

日本は意外に○位だった!!
世界の残業時間ランキング
もうすぐ新年度。Dear B,の読者のなかには就職する子や転職する子も多いのでは? 日本は労働時間が多くて有給もとりにくく、今から憂鬱かもしれないけど頑張ろうね! ふと、世界の労働時間が気になって調べた、CNNが発表した労働時間ランキングを紹介するね。
労働時間が長い国トップ5
1、メキシコ 1週間あたりの平均労働時間→45時間
メキシコはOECD所属国のなかで給料が最も低い水準にあるため、残業をしてお金を稼ぐ必要があるの。悲しいことに、アメリカ人労働者よりも1年間に520時間も多く働いているのに、メキシコ人が得られる賃金は5分の1未満なのよ。
2、チリ 1週間あたりの平均労働時間→43時間
格差は先進国の中でもトップクラスで、人口の上位20%は年間約31,000ドルで生活している一方、下位20%は年間約2400ドル以下で生活しているの。
3、韓国 1週間あたりの平均労働時間→42時間
韓国はアジアの中では最も労働時間が多いわ。そのため、男性の家事参加率が最低で、女性に負担がかかっているのが最近は問題になっているとか。韓国は学歴主義でもあるため仕事もバリバリ頑張るのね。
4、エストニア 1週間あたりの平均労働時間→41時間
エストニアは他のヨーロッパ諸国に比べて最低賃金が安く、長期にわたって失業している人も多いの。そのため職を求めて国外に移住する人が近年増えているんだ。
5、ロシア 1週間あたりの平均労働時間→40時間
ロシアではパートタイムの職につくのは珍しく、パートタイム勤務の人は国民の約5%なんだ。そのため、労働時間が必然的に高くなるの。ただ、労働法で祝日に加えて年28日間の有給が認められているからまともだよね。
労働時間が短い国トップ5(対象は先進国)
1、オランダ 1週間あたりの平均労働時間→29時間
オランダは特にワーキングマザーに優しい国として有名で、週4日勤務が標準的。先進国のなかでも労働時間の短さはトップなんだ。2000年に制定されたオランダの法律により、国民はみなパートタイム労働へ短縮する権利を有するのよ。
2、デンマーク 1週間あたりの平均労働時間→33時間
デンマークのすごいところは毎年、少なくとも5週間の有給休暇を取る権利があるのよ。また失業した時には、給付金を最低2年間もらうことができるの。ゆっくり仕事探しができるんだ。
2、ノルウェー 1週間あたりの平均労働時間→33時間
ノルウェーの労働法は世界で最も寛大で、幼い子どもがいる両親には労働時間を短縮する権利を認めているの。そのため、子どものいる女性の間ではパートタイムの仕事が一般的なんだよ。出産休暇の時はこれまでの給料の全額を43週間支払ってもらえるんだ。
3、アイルランド 1週間あたりの平均労働時間→34時間
かつてアイルランドは労働時間が長かったんだけど、雇用市場の低迷のためにパートタイム労働者が増えているのが労働時間の短さの一因。仕方なく労働時間が減っているという印象ね。
4、ドイツ 1週間あたりの平均労働時間→35時間
労働時間は短いのに生産性が高いといえるのがドイツの特徴。勤勉な国だから、仕事中は自分の仕事だけに集中するので短い労働時間でも成果を出せるの。勤務時間中に私用メールやFacebookをみるようなことはしないよ。
他国と比べた日本は?
1週間あたりの平均労働時間→36時間
日本は労働時間の多い国9位に位置しているよ。日本は世界の中でも昔から勤勉の国として知られ、残業が多かったり、有給がとれない等のイメージがあるよね。また、「過労死」という言葉がそのまま外国で使われているんだ。最近になって、“プレミアムフライデー”などを政府が打ち出したけど、その効果はイマイチ。日本はまだまだワークライフバランスに優れているとは到底言えない状況よ。ただ、パートの仕事や在宅勤務の仕事もそれなりにあって、フレキシブルな働き方があるのは日本の良いところかもね。
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