毎日Eトレ!【522】外国人旅行者の購買力は日本経済に良い影響を与えます

買い物・グルメ
買い物のフレーズ

英語でこれって何て言うんだろう? そんな疑問に思う瞬間、ありますよね。毎日Eトレ!では日常で使えるフレーズをテーマごとに紹介して解説します。またこの他にもこう言える、というバリエーションも紹介するので早速会話でしゃべって使えるようになりましょう。「影響を与える」「うるおす」の英語表現と文化の違いで注意すべき「外国人」の使い方を紹介します。

 

注目記事

小学校から英語の授業が始まりました。
教科書の勉強だけではなく、海外の講師と話すのも良いのではないでしょうか?
Cheer up! Englishでは話題の子どもオンライン英会話をご紹介!

詳しくはこちらのページへ!

 

The impact of tourists from overseas purchases leads to better economy for Japan.

外国人旅行者の購買力は日本経済に良い影響を与えています

 

「影響を与える」「うるおす」って英語で何て言う? 文化の違いで注意すべき「外国人」の使い方とは?

日本を訪れる外国人旅行者の数は年々増え続けていると思います。英語学習者であれば、このような話をすることもあるかもしれませんね。

日本に住んでいると、外国人やforeigner(foreign)「外国人」という言い方には違和感を感じないかもしれませんが、日本文化を知らなかったり、日本に慣れていない人だとforeignerと言われると、あまりいい気持ちのしないものです。私達日本人は全く悪気なく言っていますが、移民で形成された歴史を持つ国や多くの国と隣接しているヨーロッパなど、ほとんどの国では多少の差はありますが、異文化の人たちと一緒に生活するのが当たり前だったり、それぞれの文化を受け入れたり、理解したりする教育を受けています。そのため鎖国感のあるような、少し閉鎖的な響きがするのです。

つまり言われた側は「あなたは私と違って部外者」というような隔たりを感じてしまうようです。ビザの話題のときは分かりやすく区別するためだけに使う、日本に住んでいる外国人には使わない、など臨機応変に使い分ければ問題ないのですが、あまり外国人本人にはforeignerとは言わないほうがいいかもしれません。

 

さて、ここで使い回しの聞きそうな表現に、impact of ○○ 「○○の影響」があります。「影響を与える」「影響を及ぼす」というような会話で使えます。

「購買力」というのはここではthe impact of purchaceで購買の影響ということで=購買力を含めて表しています。

「○○力」という.日本語の単語を、○○ powerで英訳されていることをたまに見かけるのですが、不思議な英語になってしまっていることが多々あります。ここでもpurchase powerというのは違和感があるので、普通は言いません。

「体力」などもbody powerではなく、energyだけでよかったりするんですね。もちろん文面により単語を選ぶ必要がありますが、あまり日本語や漢字にとらわれずに英語に触れていくことが大切です。

 

 

一緒に覚えよう! 他の言い方・関連表現

The Japanese government predicts that travelers consumption will fuel Japan's economic growth.
日本政府は外国人旅行者の消費が日本経済をうるおすと予測しています

▶ここもこの日本語に合った英文はいくらでもできてしまうので、これはあくまでも一例です。

私はfuelと言う言葉が感覚的にわかりやすくて好きなのでこの会話例に入れました。fuelは「燃料」という意味合いです。ここから派生して、燃料を注げば元気に動くようなイメージから、「活気づかせる」と言う意味合いの動詞にもなります。ここで私は「うるおす」と言う日本語を使ったのですが、これは私の日本語ネイティブならではの言葉のチョイスかもしれません。経済が活気づくようなことを、うるおすとも言いますよね。なので、ここで本来の意味の「水分を保湿する」というようなhydrateを使うと、もちろん、とんちんかんな英文になってしまいます。

言葉を訳すのではなく、状況を英語にするようにしたほうがいいですね。

predictは「予期する」という意味で、これもニュースや新聞などではよく見る単語です。

 

Tourism stimulates Japan's economy.
旅行産業は日本経済を促しています

▶こちらが一番シンプルですね。stimulateというのは、「刺激する」「かき立てる」というような意味の単語です。「経済を刺激する」とはおかしいですが、要はここでは、旅行産業が刺激の働きをして、「経済を促している」「活性化している」ということです。感覚で言うと上の会話例とも少し似ているかもしれません。

stimulateはこのような使い方以外にも、本来の刺激の意味合いで、「寝る前のテレビやスマホは脳や目に刺激を与えるからよくない」というように使えます。この感覚を覚えておけば、応用がしやすいと思います。

 

 

ライタープロフィール●Yukari Weber

英語を母国語としない人向けの英語教授法の資格TESOL取得し、英語コーチとして大人からのやり直し英語、親子で楽しむバイリンガル子育てをサポート。自身のアメリカ留学、アメリカ人との国際結婚、二児のバイリンガル子育てなどのアメリカ実生活を通して、教科書からは学べないリアルな英語や文化の違いを伝えるとともに、学習者や海外在住者のストレスをなくし、楽しい生活を応援して行くことをミッションとしている。お笑い好き。

最新の連載をメールでお知らせ

メールアドレス:

「毎日Eトレ!」連載記事一覧 連載トップへ

続きを見る >>

おすすめ記事