Dear B,

Fashion Writer
東京在住のフリーランスファッションライター。国内外のファッションメディアへ寄稿する傍ら、マインドフルネスやビューティの記事も執筆中。「ハッピー&快適」の追求が趣味で、女性を美しく輝かせるもの全般を、無条件に愛している。現在はフリーランスという仕事のおかげで、大好きなビューティフード・ワークアウト・ファッションを思う存分楽しんでいる様子。
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HOW TO
2016.11.28

わたしの職場は地球です!

「フリーランスライター」という生き方

「私の職業はフリーランスライター。パソコンとWi-fiさえあれば、地球上のどこにいてもお仕事ができます。」これを聞いて、あなたはどんなイメージを持ちますか?

大変そう、なんか怪しい、不安定……?

ウンウン。よくわかります。私もこの仕事をする前は、同じことを思っていましたよ。

 

フリーランスライターとは?

 

フリーランスのライターとは、特定の企業や団体に属していない個人事業主 or 個人事業法人のライターのこと。IT化社会の現代では、ライターがデスクに張り付いて執筆する必要がなくなり、パソコンなどのデバイスがあれば、世界中どこでも仕事ができるようになりました。つまり、ハワイのビーチで原稿を書いても良いし、エッフェル塔の下でアイディアを練っても良いということ。フリーランスは働く時間も自由ですから、好きなときに休憩を入れたり、仕事の終了時間を自分で決めることができます。

 

クラウドソーシングサービスとの出会い

 

今でこそフリーランスのライターを名乗っているわたしですが、数ヶ月前までは上記のような働き方を「胡散臭い人がやってる仕事……?」とか「安定してなさそうで恐ろしい」なんて思っていました、笑

2016年の4月、ストレスをこじらせた体調不良によってフルタイムの会社員を辞めたわたしは焦っていました。社会から切り離された不安が襲ってきて、眠れぬ夜を過ごす日々。

早く次の会社決めなきゃと思いつつも、なかなか体調が回復しないので、ネットで求人情報を探しまくっていました。

「まずはコールセンターのアルバイトで社会復帰かしら……?」そんな風に考えていた矢先、フリーランスの仕事を受注できるクラウドソーシングと呼ばれるサービスを発見。ファッションブロガー経験があったわたしは興味本位で自分のプロフィールを登録し、ライターとしてエントリーしたのでした。

 

他人の意見に従っていたら、出会えなかった働き方

 

それから6ヵ月後。なんとわたしは現在4社のクライアントさんとお取引をさせて頂く、フリーランスのライターとして生計を立てています。(あっ、体調もバッチリ回復しています! むしろ以前より良いくらい。)

場所や時間にとらわれずに働いているので、好きな時間にジムへ通ったり、生理が重いときは仕事量を減らしたりと、自分のバイオリズムに合わせた暮らしができています。

職場は、自宅でもあり公園でもあり、カフェでもあります。先日は、ふらっと伊勢へ一人旅。新幹線内でライティングのお仕事をしました。

そしてこのような働き方のことを、遊牧民という意味を込めて「ノマドワーカー」と呼ぶそうです。

フリーランスライターを本業にしようと決めた時、親や世間の人々は「会社勤めの方が安定しているのに、あなたはバカなの!?」とか「もっとまともな仕事をして」と私に言いました。

でも、そのとき彼らの声に従って好きでもない仕事を選んでいたら、今の素敵な生活に出会うことはありませんでした。

もちろん、すべての人にこのような働き方がおすすめとは言いません。フリーランスであることのデメリットは、常について回ります。スケジューリングや営業は自分でこなします。会社員のように収入は安定していません。そのため、それらをはねかえせるメンタルと、仕事の工夫が必要です。

しかしフリーランスという仕事は私にとても合っていて、とてもうまくいっていて、幸せメーターが今人生で初めて、常に80%以上くらい溜まっている状態なのです。

 

まわりに流されないことが大切

 

会社員時代は、フリーランスやノマドワーカーというフレーズを耳にしても、自分には関係のない分野の人の話だと避けていました。

平日の昼から代官山蔦屋でパソコンを開いてなにやら仕事っぽいことをしている方を「……あやしい!」って偏見の眼差しで見ていました。(すみません、笑)

しかし今は、クラウドワーカー・デジタルノマド・フリーランスライターという言葉は私の日常語です。会社員時代と同様の収入があり、尊敬できる同業の先輩や仲間もいます。

私は病気をきっかけに自分が一度まっさらになり、自分のやりたいことに気付けました。

他人の意見や、世間の常識を気にしすぎていると、自分の心の声をかき消してしまいます。何か素敵な可能性を、無意識に削除してしまっている可能性もあります。そしてそれが習慣化すると、自分の心の声がわからなくなってしまいます。

パワハラ・モラハラ・セクハラにブラック企業……。働き方や生き方が根本的に見直されている今だからこそ、「自分の人生は自分で決めよう。自分の仕事も、自分で決めよう。」わたしはいつもわたしに約束しています。そしてこれからも、自分の職場がこの地球すべてだといいなと思っています。

 

 

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