毎日Eトレ!【495】緊急要件につき早急にご返信頂けましたら幸いです

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英語でこれって何て言うんだろう? そんな疑問に思う瞬間、ありますよね。毎日Eトレ!では日常で使えるフレーズをテーマごとに紹介して解説します。またこの他にもこう言える、というバリエーションも紹介するので早速会話でしゃべって使えるようになりましょう。

 

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Due to the urgency, I would appreciate your prompt reply.

緊急要件につき、早急にご返信頂けましたら幸いです

 

「緊急」は状況によって単語が変わる! 「返信」にもカジュアルな表現がある

今日の3つの例文は全て同じ意味合いですが、丁寧さの違いで3パターンです。上から一番丁寧でフォーマルな場面で、一番下の会話例が一番カジュアルな言い方を紹介します。

ここではurgency「緊急」という意味です。次の例文でも同義語であるemergencyを説明していますので比べてみてくださいね。

urgentは緊急とは言っても、命に関わるような緊急事態のことまでは、通常指しません。時間的に急ぐ必要のある緊急事項だったりすることが多いです。

病院のことでは、uegent careというのはよく見かける言葉ですが、休日や夜間の緊急外来の事を指します。救急車で運ばれる人が行くようなところではありません。

文後半は直訳すれば、「迅速なご返信をありがとうございます」ということになりますが、まだ頼んでいる段階でこれを言えば、「よろしくお願い致します」の要素が加わります。従ってここでは、「早急にご返信頂けましたら幸いです」と日本語に訳しました。

ビジネスのシチュエーションで使い回しのできそうな表現ですね。

 

 

一緒に覚えよう! 他の言い方・関連表現

That was an emergency, thank you for your quick response.
緊急事態だったんです、すぐにお返事を頂けてありがとうございました

▶上でも触れたように、emergencyはメインの会話例のurgencyと似ていて、「緊急」「緊急事態」と言う意味です。

しかしニュアンスとして緊急度合いがこちらの方が高まります。病院で考えたらわかりやすいです。日本で言う救命救急はemergency roomで、ERと短縮して言う言い方も知られていますね。救急車で運ばれる人が行くような、命に関わるような重大なことにemergencyは使われているように、切羽詰まった響きがする言葉です。別に命に関わることでなくても、切羽詰まった緊急事態には言えるので、いざという時のために覚えておけたら、緊急時のトラブル対応に役立つと思います。

上の文のprompt replyに当たるところが、ここではquick responce になっていて、フォーマルな堅さが少し減りますが、それでもカジュアルすぎるということもありません。

 

Thanks for texting me back quickly.
即行で返事暮れてありがとう

▶普通のメールのことはtextと言うのが一般的です。名詞にも動詞にもなります。

text backで「返事をする」ということになり、友達や家族間ではいちいちreplyや responseと丁寧に言わずに、text backと言うほうが自然な感じがします。

上のふたつと比べてカジュアルすぎ! と思うかもしれませんが、そもそもこのように、友達、家族間でもしっかり文章で伝えることは丁寧になるので、失礼なんてことは全くありません。気心知れた間柄であれば、アメリカ人だとThanks!だけで済んでしまいがちだったりもしますからね。

ぜひ、違いを踏まえた上でいろいろ使ってみてください。

 

 

ライタープロフィール●Yukari Weber

英語を母国語としない人向けの英語教授法の資格TESOL取得し、英語コーチとして大人からのやり直し英語、親子で楽しむバイリンガル子育てをサポート。自身のアメリカ留学、アメリカ人との国際結婚、二児のバイリンガル子育てなどのアメリカ実生活を通して、教科書からは学べないリアルな英語や文化の違いを伝えるとともに、学習者や海外在住者のストレスをなくし、楽しい生活を応援して行くことをミッションとしている。お笑い好き。

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