大ヒット学習本! 『秘密のノート
とことん初級編』重盛佳世さんを直撃!

イギリス留学中のまとめノートをもとにした、初心者向け英語学習メソッドが満載!

イギリスの語学学校でまとめたノートをもとに、英語初級者に向けて分かりやすい学習法を紹介したヒット学習本『全くダメな英語が1年で話せた! アラフォーOL kayoの「秘密のノート」』(★インタビューはコチラ⇒全くダメな英語が1年で話せた! アラフォーOL Kayoの『秘密のノート』 著者 重盛佳世さんの“学習のコツ”とは?)シリーズ第2弾『とことん初級編』を、4月14日(月)に出版する重盛佳世さんを直撃!

 

『全くダメな英語が1年で話せた! アラフォーOL Kayoの「秘密のノート」とことん初級編』は、前作よりさらに英語学習初級者を意識した内容で、分かりやすく実践しやすい学習メソッドがたくさん盛り込まれています。そんな新作の内容について、詳しくお伺いしました。

 

――第2弾は、前作からどういった部分が変わっていますか?

 

前回は初級から中級者向けに、英会話に役立つ要素を幅広くピックアップし、文法的要素も多く紹介しました。ただ、英語が苦手な方の中には“文法”と聞くだけで、拒否反応を示してしまう人もいますよね。例えば“時制”“助動詞”“受け身”とかを聞くだけで、「あ〜、難しそう!」と。

 

なので、今回の『とことん初級編』では、文法が苦手な人でもスッと学習に入っていただけるように、様々な生活シーンで実際に使うフレーズや、そのバリエーションを紹介することで、自然な形で会話力がつくような内容にしました。例えば、「現在完了形はこうです」というよりも、「自分の経験を話す時は、こういう英会話のパターンを使えばOK!」という風に具体例だと覚えやすいですね。
そんな、自分がビギナーだった頃を思い出して、いろんな見せ方の工夫をしました。
会話のシチュエーション例は、「ホームパーティなどで初めて会った人と会話を交わす場合」「相手からこういう質問を受けた場合は、こんな返し方で」や、「買い物に行った時の店員とのやり取り」「駅での切符の買い方、バスやタクシーの運転手とのやり取り」などなど、私がイギリスで日常的に使っている言葉もたくさんピックアップしました。

 

その他に、私も苦手な“前置詞”を、ひと目見て理解できるように図で表現しています。例えば、「on」「over」「on to」は日本語にすれば、どれも「~の上に」ですが、実際には微妙に違いがあるので、それを図にして表現しています。
また、日本人が苦手とする(もちろん私も)、名詞の前につく“the”などの“冠詞”の使い方を簡単に理解できるよう、独自にまとめてみました。自分なりに並べ直しただけですが、分かりやすいと好評です。さらに、私なりのボキャブラリーの増やし方があるんですが、それをビジュアルで見せると分かりやすいとか、簡単な長文に触れるページも必要かもしれないとか、英語力初級の方にすぐに使っていただけるような様々な工夫をしました。

 

そんなレッスンの他に、前回、箸休め的なコラムが好評だったので、今回も私がイギリスで遭遇したおもしろい話を紹介するページも作ったりして、かなり充実した内容になっています。今回も様々な新作トピックを取り上げていますので、お楽しみに♪

 

――その他「英語でコミュニケーションするコツ」も盛り込まれているとのことですが“コツ”とは具体的にどのようなことでしょう? 実体験もまじえて、教えてもらえますか?

 

日本語でもストレートな言い方と丁寧な言い方があるように、英語でもカジュアルな言い回しや目上の人に使う言い回しがあって、そういうのを上手に取り入れていくと人間関係がスムーズにいくと思うので、その違いを簡単にご紹介しています。

 

それから、英語でコミュニケーションするコツと言えば、ズバリ好奇心です! 英語を勉強していると知らないことがいっぱい出てきます。それらを自分が納得するまで調べたり、人に聞いたりして理解することっておもしろいですよね。
例えば、私はイギリスで生活している時、会話の中で理解出来ないことが出てきたら、「それってどう言う意味?」「何でそういう言い方をするの?」って、すかさず聞いています。また、海外ドラマを観ている中で、気になる言葉が出てきたら辞書やインターネットで調べてノートに書き留めています。

 

実はイギリスで生活している中でいまだに変な英語を使って笑われたり、直されたりすることも多いので、そんな時にはしっかりメモって次から直しています。
恥ずかしいと思わずに教えてもらい、次に使うときには教わって覚えた英語を使って、「どう、今回は完璧よ! 克服したぞ!(またひとつ利口になったぞ!)って。そうやって、ひとつひとつクリアにして上達させた英語のトピックスも、この本にはいろいろ盛り込んでいます!

 

私はイギリスに行って、自分を追い込んで英語を学んできた人間ですが(未だ勉強中ですが)、日本にいても海外ドラマを観たり、英語の本や新聞を読んでみたり、外国人の友人を作って会話をしたりメールのやり取りをしたり……と、方法はいくらでもあると思います。私も、留学後に日本で仕事をしていて、イギリスに行けなかった時期は、こうやって英語に触れる機会を自分から作っていました。コミュニケーション力アップのコツは、本人のやる気(好奇心)次第かと思います! 

 

また、ビジネスの場などTPOに合わせたコミュニケーション術に悩む方もいるかと思いますが、そこはあまり考え過ぎなくていいと思います。どんな場でも伝えようと一生懸命話せば、思いは相手に伝わりますから。
それでもTPOを気にする方は、日頃から丁寧な言い方を身に付けておけば間違いありません。例えば、私の英語本の中にある「Would you~?」とか「Could you~?」の使い分けなど、そのあたりを意識するといいと思います。
また、今回の著書では「気持ちを伝えるのに便利なフレーズ」などについても詳しく、分かりやすく説明させていただきました。

 

英会話初心者から気軽に学べる『とことん初級編』で、楽しく学習を始めてくださいね。

 

■プロフィール

重盛佳世(しげもり・かよ)
1969年、長野県生まれ。東京造形大学にてデザインを学び、卒業後、大手スポーツメーカーに勤務。多くの海外ブランドのPR業務に携わり、40歳目前で退社。一念発起して渡英し、カンタベリーの語学学校(コンコルド・インターナショナル)にて英語を基礎から学び直す。現在は英国と日本を行き来し、両国の架け橋となって活躍。著書に、『全くダメな英語が1年で話せた! アラフォーOL Kayoの“秘密のノート”(マガジンハウス)』がある。
●佳世さんが留学した『英国コンコルドインターナショナル』HP
http://jp.concorde-int.com/

 

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取材・文/甲斐真理愛(編集部)


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