにひとつひとつ質問をしていったのだ。
生まれてこのかた、こんな機会は私の人生にはなかった。常に何かをしていないと不安になり、自分のペースで過ごせていない自分の人生にも気づいた。自分は何をしたいのか、そのためにはどういう決断をしたらいいのかということも分かった。
スリランカを去った後もこの良い余韻は続いた。するべき決断をし、人生は良い方向に進んだ。また、時間をみつけては自分への対話を試みるようになった。
「自分がどういう人間なのか分からない」
「自分が何をしたいのか分からない」
「自分はどうするべきなのか分からない」
という人々にはぜひ、2017年を迎える前にスリランカでこのアーユルヴェーダを体験してみてほしい。
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