英語学習のパートナーに!

Aurex TY-ANX1を試してみた

東芝Aurex(オーレックス)シリーズ第三弾

高音質で人気のCDプレイヤーを英語学習に使ってみました

2019.12.16 | 編集部レビュー

英語を効率よく身につけるなら、耳からインプットするのがおすすめ。リスニング力はもちろん、スピーキング力やリーディング力をバランスよく鍛えることができます。今回は、英語学習に使ってみたい注目のオーディオプレイヤーを編集部で試し、使い心地をレビューします。使用するのは東芝Aurex(オーレックス)TY-ANX1。高音質であることはもちろん、語学学習に便利な機能が多数搭載されています。冬休みは英語を勉強したい、新しい勉強法にチャレンジしたいとお考えの方、必見です。

 

Aurex TY-ANX1は語学学習にぴったり!特徴を簡単に紹介

近年スマートフォンユーザーに便利な英語学習アプリが多く登場している中で、CDプレイヤーでの英語学習をおすすめする最大の理由は、高性能スピーカーが叶える高音質。スマートフォン内蔵のスピーカーだと、どうしても再現が難しいネイティブ発音の細かなポイントも、鮮明に再現することができます。また、CDプレイヤーは用途が限られているため、「スマートフォンでの学習だとついつい集中力が散ってしまう」という方にも最適です。

東芝のAurex(オーレックス)は、原音再現性が高く透明感のある音質が人気のシリーズ。その第3弾として新たに登場したSD/USB/CDラジオAurex TY-ANX1は、個別録音ボタンや内蔵マイク他、語学学習に便利な機能をたくさん搭載していて、スマートフォン、ワイヤレスイヤホン・スピーカーとの親和性も抜群です。

 

Aurexシリーズの最大の特徴である高音質をよりユーザーに楽しんでもらうためにTY-ANX1に採用されたのが、密閉型ネオジウムスピーカー。従来モデルに搭載のフェライトスピーカーに比べて10倍以上の磁力を持っており、効率及び、入力信号に対するレスポンスが大幅向上。コンパクトな見た目ながら、臨場感溢れる音を楽しめます。
もうひとつの大きな特徴は、Bluetooth®送受信機能を搭載しているところ。これにより、ペアリングしたスマートフォンの音源を再生したり、TY-ANX1で再生した音源をBluetooth®イヤホン・スピーカーへ送信することが可能です。
Bluetooth®送信機能は、電波の届きにくい室内でラジオを聴く時にも便利です。受信レベルが良い窓際にTY-ANX1を置いて、お手持ちのBluetoothスピーカーやイヤホンへ送信すれば、室内のお好きな場所で雑音の少ないクリアなラジオ放送を聴くことができます。

 

簡単操作ながら、期待を裏切らない高性能オーディオ

ここからは、オーディオブックスでの使用を例にお届けしていきます。今回使用した教材は、「心に響く英語のことわざ・名言100 Inspirational Proverbs and Sayings」。

ことわざやビジネスマン、映画監督、野球選手など著名人の心に残る言葉を集めた1冊。和訳での格言の意味、使用している単語集もついています。使われている単語は、中学校で学習する約1,000語と使用頻度の高い約600語。やさしい英語で構成されていて、英文も長すぎないので初めて英語学習に取り組む方にもおすすめです。

まず初めに使ってみたのはスピード調整機能。英語学習に欠かせない機能のひとつです。通常スピードだと聴き取りづらい単語同士のつなげ方や、子音の扱い、アクセントの置き方を明確に聴き取ることができます。また、11段階のスピード調整ができるので、リスニング初心者から上級者まで自分のレベルに合わせて使うことができますよ。

今回はBluetooth®の送信機能を使って、実際に手持ちのBluetooth®対応イヤホンでペアリングして再生してみました。まずはイヤホン側でBluetooth®の受信設定をしておきます。TY-ANX1の「BT送信ボタン」を押すと、液晶にBluetooth®マークが点滅表示されるのでしばらく待機。マークが点灯に変わり、接続完了のお知らせ音が聞こえてきたら、準備完了です。イヤホンを使えば周りを気にせず英語学習ができるのでとても便利です!

TY-ANX1上での操作はいたって簡単。イヤホン側での受信設定が必要なので、お手持ちのイヤホンのBluetooth設定方法を確認しておくとさらにスムーズです。
もちろん、有線のイヤホンも対応しているのでお手持ちのアイテムに合わせてお使い分けください。

スピード調整機能を使ってみて特に魅力を感じたポイントは、再生スピードを遅くしたときの音声がとても自然であること。オーディオプレイヤーのスピード調整機能を使って遅くすると、単語を単語として聴き取れなくなってしまう印象がありましたが、TY-ANX1は音声の処理がとても丁寧。デフォルトの50%のスピードにしても、原文の発音を損なう印象は受けませんでした。スピード調整がいまどの段階なのか、液晶に表示されるので使いやすいです。

トラックを10個ずつ飛ばせる「+10」スキップ機能も便利。今回使用した教材は全部で100トラックある長編でしたが、ボタンワンタッチで遷移できるのでスムーズに聞きたいトラックにたどり着くことができました。

 

また、個人的に「いいな」と思ったのは操作方法が分かりやすいシンプルなデザイン。説明書を読みこまなくても直感的に操作ができるのは、電子機器の扱いに慣れていないユーザーにもうれしいポイントです。ボタンはどれも押しやすいサイズで日本語表記。USB、SDカードの挿入スロットも天面にまとまっています。筆者は普段「このボタンは何?」「USBポートはどこ?」と困ることが多いのですが、ほとんど迷わず使用できました。

 

まだまだある!英語学習に使える便利機能

語学学習に便利な機能といっても、実際どんな使い方ができるのか気になるところ。そこで、今回はシャドーイングを例に活用法を紹介していきます。シャドーイングとは、英語の音声を聞きながら、音声のすぐ後に真似て復唱するトレーニングのこと。同時通訳者のトレーニングとしても取り入れられているもので、元の音声の「影(シャドー)」のようにぴったりとついてリピートするため、シャドーイングと呼ばれています。
このトレーニングでは「話す」と「聞く」を同時に行うのでスピーキング力、リスニング力がバランスよく鍛えられます。フレーズはもちろん、英語の自然な抑揚や発音を習得することができます。慣れてくる頃には、ネイティブの読解スピードについていくことができるようになっているので、リーディングの速度も上がります。まさに万能の英語学習法といえるでしょう。

「流れてくる音に続いて真似する」と聞くと簡単なトレーニングに思いますが、単語を間違いなく拾いながら、止まることなくリピートするのはなかなか苦戦します。慣れるまでは音声についていくのに精いっぱいで、発音やイントネーションに意識が向かないこともしばしば。
そこで活躍するのがA-Bリピート機能です。再生している音声について、任意の区間をリピート再生してくれる機能で、同じ一文やフレーズを繰り返し聞きたいときに最適です。 TY-ANX1はA-Bリピートの使い方も簡単。リピートさせたいフレーズの開始点と終了点それぞれのタイミングでA-Bリピートボタンを1度押すと、自動的にその部分が再生され始めます。A-Bリピート中にスピード調節機能を使うこともできるので、ワンフレーズだけの集中的なトレーニングにも使えます。

また、再生中の音源をワンタッチで3秒戻したり、10秒進めることができるワンタッチサーチ機能も見逃せません。使用してみたところ、ボタンを押してから反映されるまでに少々時差がありますが、聞き取れなかった単語をもう一度聞いたり、探したい場所へ素早く飛ぶのに非常に便利。巻き戻しすぎたり早送りしすぎて、再生に手間取ることはありません。

 

まとめ

語学学習は耳からのインプットが習得への近道とも言われています。最初のうちはなかなか聞き取れなかったり、成果が見えづらかったりと思わず敬遠しがちな勉強法ではありますが、聞く力、話す力をバランスよく身につけることができます。英語を聞くことに抵抗がなくなってきたら大成功。そのころには、自分が思っている以上に英語力が向上しているはずです。

手軽に本格的な高音質を楽しめるAurex。試してみて強く魅力を感じたのは、やはりその使いやすさです。迷いなく操作ができると、その分勉強にも集中できるのでいいですね。ラジオ予約の設定など、選択中の内容を変更したいときに「一つ前の操作に戻る」動作ができないのは少々気になりました。搭載されると今よりもさらに使いやすくなるかも?

来たる2020年は東京オリンピックがあったりと、これまで以上に英語を使いたい場面が増えるかもしれません。年末年始のお休みから、Aurex TY-ANX1で英語学習に取り組んでみてはいかがでしょうか。

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