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HOW TO
2017.09.22

ワーキングスタイルの新しい形!

JALが導入した「ワーケーション」とは

ワーキングスタイルが多様化している現在、大手航空会社・JALが導入した「ワーケーション」が話題になっています。ワーケーションとはどのようなワーキングスタイルなのでしょうか?ここでは、ワーケーションについてご紹介したいと思います。

ワーケーションとは?

 

「ワーケーション」とは、「ワーク」と「バケーション」を合わせた言葉です。つまり「仕事」と「休暇」を合わせた制度ということですね。

ちょっとイメージしにくいかもしれませんが、簡単にいうと「休暇を楽しみながら仕事をすることができる」制度が、ワーケーションなのです。

しかしワーケーションは、休暇を楽しみつつ仕事ができるといっても、ワーキングスタイルのひとつなので、あくまで仕事が優先となります。

 

<ワーケーション中の生活スタイルの例>

 

日中・・・仕事をする

早朝や昼休み、夜間、週末・・・滞在先でレジャーを楽しむ

 

つまり、通勤時間帯や昼休み、週末といった、仕事に関わらない時間をレジャーなどに当てられるのですね。このワーケーションは、海外の企業が次々と導入したことから、広く知れ渡るようになりました。今は日本の企業でも採用し始めているところもあるほど、現代の新しいワーキングスタイルとして注目を集めているのです。

 

 

デジタルノマドやリモートワークとの違い

 

現代の新しいワーキングスタイルには他に、「デジタルノマド」や「リモートワーク」というものがありますよね。では、ワーケーションは、このふたつのワーキングスタイルとは何が違うのでしょうか?ワーケーションと比較して見てみましょう。 

ワーケーション デジタルノマド リモートワーク
雇用形態 正社員 フリーランス(契約社員) 正社員/契約社員
働ける場所

場所は問わない

(旅先や帰省先など)

旅先など 自宅や会社が認めた場所
勤務時間
企業の就業時間 好きなときに働ける 企業により規則が異なる
休暇
企業の就業規則による 好きなときに休める 企業の就業規則による
給与
所属企業から支給される 働いた分報酬を得られる 所属企業支給される

 

ワーケーションとリモートワークは、企業が取り入れているワーキングスタイルであることがわかりますね。このため、勤務時間などは企業の就業規則に従う必要が出てきます。

一方デジタルノマドは、企業に所属せず、フリーランスで働きながら旅をするというスタイルの人が多いです。こういった人は勤務時間などの制約はないため、3つのワーキングスタイルの中では、自由度が高いといってもいいかもしれません。リモートワークのスタイルで働いているけれど、自身をデジタルノマドと称する人もいます。

 

 

ワーケーションが盛んな国

 

ワーケーションが盛んな地域は、欧米のようです。特に、アメリカを中心に広まっているといわれています。意外かもしれませんが、アメリカ人は休暇を取っても仕事をする人が多いとのこと。また、仕事を優先するあまり、休暇を取得しない人も増えているのだとか。この状況が増加していることから、レジャーを楽しみつつも給与の出る仕事ができるワーケーションを積極的に導入しているといわれています。

ワーケーションは「休暇中なのに、仕事に関する電話やメール対応に追われている」という感覚を取り除くことができ、リラックスした気持ちで仕事と休暇を楽しむことができる制度なのかもしれません。

 

 

ワーケーションを導入している企業

 

 

JAL

 

20177月からワーケーションを導入したのが大手航空会社・JALです。

JALの従業員は、毎年78月の間に、最大5日間のワーケーションを取得できるそうです。また、有給休暇と併せてワーケーションを取得することも認めているのだとか。

ただ、ワーケーションの対象者は客室乗務員やグランドホステス、パイロット以外の従業員。つまり、現場にいなくてはならない人は対象外ということになります。

 

Sonic Garden

 

Sonic Gardenは、東京・自由が丘にあるITベンチャー企業です。

この企業は普段からリモートワークを導入しており、自由なワーキングスタイルで仕事ができるように環境を整えているようです。その取り組みのひとつとして、複数の従業員と一緒にワーケーションを取得する試みをしたそうです。

Sonic Gardenのワーケーション導入は一時的のようですが、従業員からはオンとオフが切り替えられ、効率よく仕事ができたと好評だったようですよ。

 

NTA(The Rural Broadband Association)

 

NTAは、アメリカにある地方ブロードバンド協会です。従業員は、休暇先から勤務先のシステムにログインして、仕事をするしくみになっているそうです。

ただ人によっては、「旅行は楽しいが、本当の休暇ではないので、終始リラックスできる感覚は得られなかった」という声も挙がっているそう。NTAでは、ワーケーションがどうあるべきかを考えることが課題となっているそうです。

 

 

ワーケーションは旅行業界にもメリットがある

 

ワーケーションは従業員だけでなく、旅行業界にもメリットがあるといえます。ワーケーションが導入されることにより、「旅を楽しみながら働こう」とする人が増えるはずです。旅行業界はこうしたワーケーションを取得する人をターゲットにすれば、市場を拡大できることでしょう。

また、日本国内でWi-Fiスポット拡大などITインフラやコワーキングスペースなどの施設が整えば、国外のワーケーション取得者を日本に多く呼び込むことができると思います。ワーケーションは「旅行業界を救う」といっても過言ではありません。

 

JALのワーケーションの導入を皮切りに、日本における新しいワーキングスタイルや旅行業界の在り方が変わるかもしれませんよ!

 

 

 

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