JuliaとDianのLINEで英会話
Vol.3「彼、最低じゃん」
「LINE」でホワイトデートーク
~He is such a jerk!!~

英会話の練習におすすめしたいのが「LINE」で英語のメッセージ交換。テンポよく会話がすすめられる「LINE」は、英語で切り返す力を養うのに最適です。この特集では編集部オリジナルキャラのネイティブスピーカーJuliaとDianが覚えておくと便利なイディオムや、ネイティブならではの言い回しをシチュエーション別に「LINE」で再現します。前回はバレンタインを控え、お菓子作り未経験のDianが「Would you mind V-ing」という表現を使って、Juliaにお手伝いを懇願した「バレンタイントーク」をご紹介しました。果たしてDianの意中の彼はチョコレートに満足してくれたのでしょうか? 今回は「LINE」でホワイトデートークをお届けします。
これまでのストーリー
Juliaにチョコ作りを手伝ってもらい、クラブで出会った意中の彼にバレンタインギフトを無事に渡すことができたDian。彼の反応も上々で、ひと安心。そして、今回は待ちに待ったホワイトデー。当日は忙しくて会えないという彼にもらったホワイトデーギフトは1輪の白いチューリップ。果たしてこの意味は……?
本日の先生:Dian
Dian: Julia, Thank you for helping me out on the valentines’ day.
「ジュリア、バレンタインは手伝ってくれてありがとう」
❶Help out(助ける)
helpのphrasal verb(熟語)バージョンがHelp outね。意味自体に大きな違いはないけど、私たちのネイティブの会話ではこのHelp outがよく出てくるのよ。こなれた英語を使いたいなら要チェックよ。
Julia: Oh how was that?
「あら、どうだった?」
Dian: It was pretty good. He was kind of amazed of my valentines’ gift.
「なかなか良かったわよ。彼、バレンタインギフトに感動してた」
➋pretty 形容詞(かなり)
prettyはすべて「かわいい」だと思ったら大間違いよ。prettyは、形容詞としては「かわいい」だけど、副詞としては「かなり」という意味があるの。‟very”とか‟cool”がこれに近いわね。「こなれ英語」を目指しているあんたには要暗記よ。
Ex. He is a pretty cool.(彼かなりイケてるわよ)
Julia: Oh that’s good.
「それはよかった」
Dian: Thanks to you. You know, I just got an early white day present.
「あなたのおかげよ。それでね、ホワイトデーのプレゼントを早めにもらったの」
Julia: Come to think of it, it is the white day today. Do you have any plan to meet him?
「そういえば今日ホワイトデーじゃない。彼に会うつもりなの?」
❸Come to think of it(そういえば、考えてみたら)
これはWhen I come to think of itの省略形ね。「それについて考えてみれば」=「そういえば」ということよね。Juliaは、今日がホワイトデーだとすっかり忘れていたみたいね。
他にはこういう感じで使ってみたらどう?
Come to think of it, I haven’t eaten anything all day.
(そういえば今日1日何も食べてなかった)
Come to think of it, It’s been 10 years since we met.
(考えてみたら、もう出会って10年たつね)
Dian: I don’t think so. He said he is busy today. That’s why he gave me a present beforehand. Actually, he gave me a white tulip. Is there any special meaning?
「会わないと思う。彼、忙しいんだって、だから先にプレゼントくれたんだと思うの。彼ね、白いチューリップをくれたのよ。これってどういう意味だと思う?」
Julia: White tulip? OMG. In the language of flowers, that means a broken heart.
「白いチューリップ?あら、それ花言葉で失恋って意味よね」
Dian: Seriously? That’s so mean!!
「まじ?それってひどい」
❹Seriously?(まじで?)
英語を勉強している日本人が耳につくほど繰り返す言葉が‟really?”(ほんと?)なのよね。たぶん相槌感覚で使っているんでしょうけど、あんまり‟really?”って繰り返されると「なんも知らないのね、どんだけ従順なのよあんた」って思うわよ。‟really?”よりも驚きの度合いが高いのがこの‟seriously?”よ。日本語で言うと「まじで?」っていうところかしらね。2回のうち1回はこっちを使ってみたらどう?
Julia: He is such a jerk!!
「彼、最低じゃん」

❺He is such a jerk!!(彼、最悪じゃん)これは女子が(わたしみたいな心が女子も含めてね)ムカつく男に対して使う表現よ。Sex and the cityとか観てると4人の会話でよく耳にするわよ。ガールズトーク頻出用語だからこれも暗記ね♡
紹介したポイント5つをしっかりおさえて、JuliaとDianのように早速LINEで試してみてね♪
イラスト/間殿彩 構成・文/高石真帆(編集部)