チョコレートを渡すのは日本だけ!?
世界のバレンタインデー10選
もうすぐバレンタインデー! 2月14日、本命の人にチョコをあげる以外に、お世話になった人に義理チョコを渡すという風習は日本独特のカルチャーだって知ってた?世界ではどんなバレンタインデーの風習があるのか紹介するね。
1.アメリカ
アメリカでは愛する人ひとりだけに、カード、バラ、チョコレートなどのお菓子をプレゼントするのが定番で、この日をロマンチックに祝うために、全国でディナーパーティーやダンスパーティーが開かれるよ。パーティー好きな国民性ならではだね。
2.イギリス
バレンタインの日、イギリスでは一輪のバラを男性から愛する女性に渡したり、男性が料理をふるまうという光景がよくみられるよ。また、この日に限っては、匿名で好きな人に手紙を書く主張しすぎないイギリス紳士らしい習慣もあるよ。古くからの伝統を実践している地域では、キャラウェイの種、プラム、レーズンを入れたバレンタイン・パンが焼かれるとか。
3.フランス
フランスのカップルは、手紙やグリーティングカードを交換するのが一般的。世界中にバレンタインデーにカードを贈るようになったのはフランスが起源とされているんだ。1415年にオルレアン公が戦いに敗れてロンドン塔に幽閉されていた妻に「あなたのバレンタイン」というポエムを書いて送ったことがきっかけでカード文化が広まったのよ。
4.イタリア
イタリアのカップルは、ペルジーナ社の(イタリアの食品メーカー)のヘーゼルナッツをチョコレートで包んだお菓子「Baci(バーチ)」を贈り合うのが昔からの定番。バーチは、キッスという意味で、チョコの包み紙には4ヵ国語でロマンチックな愛の名言やことわざが書かれているんだ。
5.スペイン
基本的には他の国と同様、恋人同士でカードや花をプレゼントし合うわ。スペインらしいといえば、美食の国ならではで、素敵なレストランはバレンタインデーの数週間前から予約がいっぱい。マドリードやバルセロナに旅行して、忘れられないバレンタインの思い出を過ごすカップルもいるよ。
6.デンマーク
恋人に花を贈る時、バラよりも「希望」という花言葉のスノードロップという白い花の押し花を贈り合うのがデンマーク流。また、「ゲッケブレウ(騒がしい手紙という意味)」という冗談のポエムを書いた切り絵の手紙を男性から女性に匿名で送り、受け取った女性が差出人を推測できたら4月のイースターでイースターエッグがもらえるというお遊びのゲームをバレンタインの日に楽しむのがこの国独特といえるわ。
7.ロシア
IT大国ロシアでは、オンラインショッピングサイトを通じたプレゼント交換や電子メッセージカードの交換が最近は盛んよ。スマホで撮った写真をフォトストーリーアルバムとして送るのも人気で、これなら私たちも真似できそう! ただ、残念なことに、ロシアのある一部の州では西洋のイベントであるバレンタインが青少年の精神にとって悪影響ということを理由に、バレンタインを祝うイベントを禁止しているところもあるの。
8.韓国
韓国は日本と同様、女性が男性にチョコや花を贈り、ホワイトデーには男性からお返しをするというのが一般的。日本と違うのは、バレンタインデーに縁のなかったシングルの男性は、4月14日に黒い服を着て、真っ黒いソースがかかったジャージャー麺を食べて皆で哀れみを分かち合う「ブラック・デー」があるんだよ。韓国ではこれ以外にも毎月14日に何らかの恋愛にちなんだイベントがあるから、カップルは大忙し。
9.フィリピン
フィリピンが他の国と異なるのは、このバレンタインの日に数千人が結婚すること! 近年、数百ものカップルが一堂に集まって全国のショッピングモールや公共の建物で結婚式を挙げる大規模ウェディングがブームなんだ。2013年には約4,000人のカップルがバレンタインデーに結婚したんだよ。
10.南アフリカ
多くの国では、自分たちの世界でバレンタインデーを完結させるけど、南アフリカの場合は堂々と洋服の袖に好きな人や恋人の名前をピンで留めておくのが伝統的な祝い方。「好きな人とずっと一緒にいられますように」というおまじないの意味がこめられているんだよ。ルペルカーリア祭(結婚の女神ユノと豊穣の神マイアを崇拝する祭り)という古代ローマの風習に由来しているんだ。
バレンタインデーにチョコを渡すのは日本だけじゃないけど、世界では男女の別なく愛する人に気持ちを伝えるロマンチックな日というのは共通しているね。日本と違うのは、どちらかというと「物」よりも「カード」や「言葉」で気持ちを伝えるのを重要視しているのよ。皆も今年は好きな人に素敵なカードを贈ろう!
shares