ダウン、ロゴT、MA-1、フェイクレザー、ファッション用語英語で何て言う?

トレンドアイテムも間違い多発!

買い物や日常会話に知っておこう

目まぐるしく変わっていくファッションアイテム。トレンドの「ソックスブーツ」「ダウンコート」「MA-1」、夏に大活躍の「ロゴT」。どれも英語で通じそうですが何と和製英語なんです。楽しい会話中に相手が「???」の顔になってびっくり、にならないためにも、ファッションアイテムが英語で何て言うのかおさえておきましょう。ついでに「おしゃれだね!」の英語フレーズもご紹介します。

 

意外と知らない・通じないファッションの和製英語はこれ

実は、ファッションアイテムの名前もいろいろと異なります。例えば、以下のような3つのアイテム。これら全部、言い方が違うんです。

ファーコート

furry coat



ジャージトップスとジャージパンツ

sweatshirt, trackpants



パーカー

hoodie



マリンキャップ(キャスケット)

biker hat、sailor hat、newsboy hat など

 

どうでしょう? けっこう違いますよね。マリンキャップには、いろんな言い方がありますが、アスレジャーにも使えるアイテムとしてトレンドになりそうなので、要チェックのファッション英語です。これら以外にも、言い換えられるファッション英語はたくさんあります! そこで今回は、海外留学時にショッピングや日常会話で使えるファッション英語を解説したいと思います。

 

イギリス英語・アメリカ英語でも違うから注意! 旬度満点のファッション英語10選

 

ダウンコート

down feather coat, puff coat

「ダウンコート」っていかにも英語っぽいのですが実はこれ、和製英語です。ダウンフェザー(羽毛)が由来のようですが、正確にはdown feather coatとなります。

そして、もっと一般的な言い方もあります。それはpuff coat。フェザーが入っていないものも日本では総称して「ダウン」と言いますが、アメリカではパフ・コートの方が総称に近いです。パフには「ふわっと膨れたもの」という意味があるので、ある意味納得ですね。

ちなみに「ダウンジャケット」はdown jacketとして英語なので通じますよ。

 

 

 

MA-1

bomber jacket

ここ数年大人気の「MA-1ジャケット」。カジュアルにデニムに合わせるのもおしゃれですが、ワンピの上に外しで合わせるのもおしゃれですよね。

もともとは空軍用に開発されたジャケットでカーキにオレンジの裏地が定番ですが、ファッション界ではカラバリも豊富。海外で選ぶときはMA-1ではなく、bomber Jacketと表現してくださいね。

 

 

ライダースジャケット・合皮ジャケット

moto jacket, synthetic leather jacket

秋冬定番の「ライダースジャケット」。リアルレザーから合成皮革まで、いろいろありますよね。海外では、「ライダースジャケット」はmoto jacketと呼ばれることが多いんです。

また、「合皮」のことはsynthetic leatherと言います。「合皮ジャケット」なら、synthetic leather jacketですね。日本では「フェイクレザー」なんて呼ばれることもありますが、これは和製英語で通じません。気をつけましょう。

 

 

 

ワンピース

dress 

「ワンピース」は、英語表現では上下が一体になったアイテムを指します。ですので、「ワンピース」と言っても、伝わりません。あえて言うと、one-piece dressなら伝わります。でも、シンプルにdressと表現する方がナチュラルです。

アメリカでは特に、人の服装を褒めることが多いので、友達に I like your dress!なんて言うだけでもコミュニケーションが取れますよ。ちなみに、画像で着ているキャミワンピは、slip dressと言います。

 

 

ロゴT

statement T-shirt

日本では、「ロゴTシャツ」ってけっこう一般的に使いますよね。でも、これは英語表現では微妙です。Statement T-shirtという表現の方が適切です。

本来は、文章がプリントされている「主張の内容が強い」Tシャツに使われる言葉なんですが、この画像のようにブランドロゴのTシャツでも使われます。statementには「声明」という意味もありますので、覚えておいてください。

 

 

パンツ

trousers 

「パンツ」は、pantsと表現することもできますが、イギリスではアンダーウェアの意味合いが強いです。ではどう言えば適切なのかというと、trousersです。ネットショッピングなどでpantsが見当たらないときは、trousersを目印にしてみると見つかるはずです。

有名海外ブランド「ZARA」は、スペインのブランドですが、ファッションアイテムのカテゴリ欄をみてみるとtrousersと表現されていると思います。

 

 

柄スカート、ドット柄、チェック柄

printed skirt, polka dot, plaid 

「柄スカート」」って意外と表現できませんよね。英語では、printed skirtと言います。柄にはいろんな種類があると思いますが、秋冬よく使われるチェック柄はplaidと表現します。checkedとも表現できますが、どちらかというとplatedの方が多い印象です。

そしてフェミニンコーデに使えるドット柄。これはpolka-dotといいます。dotsだけでは「何?」って返される可能性が高いので気をつけましょう。

 

 

ショート丈トップス

crop top 

日本ではよく「ショート丈トップス」と表現する、丈の短いトップス。short topでも通じますが、crop topの方が自然だと思います。cropは「短く切った」という意味です。

去年くらいからハイウェストボトムスが人気ですが、crop topはハイウェストボトムスと相性が良いので、留学先でもチェックしてみて。秋冬はカラーニットが可愛いですよ。

 

 

ソックスブーツ

sock boots 

去年から徐々に火がつき始めている「ソックスブーツ」。靴下の素材のような柔らかい素材をブーツに使用しています。これはそのままsocks bootsと表現したくなりますが、実は間違い。sの位置に注意です。sock bootsが正解ですので、ここは押さえておきましょう。

 

 

網タイツ・網ソックス

fishnet tights, fishnet socks 

最後に、おしゃれさんが取り入れている靴下・タイツに注目。今季は、「網タイツ」のレイヤードがトレンドなんです。海外ブロガーはもちろん、日本のインスタ女子も取り入れています。

そして、「網タイツ」は英語でfishnet tightsと言います。ちなみに、「靴下」ならfishnet socksです。魚の網って! って最初思ったんですが、まぁ言われてみれば、見た目で納得ですよね(苦笑)。

 

 


和製英語を卒業! ファッション英語を学んでおしゃれさんに

ファッション用語って本当に和製英語が多いんだなって実感しますよね。海外でついつい和製英語を話してしまうと、伝わらなくて困ることも。みなさんも気をつけてくださいね。最後に、ちょっと気の利いたフレーズをご紹介します。

「おしゃれだね!」は英語でなんというか分かりますか? 答えはYou’ve got a style! です。直訳すると、「君はスタイルを持っているね」という謎の意味になってしまいますが、実はstyle自体に「おしゃれ」という意味が含まれています。「自分のおしゃれのスタイルを確立しているね」と意訳すればイメージしやすいかもしれません。けっこう使えるフレーズなので、覚えておくと役立ちますよ♪

 

ライタープロフィール●yuikomore

関西在住。ロースクール卒のアラサー世代。司法浪人中に始めたライター業がいつの間にか本業に。ファッションからジェンダー、法律まで様々な記事を執筆。ファッションメディアの編集も担当。NY留学中に「居場所はここだ」と勝手に感じ、さらに進学検討中。絶対音感の洋楽マニア。すぐに使える英語をモットーに、皆さんとスキルアップを目指します。

 

 


おすすめ記事