

英語学習したい人必見の海外ドラマ
『ブラックリスト』(警察ドラマ編)
ジェームズ・スペイダーの最新作『ブラックリスト』
「海外ドラマを観て英語学習したい!」と思っているみなさんに、編集部オススメの海外ドラマを、毎回ジャンルを変えて紹介していきます。また、そのジャンルでよく耳にする単語例文なども併せて紹介しますので、リスニングに役立ててください。
今回はスーパー!ドラマTVにて、毎週火曜22:00より放送中の、『ブラックリスト』をセレクトしました。
「犯罪コンシェルジュ」と呼ばれる、FBIの10大指名手配者の一人であるレイモンド・レディントン(通称:レッド)が、突如FBIに出頭。レッドは犯罪者逮捕の協力をするかわり、FBIの窓口として新米捜査官のエリザベス・キーンを指名した。錯綜するFBIだが、レッドが情報提供した誘拐事件解決のため、彼の条件を受け入れここの奇妙なパートナー関係が構築されるのであった。
“Speak only Elizabeth Keen”「エリザベス・キーンとしか話さない」と高圧的かつ印象的なセリフでスタートした『ブラックリスト』。視聴率低迷=即打ち切り……という、アメリカのドラマ事情において、放送開始後にすぐにシーズン2制作が決定した超人気作です。
見どころは、なんといってもレッドの自由奔放なスタイル。「超」がつく凶悪犯以外は「知ったことではない」とガン無視決め込みますし、FBIに協力しつつも裏では犯罪者に武器を売りつけています。さらに、潜入捜査協力中に自分やキーンの身が危ないとなれば、敵の技術者をあっさり射殺。キーンを拉致した誘拐犯などは、犯人が用意していた薬品で殺してしまいます。
また、なぜ自分が指名されたかわからぬまま捜査協力するキーンの身辺も、不穏な影がちらつきます。自宅を清掃中に夫が隠したと思われる木箱を発見。そこには、拳銃だけでなく偽造と思われる複数のパスポートを見つけるのです。頭では「レッドのワナではないか?」と疑うものの、キーンは拳銃の弾道検査をするなど裏で捜査を始めます。
最大の謎は「なぜレッドはキーンを指名したのか?」です。キーンの父親が関係しているようなことをほのめかしますが、多くは謎に包まれたまま物語は進行します。ですが、これは、ほんの序の口。プロデューサー兼、脚本家であるジョン・ボーケンキャンプは、「視聴者が『話が見えてきたな』と思ったら、足元をすくうようにその予想を裏切りたいんだ」と語っています。これは、期待できますね。
ちなみに、サブタイトルの原題には、1話以外ナンバーがついていて、どうやらブラックリストの番号を意味しているようです。4話で161までカウントされているので、いったい何人の犯罪者がリストアップされているのか気になるところです。
◆ 『ブラックリスト』:キャスト
レイモンド・レディントン(左) エリザベス・キーン(右)
トム・キーン(左) ドナルド・レスラー(中) ハロルド・クーパー(右)
演じるのは、海外ドラマファンにはテレビ『ボストンリーガル』でおなじみのジェームズ・スペイダー。本作でも『ボストンリーガル』のアラン役を彷彿させるウイットに富んだセリフ回しは健在で、もしかしたら名物となった長セリフに突入するのでは? と思うこともしばしばです。
メーガン・ブーンは、これまでテレビ『LAW & ORDER: LA』でローレン・スタントン地方検事補役などサブキャラクターが多く、メインキャストとしての初キャリアとなります。実力は俳優に囲まれて、どのような演技をしていくのか楽しみです。
ディエゴ・クラテンホフは、映画『パシフィック・リム』で怪獣に殺される主人公の兄を演じたほか、海外ドラマファンにはテレビ『HOMELAND』でなじみの俳優ですね。
映画『マトリックス』シリーズに出演するベテラン俳優。テレビ『ドール』でも刑事役を演じていました。
テレビ『新ビバリーヒルズ青春白書』の第二シーズより、ライアン役で登場したライアン・エッゴールド。尊敬するジェームズ・スペイダーとの共演で、改めて彼に心酔したとのことです。
●そのほか 上記したキャスト以外に、CIAの捜査官役で、テレビ『ER』でニーラ役を演じたパーミンダ・ナーグラが出演しています。また、ゲストも多彩で、映画『ブルーベルベット』のイザベラ・ロッセリーニ、テレビ『プリズン・ブレイク』のロバート・ネッパーなどが、次々と登場。今後、どんな大物ゲストが登場するのか、ついつい期待しちゃいますね。
(c) 2013 Sony Pictures Television Inc. and Open 4 Business Productions LLC. All Rights Reserved.
▶▶▶▶ブラックリストがもっと面白くなる!簡単な英語を覚えよう!
shares