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BRIDGETと友人達のLetterを管理するDear B,のEditor達。彼女達の目標は、多くの女の子をBRIDGETのように世界に飛び立たせること。
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WORLD
2017.10.03

給料、英語力、ビザ、保険はどうなる?

海外就職体験談 アジア・ベトナム編

いつかは海外就職・転職をしたいと夢みているけど、実際現地でどんな生活ができるのか想像がつかない! 何から準備したらいいのか分からないという皆さんに向けた連載が「海外転職体験談」です。ヨーロッパ、アメリカ、アジアを中心に海外就職・転職を実現させた日本人のみなさんに、どうやって現地の仕事を探したか、転職前の準備金や仕事の内容、労働時間、ビザ、年金、保険まで海外転職にまつわるイロハについて伺っていきます。

お名前:向日葵猫
年齢: 26
性別: 女
居住地:ベトナム
職業:日系企業ベトナム支社勤務
語学力:TOEIC公開テスト670点、TOEIC-IPテスト680点、TOEFL-ITP 500
ご経歴:某私立大学を卒業後、某越系旅行会社に現地採用社員として就職しました。社内では、旅行代理店業務に加えて広告営業や広告デザイン等の仕事にも携わり、現地のクライアント様と英語や日本語でやり取りをしていました。13か月後に退職し、某日系企業のベトナム支社に転職しました。そこでは、通訳・翻訳業務を中心にコンテンツの作成や人事面接等も行っており、日本本社とベトナム支社をつなぐ役目をしていました。

 

Q1.留学経験はありますか?

 

大学生時代にアイルランドに1年留学し、留学生用の英語の授業に加えて英文学や米文学の授業も履修して語学や文学を中心に勉強しておりました。

 

Q2.転職前に準備した金額を教えてください。

 

10万円未満

 

Q3.どのように仕事を探しましたか?

 

POSTEというベトナム生活情報のコミュニティサイトやVtownというベトナム進出用のサイトを利用して求人票を探し、前職の職歴を生かせる求人に応募しました。

 

Q4.就職活動はどのような準備をしましたか?

 

広告営業業務での契約獲得数や契約獲得による売上額を整理して、履歴書や職務経歴書の書き方を勉強し、効果的に自己アピールできるように準備しました。

 

Q5.仕事の内容を教えてください

 

転職先の会社では、社内通訳やウェブサイト等の翻訳業務を中心に行っており、コンテンツの作成や人事面接もしていました。

 

Q6.仕事では外国語を使いますか?

 

英語を使うことが圧倒的に多いですが、日本語を話せる社員には日本語でやり取りをしていました。

 

 

Q7.給与および税金はいくらくらいですか?(国、業種の平均的な給与でもok)

 

転職先の会社は月収1200米ドルで、その給与から所得税と健康保険料が控除されました。所得税は、勤務開始月から半年間は月給の20%、それ以降は約10%でした。

 

Q8.労働時間はどのくらいですか?

 

労働時間帯は8時~17時で1時間の休憩を含み、1日の労働時間は8時間程度でした。まれに22時まで残業することがありました。

 

Q9.休暇はどのくらいとれますか?

 

土日祝日は基本的に休業日ですが、ごくまれに土曜日の午前中のみ勤務することがありました。ベトナムの暦に準じて旧正月休暇とGW休暇があり、旧正月休暇は79連休の大型連休になります。

 

Q10.ビザはどうされていますか?

 

3ヵ月間有効の商用ビザ(マルチプルタイプ)を渡越前に日本で取得し、ベトナムでその商用ビザの更新を行い、商用ビザの有効期間内に労働許可証と一時滞在許可証(マルチプルタイプ)の申請と取得を行いました。

 

 

Q11.退職したらどうなりますか?

 

退職日に労働許可証と一時滞在許可証を勤務先に返却しなければなりませんが、一時滞在許可証がないとベトナムから出国できなくなってしまうため、退職前に一時滞在許可証の代わりとなる滞在延長用のスタンプを押してもらう手続きをしなければなりません。そのスタンプがあれば、帰国の準備ができます。

 

Q12.海外就職のメリットとデメリットを教えてください

 

海外就職は英語など外国語を使えるチャンスにかなり恵まれます。また、仕事だけでなく日常生活でも現地の文化やものの考え方に触れることになるため、毎日新鮮で面白いと感じられると思います。発展途上国の場合だと人件費が安くて給与が低かったり、健康保険などの社会医療制度が整っていないため病院を利用する際に不便を感じることがあります。

 

Q13.日本の労働環境との違いを教えてください

 

残業や休日出勤は基本的にありませんし、早く仕事を終わらせて定時に退勤するのが当然という考えが日本との大きな違いです。ヒエラルキーもほとんどなく、社員同士はフランクにコミュニケーションをとります。仕事後の飲み会では飲酒の強制がなく、ソフトドリンクを飲む社員もいるため、ハラスメントのない飲み会を楽しみます。

 

Q14.職場で日本人であるメリットはありますか?

 

同僚の社員と英語や日本語でコミュニケーションをとって彼らの言語力を維持及び向上させることになるため、日本本社から渡越された上司や同僚が意思疎通に困らなくなります。

 

Q15.年金や医療保険について教えてください

 

ベトナムでは外国人に対する社会保障制度があまりととのっていないため、不便を感じることが多々あります。医療保険は健康保険にしか加入できず、社会保険に加入できませんでした。年金は支払っていませんでした。

 

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