スタディーハッカー取締役 田畑さんに聞く!ENGLISH COMPANY 実績の秘密

ENGLISH COMPANYが圧倒的な成果を
生み出すまでの道のりをご紹介します

英語パーソナルジムENGLISH COMPANY著書の『マンガでわかる 最速最短!英語学習マップ』に登場する英語のパーソナルトレーナー・水島奈緒のモデルにもなったスタディーハッカー 取締役 田畑翔子さんにインタビュー。英語の“プロトレーナー”になるまでの道のりについて、そして、なぜENGLISH COMPANYが高い専門性と人気を誇り、実際に圧倒的な成果を上げることができるのか、その秘訣を探ってきました。

言語習得には段階・道筋があり、普遍的なプロセスがあることを伝えたかった

―各所で平積みを目撃するなど、話題沸騰の『マンガでわかる 最速最短!英語学習マップ』ですが、まず、発刊の背景をお聞かせください

田畑さん:最初、英語習得の道筋がわかるマップという形がわかりやすいかなというところからスタートしました。英語学習では本来、学習者の課題を発見し、その課題に合わせて解決のためのアプローチ(メソッド)を選択するということが必要なはずです。ですが、そのことはあまり浸透していないという思いがありました。

英語学習のアプローチとして、「このメソッドがいいよ」と言われたものを「なんか良さそうだからやってみる」っていうパターンは意外と多いものです。でも、世の中にはいろいろなメソッドが溢れていて迷ってしまいますよね。また、試してみたけれど効果がなかったという声を聞くこともありますが、それは、ひとつひとつの方法そのものが悪いわけではなく、解決すべき課題と、選択したアプローチズレがあることに問題があります。

重要なのは、言語習得には第二言語習得研究によって明らかになった、ある程度普遍性をもった「効率的な学習プロセス」があるのだということを知っていただくことだと思ったのです。まず、自分がどの段階にいるのか、何が足りてないかということを理解して、それに合うメソッドでトレーニングしていくことが、学習者にとって無駄のない学習方法であることをお伝えする内容となっています。

 


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英語の学びのきっかけ、そして、教育に携わるに至った経緯

―今回、登場する講師のモデルとなっていますが、田畑さんの英語の学びのきっかけ、また学生時代は?

中学生の時、学校での学習がスタートでした。その頃から英語は好きで、学校の教科書として使っていた『NEW HORIZON』を自分の部屋で飽きずに音読していました。学校の授業中に聞かせてもらったCD音声を思い出しながら、登場人物の物真似ができるくらいまで繰り返していましたね(笑)

通っていた中学校の地域ではカナダに姉妹都市があり、そのつながりで中学生親善大使としてカナダに派遣されるという企画があったのですが、ぜひ行ってみたいと応募したところ、選んでいただくことになりました。その時に一週間ほどカナダを訪れたのが初めての海外。いつかは本格的に留学したいなと思い始めました。

高校は地元で、英語にとても力を入れていて、帰国子女などもたくさんいるような学校に進学しました。当時から英語の「音」がとても好きで、音マネの威力か、英語暗唱大会ではネイティヴの先生から帰国子女と間違えられたこともありました。暗唱した英語以外はほとんどしゃべれなかったんですけどね(笑)

その頃、AFSという留学団体で、海外からの留学生と交流したりするイベントによく参加していたのですが、それがきっかけでチャンスをもらい、アメリカに1年間留学することになりました。

 

―その頃から教えることを意識して学んでいたのですか?

大学では国際関係の学部に進み、「英語を使って企業などに就職するのかな」となんとなく思っていました。でも、3年生で就職活動を始めたときに、自分のことをきちんと見直して「一般企業に就職するのは自分には向いていないかもしれないな」と思ってしまったんです。

英語そのものが好きでしたから、英語をツールとして使って何かをするというよりは、英語そのものを追求していきたいなと考えたのです。そこで、言語系に進むべきだと考え、4年生の時に教員免許のための単位を取り始め、その後、大学院に進み英語教育を専攻しました。

大学院では第二言語習得研究をはじめ言語学や音声学などを広く学びながら、そういった知見を応用して、いかに実際の教育現場に落とし込むかということについて学んでいました。その研究科には同じく教員を目指す仲間や、現職の学校の先生などもいらして、みなさんとても真剣に英語教育について取り組んでいて、刺激を受ける環境でした。ただ、実際に学校に勤めている先生方からは、やはり大きな組織の中で必ずしも思うような教育を実践できない、というジレンマもよく耳にし、残念に思うこともありました。

 

 

 

恵学社の立ち上げから人気難関大学予備校としての知名度を手に入れるまで

―そのころに、岡さんとの出会いと恵学社立ち上げが?

そうですね。出会いというより再会でした。中学1、2年生のころ、岡が塾講師として働いていた地元の学習塾に通っていたんです。すごく面白くて私の中では印象に残っていて。それで大学院の頃に、たまたまSNSで友人が岡を見つけて再会したんです。岡は塾の立ち上げを考えていて、私が英語教育の研究をしている話をすると、「それは世の中に絶対に必要なことだ。英語教育を変えていこう」という話になりました。それがいまの会社の立ち上げの話に繋がっていきます。

新卒で会社設立に関わるなんて、親にも心配されましたが「これなら大丈夫だ。やるべきだ」という確信もあり、修士論文を書きながら、立ち上げ準備をして大学受験向けの予備校である「烏丸学び舎(からすま・まなびや)」を起こしました。はじめは予備校だったんです。立ち上げたときは、スタッフは5人しかおらず、英語を担当するのも私しかいませんでした。カリキュラムを作りながら教えて、生徒の対応、新しい講師の研修もして、みんなで内装などもやって…。

カリキュラムの面では、最初から科学的にやっていくと決めていましたから、今ENGLISH COMPANYで使っているメソッドの原形となったものなどを使いながら、第二言語習得研究の応用、実証をしながら改良していきました。

最初に作った烏丸学び舎は、医学部や難関大学向けの個別指導予備校でした。医学部などを目指す学生が多く、なるべく理系科目の学習時間を確保するために、できるだけ短い時間で英語の成績をあげられるようにする必要がありました。

その効果もあって、偏差値を短期間で20くらい上げることができたりといった目に見える実績が出始めました。2年目には予備校部門で東京に進出することができました。難関大学向けの予備校で個別指導をやっているところはあまりなかった中で、結果や実績をきちんと出せたことで知名度が上がっていきました。

 

 


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難関大予備校から大人向けの英語ジムENGLISH COMPANYへ

―予備校から大人向け英語ジムへと幅が広がりましたが、学生と大人とでは学び方は違いますか?

幼児教育まで年齢が下がると抽象的な思考が難しいため、母語習得に近い形での学び方が適切だと思います。一方で、中学生以上は認知能力がほぼ大人と同じレベルまで高まっていますから、抽象的な思考ができるし、規則を学べば応用できるようになっており、学び方が大人とそこまで大きく異なるということはありません。

ただ、中高生の場合、学校の授業についていけるようにしてあげないといけないという事情はあります。学校での英語の時間が無駄になってしまうのはかわいそうなことですから。学校の勉強で特に困っていない生徒にはさらにハイレベルな英語学習を提供するなど、生徒に合わせて指導しています。

大人の方は、きちんとビジネスで使える英語を学んでいくという強いニーズをお持ちの方が多いのですが、基本の部分の学び方がニーズによって変わるということはありません。英語の基礎力が足りない方は、その部分をていねいに学んでいただく必要があります。

もちろん、基礎は十分で、一定以上の英語力をお持ちの方については、ビジネス英語を集中して鍛えていくということもやっています。

ENGLISH COMPANYでは、ビジネス英語を「人を説得するための英語力」と定義しています。ビジネス英語とは、シンプルに言ってしまえばビジネスコミュニケーションを英語で行うということですから、商談やミーティング、プレゼンなどを説得力をもって行えるというスキルがとても重要です。その部分をトレーニングするための方法も用意しています。

いまでは、大学の教授、お医者さんなどが、学会発表の準備のために学びにいらっしゃることも。また、小中高、予備校の先生なども教えるためのスキルアップにいらっしゃいます。

 

 

 

―トレーナーの専門性へのこだわりは?

きちんとしたサービスを提供したいというところにもっともこだわると、やはり専門性を重視せざるを得ません。現在、新規の採用でもかなり専門性の高い方に来ていただけるようになっていて、そこは大きな強みになっていると思います。以前に比べると、新卒であっても、大学や大学院、海外の大学で専門的に学んできたという方が増えていて、中には研究室で教授からENGLISH COMPANYを薦められたという方も。アカデミックな方々にも認められるようになってうれしく思っています。

 

―カリキュラムへのこだわりは?

第二言語習得研究の知見に基づいてカリキュラムを作成しています。ただ、そもそも第二言語習得研究そのものは理論研究的な部分も多く、そのまま現場で使えるわけではありません。まず学問的に分かっている理屈があります。それを応用して教授法に落とし込み、実際にトレーニングや授業で使ってみる。その結果をもとに改良をするというプロセスをずっと回しています。今では専門的な知見をもったトレーナーがたくさんいますので、目的をもった試行の回数や、成功/失敗のケーススタディも大量に集まることになりますから、カリキュラムの改善は進みやすい状況にあります。

ただ、カリキュラムや教授法が存在するというだけでは良いトレーニングは生まれません。あくまで、それを用いた授業やトレーニングがたいせつですよね。具体的な課題発見のスキル、的確な処方箋を出せるスキル、伝え方のスキル、そういったことを現場のトレーナーに身につけてもらうことにもカリキュラム開発と同じくらい力を入れています。

 

 

 

―今後の課題はありますか?

トレーナー不足がいまの課題です。今春は30名近くのトレーナーを新規に採用し、現在研修を進めていますが、それ以上にたくさんのお問い合わせをいただいていて、間に合っていません。今、コンサルタントを合わせて100名以上のトレーナーが稼働していますが、お待ちになっている方は常に600名くらいはいらっしゃって…。正しい学習、効果的な方法を広げていくことが私たちのミッションですから、そこが課題だと思っています。

その意味では、今回出版した書籍もとても重要だと考えています。現在、スタジオは都内と横浜、関西にしかありませんから、パーソナルトレーニングを受けに来られない方に読んでもらえればと思います。まずはENGLISH COMPANYでもご提供している「英語学習の各フェーズでやるべきこと」「問題を発見してそれに対応する方法」といったことを紹介しています。

 

 

 

―今後の展望、個人的な目標は?

今の課題をひとつずつクリアしていくしかないかなと思っています。終わりがないものですから。第二言語習得研究でも、いろいろな新しいことや、より効果的なこともわかってきて、やるべきこともどんどん出てくるので、それらをきちんと反映させたサービスを作っていきたいと思います。完成系はずっと見えないままだと思うので、より良いものを作り続けていくのが目標です。

 

―本の中でもあった「まだまだ勉強中です」というのは、田畑さんご自身の想いですか?

そうですね。教え手が止まってしまったらだめだと考えています。
目の前の課題をひとつずつ解決して、より良い学習方法を提供していきたいと思います。

田畑翔子(たばた・しょうこ)さん
京都府出身。立命館大学卒、言語教育情報学修士。米国留学を経て、英語教育について研究。TESOL(英語教育の国際資格)を保持。2010年、京都にてスタディーハッカー立ち上げ時より、英語科の責任者として参画。 2015年ENGLISH COMPANYを立ち上げ東京へ。短期間に英語の成績を上げるプロフェッショナルとして、より良い教授法開発、トレーナー育成に従事する。

 


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