「視聴者を混乱させないようにね」 
英語の広報でどう言う?【184】

会社でイチモク置かれる
ビジネス英語フレーズ

「会社でイチモク置かれるビジネス英語フレーズ」では、ビジネスシーンで使えるフレーズを毎日紹介していきます。ここからの20日間は、広報で使えるフレーズに注目していき、どんな場面で使えるのかを徹底解説! 一緒に覚えておくと便利なフレーズもお届けします。

テレビCMを製作することが決まったら入念な下調べと打ち合わせが必要ですね。 巨額の経費を投じるわけですから失敗はしたくありません。 だからと言って気負うこともないのです。前回のCMはどのようなコンセプトで 作ったのか当時の担当者に尋ねてみるのもよいでしょう。 肩の力を抜いて案ずるより産むがやすしですよ。

 

Please be careful not to drown viewers in too much information.

プリーズ・ビー・ケアフル・ナットゥ・ドゥラウン・ヴューワーズ・イン・トゥ・マッチ・インフォメイション

情報を盛り込みすぎて視聴者を 混乱させないように気を付けて。

 

こんなフレーズ

 

drownは溺れさせるという意味です。not to drown、溺れさせないと言っていますね!? だれを? viewers、視聴者です。in too much information、多すぎる情報のなかで。 整理すると膨大な情報のなかで視聴者を溺れさせないという意味です。 そこに気を付けてということは情報を盛り込みすぎないように絞ってねというわけです。 日本語でも情報の海などと表現することがありますね? 情報が多すぎるということは ある意味情報がないのと同じです。何を選べばよいのかわからなくなって 混乱してしまうのです。CMはたった15秒なのですから。

 

どんな場面で使える?

 

初めてCM製作の担当に抜擢された部下や後輩に自分の経験からアドバイスするときの フレーズです。自社の製品のよいところをあれもこれも盛り込みたい気持ちをこらえて 1つか2つくらいに絞ると焦点が定まって鮮明になるでしょう。 茨城県にある名門私立高校はかつて最低レベルの偏差値の学校でほぼ無名でしたが 野球で名を馳せだれもが知る有名校になりました。その後野球は捨て進学指導に邁進。 今では超の付く進学校になっています。学校にとって野球は有名になるための手段でした。 そのやり方には批判もあるかもしれませんが1つに焦点を当てて有名になるという目的は 果たしたわけです。2兎追うものは1兎をも得ずということなのかもしれませんね。

 

これも一緒に覚えよう

 

To be frank with you, you’ve put in the script too many facts about the product you need people to know.
(はっきり言って商品説明をスクリプトに盛り込みすぎだよ。)


Focusing on an image of the product can stimulate people’s interest to find out more without burdening them with lots of facts.
(商品イメージに焦点を当てれば多くを語らずとも興味を引くことはできると思うよ。)

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