「課題は性能向上を数値化することです」
エンジニア英語でどう言う?【214】

会社でイチモク置かれる
ビジネス英語フレーズ

「甘~い! まるでメロンみたいに甘いですね」 グルメ番組でレポーターが野菜の味をそんな風に表現していました。そんな抽象的な表現ではなく糖度で伝えてほしいと思ったことはありませんか?

 

The subject is to quantify the performance gains.

ザ・サブジェクト・イズ・トゥ・クウォンティファイ・パフォーマンス・ゲインズ

今後の課題は性能向上を数値化することですね。

 

こんなフレーズ

 

quantifyは量や数を計って何らかの判断材料にする(measure or judge the amount or number of something)という意味です。つまり数値化するということ。performanceは 性能、gainは増加する、上昇するという意味ですからperformance gainで性能向上 ということになります。グルメ・レポーターならメロンみたいな甘さと表現すればよいですがと言うよりそのほうが好印象ですがエンジニアリングの世界ではそうはいきませんね。

 

どんな場面で使える?

 

画期的な開発をしたときなどエンジニアとして講演する機会が訪れるかもしれません。そんなときに使えるフレーズです。あるいは上司や取引先に開発成果を伝える場面で 生かせそうです。例えば自衛隊や介護の現場などでの活用が期待されるパワード・スーツは 改良が重ねられ機能が格段に向上していますがそれを具体的に証明するには数値化する 必要がありますし数値がなければさらなる改良もどうしてよいやら困ってしまいます。 理論上の数値を実測にするため開発研究は日々続けられているのです。

 

これも一緒に覚えよう

 

Sports engineering covers a broad church of activity.
(スポーツ工学はさまざまな分野の活動が生かされています。)

Do you know Nishikori’s recently started to use his new racket? To design it, material science, medical physics and other fields have been applied.
(錦織選手がラケットを変えたことをご存知でしょうか? 素材科学や医療物理学などの知識も動員して設計されている画期的なものなんです。)

最新の連載をメールでお知らせ

メールアドレス:

「ビジネス英語フレーズ100」連載記事一覧 連載トップへ

続きを見る >>

おすすめ記事