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2017.07.23

オーストラリア旅行の際は絶対に食べたい

おいしいオーストラリア料理10選

海外旅行にでかけたら現地の料理を食べよう

世界料理図鑑Vol.4 オーストラリア料理

海外旅行で景色や観光スポット同じくらい楽しみなのが"食"ですよね。世界には日本では見かけることのできない驚きと発見のある食で溢れています。せっかく飛行機に乗ってでかけるのなら、現地の料理を思い存分楽しんでみませんか? 世界料理図鑑は、その名のごとく世界各国の名物料理を紹介していく連載です。

海外旅行の際に「この国の名物料理って何があるんだろう」そう思った時は、ぜひこの連載を参考にしてみてください。

 

ベジマイトのトースト Vegemite Toast

「ベジマイト」は褐色のペーストで、市販品です。オーストラリアで生まれ育った人々は大人も子供も大好物です。薄切りにした食パンをトーストしてバターを塗り、その上にベジマイトを塗って食べます。クラッカーに塗ることもあります。

長年イギリスの植民地であり、世界各国からの移民によって作り上げられてきた歴史の新しい国であるオーストラリアには、この国で生まれた料理はあまりないのですが、この「ベジマイト」だけはオーストラリア独自のものであると、食を語るときに必ず話題にのぼります。

実際には、イギリスで食されているビールの酒粕が原料の食品「マーマイト」が第一次世界大戦の影響でオーストラリアに入って来なくなったときに、この国で似たものを作りたいと開発されたものだそうです。イギリスの製法同様、ビール醸造の副生成物です。

一見するとチョコレートスプレッドのようでもあるのですが、そう予想して食べると大変! 独特の発酵臭があり塩辛いのでびっくりします。たいていの日本人は、残念ですがこの味、受け入れられないと思います。

 

 

フィッシュアンドチップス Fish and Chips

LearningLark

白身魚のフライとフライドポテトを盛り合わせたものです。魚の衣は厚め、フライドポテトは太めで中がホクホクに仕上がっているものが多いです。

モルトビネガーと呼ばれる酢をふりかけて食べるのが一般的ですが、ケチャップやタルタルソース、レモンを絞って食べる場合も多いです。

オーストラリア国内にはこの料理を看板にしているレストランもたくさんあり、ファーストフードの軽食としても主食としても頻繁に気軽に食されている、オーストラリアの人々にとってなくてはならない料理です。

当然ですが揚げたてがおいしく、出てきた量の多さに最初驚いても、酢の酸味などでさっぱりとして食べやすいため、けっこう食べ切れてしまいます。

もともとこの料理は、イギリスの代表的な料理でもあります。イギリスの植民地時代にイギリス人が持ち込んだものがそのままこの地に定着したものであるとされています。

 

 

ミートパイMeat Pie

Peter Halasz

こちらも元はイギリスのものですが、オーストラリアの食としては外せない、たいへん人気の高い料理です。直径10cmほどのサイズで、パイ生地は、クッキー生地に近いどっしりとしたものでペイストリーとも呼ばれています。中のフィリングは牛肉とグレイビーソースのシチューのようなものがまずは基本で、最近はホワイトソースや鶏肉を使ったもの、カレー風味のものもあります。肉が入らずきのこなどが使われて、ベジタリアン仕様になっているのものもあります。

 

 

バーベキュー BBQ

Michael Stout

「オージービーフ」の国オーストラリアでは、もちろん牛肉は身近な食材でよく食べられています。中でもオーストラリアの人々が好きなのは、バーベキュー。

いまや、習慣を超えて文化であるとも言われています。

各家庭で各自バーベキューセット一式を持っていて、庭でバーベキューを楽しむというのはごく日常の風景。

特別なイベントというわけではなく調理を外で行うだけで、家庭料理メニューになっているほど身近なものです。

赤みの牛肉が最も好まれていて、ラムやソーセージなども人気があります。味付けは塩が基本ですが、さまざまな市販ソースやハーブを使うなど楽しみ方は各家庭でさまざまです。なお、肉を焼くのは一般的に男性の役目です。

 

バラマンディ Barramundi

オーストラリアならではの魚料理と言えば、先住民アボリジニが「神の魚」と呼んだ巨大魚「バラマンディ」です。スズキに似た白身の魚で、くせがなくさっぱりとしており、どんな調理方法や味付けでもおいしく食べられます。

お洒落なカフェやレストランで、バラマンディの料理をオーダーすると、皮は香ばしくクリスピーに、身はふわふわに仕上げられ、付け合わせの野菜やソースとともに美しく盛り付けられたバラマンディ料理を味わうことができます。

なお、フィッシュ&チップスのフライもバラマンディであることが多いです。

 

 

パスティPasty

イギリスのコーンウォール地方の名物料理が、イギリス統治下にあった時代にオーストラリアに伝わったもののひとつで、ミートパイと並んで地元で人気がある料理です。

写真のパスティは、外側の生地はミートパイとほぼ同じものです。中身はひき肉、じゃがいも、玉ねぎ、人参などでした。さまざまな形、フィリングのパスティが存在しますが、半月型をしているのは、イギリス「コーニッシュ・パスティ」の本式の作り方を受け継いでいるものということだそうです。

 

 

マカデミア・ナッツ Macadamia Nuts

いまや行き先問わず「海外旅行のお土産」の定番になっているマカデミアナッツチョコですが、ナッツの原産はオーストラリアです。こちらもアボリジニから伝わる数少ない食材のひとつでもあります。

高級ナッツとして、お土産品としても常に人気のあるマカデミアナッツ。メルボルンの市場、クイーン・ビクトリア・マーケットにはマカデミア・ナッツ専門店があり、キレイな真ん丸の最高品質のナッツが大袋入りで安く売られています。塩味だけでなくさまざまなフレーバーが工夫されているのも、マカデミア・ナッツの特徴。この市場のお店には、メルボルン近郊の特産品であるアワビの味付けをしたナッツもあります。日本にお土産にすると確実に喜ばれる味です。

なお近年、オーストラリアには「ネイティブ・オーストラリア料理」という新しいジャンルの料理が登場しました。栄養学的にも優れていることで注目を集める、アボリジニから伝わったオーストラリアならでは食材を多用し、見た目もアート作品のように美しく仕上げられた料理が人気を集めています。マカデミア・ナッツも、これらの料理の中で香ばしいトッピングに使われたり、食感のアクセントになったりと、効果的に使用されています。

 

 

アンザック・ビスケット Anzac biscuits

Tristan Ferne

オーストラリアのお土産品としてもおなじみになりつつある「アンザック・ビスケット」は、オーツ麦がたっぷり入ったざくざくした食感で、日常的に食されている素朴なお菓子のひとつです。

「アンザックANSAC」とはオーストラリアとニュージーランドの連合軍の名称です。第一次世界大戦中、オーストラリア兵の妻たちが遠い外国で戦う夫を案じて、日持ちがする栄養豊富な材料でこのビスケットを作り、戦地へ送っていたところからついた名前だそうです。

他の国にもオートミール入りクッキーはありますが、このビスケットだけの特徴は「ゴールデン・シロップ」という、オーストラリア産のさとうきびから作られるシロップを使うことです。。風味豊かに仕上がる重要な材料です。

食感がよく、食べ始めると止まりません。栄養バランスも良いのですがカロリーも高いので、食べすぎには要注意のビスケットです。

 

 

パブロバ Pavlova

卵白と砂糖を固く泡立てたメレンゲ生地をオーブンで焼いたものに、生クリームといちごなどのフルーツをたっぷり載せたもので、オーストラリアとニュージーランドで食されているスイーツです。家庭でもよく作られていて、ホリデーシーズンにも登場する特別なお菓子でもあります。

「パブロバ」は、ロシアの有名なバレリーナAnna Pavlova(アンナ・パブロバ)が1926年にオーストラリアとニュージーランドを公演で訪れた際に、彼女にちなんで作られて食されたことからついた名前です。バレエの衣装をイメージして、真っ白で繊細なメレンゲとクリームを使ったお菓子が考案されたのだそうです。

オーストラリアとニュージーランド両国で「発祥はこっちだ」と議論になることもたびたびあるようです。

メレンゲ生地は外側がさっくりと焼き上がっているのですが、砂糖が大量に入るのでこれ自体はたいへん甘いです。しかしその上には砂糖が入らない生クリームがたっぷりと使われ、さらに生のフルーツの自然な甘さと一体化すると、直接感じる甘さは気にならず、軽くて不思議な食感です。

 

 

スコーン Scone

小麦粉、生クリーム、牛乳を混ぜ、こねずにさっとまとめて丸い型で抜き、オーブンで焼くだけで簡単にできるスコーンは、できたてが最高です。

イギリスから伝わったものですが、オーストラリアのティータイムには欠かせないもので、朝食にも登場することがあります。カフェのメニューにあるほか、家庭でもよく作られて食されています。

ジャムとクロテッド・クリームをたっぷりのせていただきます。クロテッド・クリームは生クリームとバターの中間のような、濃いミルクの風味がありつつ口に入れるとふわっと溶けてなくなるおいしいクリームで、スコーンのおいしさが引き立ちます。

 

TAG: TREND  |  FOOD
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