毎日Eトレ!【490】人種差別主義には反対です

日常会話
時事のフレーズ

英語でこれって何て言うんだろう? そんな疑問に思う瞬間、ありますよね。毎日Eトレ!では日常で使えるフレーズをテーマごとに紹介して解説します。またこの他にもこう言える、というバリエーションも紹介するので早速会話でしゃべって使えるようになりましょう。

 

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I stand against all racism.

人種差別主義には反対です

 

「差別」もニュアンスによっていろんな使い分けがある

今日は9月11日です。アメリカでは16年前の今日、歴史的なことが起こりましたね。それとは関係はないのですが、今年大統領が変わってから人種問題についていろいろと考えさせられることが増えたように感じます。

英語を勉強している人にとっては、国、文化や人種の話題に触れることはよくあることなので、今日はテーマに上げてみました。

まずこちらの、メインの会話例で出したracism(ゥレイスィズム)というのは「人種差別主義」という意味です。raceが「(肌の色などを元に区別された)人種」という意味です。単語の終わりがsmで終わるということは、「○○主義」という意味になります。例えば、perfectionism「完璧主義」です。このようにraceとsmが組み合わさると、racism「人種差別主義」になります。

このほかに人種差別をする人のことは、racist「人種差別主義者」と言い、この言葉は、注意しているとかなり耳にすることがあると思います。ニュースやゴシップネタでも、政治家やセレブの発言があれば、「人種差別主義者的な発言だ」と取り上げられることはよくあります。

stand against「反対する」という意味になるのですが、ニュアンスとしては、「立ち向かって反対」している印象が強くなります。自分の意見や意志がしっかりある前提であることが多いでしょう。

 

 

一緒に覚えよう! 他の言い方・関連表現

Some people still have prejudice.
人によってはまだ偏見があります

▶prejudiceも人種問題でよく出てくる言葉です。単語を分けるとするとpre-judice(judge)で、「前もってジャッジ」つまりは「先入観」や「偏見」という意味になります。人種や宗教で人を見てしまうということですね。

 

We still have discrimination issue in Japan.
日本にもまだ差別問題はあります

▶日本にも残念ながら差別問題はあるでしょう。肌の色などに基づく人種差別は他国に比べて少ないとしても、同じアジア人に対してや、性別や、外見などの体の特徴、などの差別は悲しいことに存在します。

discriminationという単語はそういった広い意味での「差別」になります。racismとは違い、人種に限らないということです。ニュアンスとして見下しているような響きがします。

日本にいたときには気づかなかったことが、海外に長くいて見えるようになってしまいました。どうか、差別はなくなってもらいたいです。

 

 

ライタープロフィール●Yukari Weber

英語を母国語としない人向けの英語教授法の資格TESOL取得し、英語コーチとして大人からのやり直し英語、親子で楽しむバイリンガル子育てをサポート。自身のアメリカ留学、アメリカ人との国際結婚、二児のバイリンガル子育てなどのアメリカ実生活を通して、教科書からは学べないリアルな英語や文化の違いを伝えるとともに、学習者や海外在住者のストレスをなくし、楽しい生活を応援して行くことをミッションとしている。お笑い好き。

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