今ではベッカムも上流階級に!?
英国流、階級とアクセントの関係
日本人の知らない
海外就職で本当に必要なスキル

映画「マイ・フェア・レディ」ではオードリー・ヘップバーンがストーリーを追うごとにトレーニングを積んで下流から上流階級の一員となります。もう60年も前に公開された作品ですが、現代もマイフェアレディたちが身近に存在しています。
ベッカム夫妻もアクセントで階級をあげています。デビットは現役時代は完璧なコックニーだったのに、現在のインタビューを聞いているとまるで別人です。
そしてマドンナもいつしか母国アメリカ発音から英国発音に……。
ロイヤルファミリーとなり、庶民的な発音からRP※(Received Pronunciation)に変えたキャサリン妃と、RP家庭で育ったにもかかわらずなぜか庶民よりなアクセントのウィリアム王子。
今日はあまりオープンに語られない階級とアクセントについてちょっとご紹介いたします。
※クイーンズイングリッシュのこと
ー階級とアクセント
学歴や財産、権力、家系によって分かれる階級。昔のように家系や学歴に関係なく財産を築き上げられる時代になりましたが、階級が存在しないとはいいきれない英国社会。
全ての土地が女王に所有されている国です! (なんと英国以外にも世界中の1/6の土地を所有しているのだとか。)
しかし「階級」というのは、差別に敏感な国イギリスではではなかなか話題にあがらないトピック。現代の英国階級はとても抽象的なものですが、階級につきものである「アクセント」だけは隠すことができません。言ってみればアクセントひとつをうまく操ることができれば、どんな階級にもなりきれるということ。
ー英国の8種類のアクセント
RP、コックニー、南東、南西、中部、北部、ウェールズ、スコットランド。
地域ごとに分かれていますが、ロンドンではRP、コックニーと南東の3種類が話されています。
RPはReceived Pronunciationの略でロイヤルファミリーをはじめ上流階級が使うアクセントのことで、BBCでも用いられています。母音を長く、はっきり発音するのが特徴です。
コックニーはロンドンの下町、労働階級のアクセント。RPとは対極的で、言葉が省略されきちんと発音せず早口なので下品とも言われます。
自分のルーツと違うコミュニティの中へ入りたいという気持ちの表れなのか、または階級違いの人と一緒にいると自然とそうなってしまうのか、アクセントを変える人は多く存在しています。
かという私も秘書の頃はRPを偽っていました。上品な英語を使ったほうが人が動いてくれると頭のどこかで思っていたのかもしれないですね。
ーアクセントよりも言葉遣い
アクセントでさまざまな階級を演じることができると話してきましたが、本当に「階級」がでるのは言葉遣いやマナーです。アクセントよりも言葉遣いが、人格がしめします。
コックニーのアクセントでも言葉のセンスがある人。上品な発音なのに下品な言葉を選ぶ人。
どんなアクセントにもカバーできないのがこの人格であり人柄です。
さて、今日はどんな階級になりきろうか……!? 笑
伊勢 音亜(いせ・おとあ)
英国在住暦20年。社会人暦10年のうち、9ヵ月を日系イベントのプロジェクトマネジャー、1年はamazon社で翻訳、トータルの8年ちょっとを元コンサルタントの英国起業家のもとでしごかれる。VC、スタートアップ、飲食業界、ブランディングなど幅広い業界にて幅広い人材と幅広い経験を持つ。現在は英国LEON社にてエンゲージメントを担当。
人を動かす英語術」紹介しているブログもチェック→ http://ameblo.jp/otoa-ise/