ニュージーランド大使館、
教育旅行永年継続表彰式を開催
中学・高校における
ニュージーランド語学研修
ニュージーランド大使館において、ニュージーランド語学研修の永年継続表彰式が開催され、常総学院中学校、所沢北高校、光が丘女子高等学校が受賞しました。
世界でも高い教育水準を誇るニュージーランドの留学先としての魅力を改めて振り返るとともに、各校の取り組みとニュージーランド語学研修が生徒に与える影響などを報告し、和やかな雰囲気の中授与式が行われました。
ニュージーランドの教育制度について
冒頭では、ニュージーランド留学をプロモーションする政府機関であるエデュケーション・ニュージーランドの北岡美佐子氏より、英国のエコノミスト誌を発行するエコノミスト・グループの調査部門エコノミスト・インテリジェンス・ユニットが作成した「世界各国の未来に向けた教育」と題された報告書で、ニュージーランドの教育制度が調査対象35カ国・地域中1位にランクされたことの報告がありました。
テクノロジーの発達に伴い、先行きが不透明な将来に向けて、ITリテラシー、起業家精神、複合領域における創造性、またマオリ文化との共生により裏付けられた多様性を尊重するニュージーランドならではの教育制度が、世界最高水準の評価につながったと理由を発表。
ニュージーランドでこそ受けられる教育や、ニュージーランドで得られる経験などについて、改めて説明がありました。
エデュケーションニュージーランドの北岡美佐子氏
駐日ニュージーランド大使とニュージーランド航空より
スティーブン・ペイトン駐日ニュージーランド大使より、長期にわたりニュージーランドでの研修プログラムを実施している中学・高校への祝辞が述べられ、表彰が行われました。続いてニュージーランド航空の森田裕樹氏より、日本事務所設立50年の節目を迎え、これからもたくさんの留学生を送るべく、改めて空の安全を誓う、とお話がありました。
スティーブン・ペイトン駐日ニュージーランド大使
常総学院―ファームステイ中心の語学研修プログラム
毎年中学3年生が10月に6泊7日、ニュージーランドで観光や現地の学校での交流会、ファームステイをメインにして研修旅行を行っているそう。常総学院中学校では、ニュージーランドとの交流経験をもとに、11月の文化祭でハカを披露するのがならわしになっているそうです。しかし、これは学校から押しつけるものではなく、ニュージーランドから帰国した生徒の方から自発的に披露したい、と実行に至るのだそうです。生徒が動画サイトなどを参考にハカの練習をするなど、帰国後の生徒の様子を語ってくれました。
また、ファームステイでは、毎年ホストファミリーとの別れを惜しむシーンが見られ、学生が自分の英語力を実感したり、異文化体験をすることで生徒には良い体験になっている、と報告がありました。
常総学院中学校の壁谷 恵校長
所沢北高校―地元の大学や小学校を尋ねる語学研修プログラム
海外からの留学生の受け入れなども積極的に行っていて、ニュージーランド語学研修をひとつの大きなメインイベントとして、学校全体で国際交流に力を入れている所沢北高校。
およそ2週間のニュージーランド語学研修では、アッシュバートン・カレッジやカンタベリー大学のほか、小学校などを訪問し、ニュージーランドの学生と交流するプログラムを実施しています。
語学研修を終えた生徒たちは、毎年自信にあふれて帰国し、その後の学校生活に良い影響を与えていると報告がありました。
所沢北高校の花岡 雅文校長
所沢北高校の報告集
夏休みの短い期間ですが、ニュージーランドならではの文化や滞在した体験が、その後の高校生活にさまざまな形で生徒に影響を与えていることが垣間見られました。