スノーデンがトランプへのギフトとして
ロシアからアメリカに送り返される!?
2016年にアメリカで公開された映画『スノーデン』にも描かれたエドワード・スノーデン。この映画は2013年6月に当時29歳だった彼がCIAの機密情報を『ガーディアン』誌にリークした事件を描いているわ。
1、映画にもなっているエドワード・スノーデンってどんな人?
スノーデンはもともとCIAの局員として働き、暗号や盗聴を専門とするアメリカ国家安全保障局(NSA)に属するコンピュータセキュリティのプロエリートで、CIAがテロ対策のために行っていた“違法な情報監視&情報収集の手口”をマスコミに内部告発して問題視された人物。『インターネット・クロニクル』というサイトに7,000件以上の機密文書を公開したものの、この数は全体の1%にも満たないとも言われているの。政府関係者以外にはヒーロー扱いされていて、ある種、ウィキリークスのジュリアン・アサンジと似たような立場の人といっていいかも。
2、アメリカは日本でもスパイ行為をしていた!?
NSAがPRISMというネットワークを使ってアップル、Google、Yahoo、Facebookなどのデータべースにアクセスし、日本人の個人情報を共有しているとスノーデンは曝露し危険なサービスと指摘したんだ。いくらテロ対策だからといって個人情報を見ていいのか?とわれわれ国民は思うのが普通だけど、当時“スノーデン事件”として問題になった時に、日本の政府は反発や抗議をすることはなかったんだ。
3、スノーデンがリークしたアメリカの機密情報
・アメリカが世界中の市民のチャット、メール、電話記録を盗聴
・クレジットカード情報など経済ネットワークを監視
・NSAによるスパイチーム施設が世界80ヵ所にある
・地球の地下に人類よりさらに知的な地底人がいる
・アメリカ政府はトールホワイト(背の高い白い宇宙人)というエイリアンが働いている。つまり、異星人のトールホワイトが大統領を操っている
4、今スノーデンはどこにいる?
機密情報150万件のファイルをダウンロードしてハワイから香港に赴き、ジャーナリストに情報を手渡したあと、アメリカ司法当局によって逮捕命令を受けたスノーデンは亡命を考えていた時にロシアが手をひいてモスクワへの滞在が許されたわ。その時、秘密の情報と引き換えに保護したとも噂されたけど、それ以降現在もロシアに暮らしているとのこと。
5、スノーデンがロシアからアメリカに引き渡される!?
プーチン大統領周辺によれば、スノーデンをセキュリティーアドバイザー役としてアメリカに贈ることにより、トランプに対するプーチンの立ち位置が向上し、ロシアにとって米露関係改善を達成できると考えているの。また、ロシアがスノーデンを見放すことによってスノーデンがロシアでスパイ行為を行っていたわけではないことを世界に証明できるのも好都合なんだ。ただ、張本人のスノーデンはアメリカに戻ったら捕まるんじゃないかと戦々恐々としているんだ。
まるで映画のような話だけど、スノーデンの勇気あるリークには驚きが隠せないね。この事実を鑑みると、アメリカ政府にしてみれば、私たち日本人がマイナンバーで個人情報が洩れるって騒いでいるのは失笑ものかもしれないね。
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