QQキッズ連載【2】日本は英語教育後進国?子どものためにやるべきこと

日本は近隣各国に20年の遅れをとっている?!
アジアの英語教育事情と日本の子どもたちに必要な英語教育

日本では2020年の教育改革によって、小学3年生から外国語の授業が始まります。これに対してお隣中国をはじめ近隣各国では20年近く前から英語教育を行っているところも。アジアの英語教育事情と、今、日本の子どもたちに必要な英語教育について、11年前から中国で子ども向けにオンライン英会話を提供しているQQ English代表の藤岡頼光さんにお話を伺いました。

「国際舞台で活躍できる人材を育てたい」会話が中心の中国英語教育

 ―中国では、日本より子どもの英語教育が進んでいるそうですね。

 

藤岡頼光さん(以下、藤岡):中国は一人っ子政策もあり、日本よりも子どもの教育に力を入れています。また、国の方針としても将来国際社会で活躍できる人物を育てたいとの思いから会話力が重視されています。日本の英語教育では、まだまだ「読み・書き」が中心ですが、中国では、小学校のうちから英語でのディスカッションなども積極的に取り組んでいます。

日本では2020年から小学校5年生から英語が「教科」になり、小学校3年生から外国語活動が始まります。これに対して中国は、2001年から小学3年生以上を対象とした英語の授業が始まりました。都市部においては小学1年生から英語の授業を行っています

 

―中国は日本よりもずいぶん前に英語教育を取り組んでいたんですね。

 

藤岡:中国以外にも、タイでは1995年、韓国では1997年から、台湾では1998年から台北で、2001年からは全国で英語教育を導入しています。またフィリピンにおいては、英語を公用語としていることもあり、小学校1年生の時点で毎日1時間以上、小学校3年生以降は算数や理科などの教科も英語で教えています。フィリピンの小学1年生は日本の中学3年生程度の読み書き、会話は高校生以上を身につけているともいわれています。とはいえ、日本の子どもたちは好奇心が強く、国際学力調査「PISA」の結果を見ても優秀です。これからしっかり学べばすぐに巻き返せます

 

日本では英語の早期教育論争が活発。中国ではどう考える?

―日本では英語の早期教育について賛成、反対の議論が活発ですが、中国はいかがでしょうか?

 

藤岡:中国では、幼いうちから英語に触れ、ある程度の年齢になったら英語で自分の意見を言えるようになることが大切だと考えられています。そのため英語に触れるのは早ければ早いほうがいいという考えで、2歳くらいからオンライン英会話を始める子もたくさんいますよ。

 

―子どもが英語に興味を持つようにするためにはどうしたらいいですか?

 

藤岡:子どもを英語に触れさせる環境を整えてあげるといいですね。英語の絵本やおもちゃ、親子で一緒に手遊びをするのもいいですよ。ここで大切なことは、おもちゃやDVDをみて英語を覚えたら、ちゃんと話す機会「アウトプット」の場を作ってあげること

お母さんが英語で話しかけてあげると、子どもはじっとお母さんの声に耳を傾けて覚えようとします。お母さんが英語に苦手意識を持っている、またはコンプレックスがある場合はプロの英語講師に頼ってもいいと思います。

 

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子どもに英語を習わせたい。教室に通わせる? 自宅でオンライン英会話?

―英語を習う時、直接教室に通わせた方がいいかオンライン英会話がいいか迷います。

 

藤岡:英語を習うとき、直接教室に通ってリトミックなどをやりながら学ぶこともいいでしょう。先生と一緒に英語を使って、歌ったり踊ったりするのは子どもにとっても楽しいと思います。

ただ、他の習い事との兼ね合いなどもあり、子どもを毎回教室に連れていくのが大変なときもありますよね。とくに、コロナがまだ収まっていない今は、外出を控えたいお母さんもいるでしょう。その場合は、オンライン英会話を利用するのもいいでしょう。オンライン英会話なら自宅にいながら好きな時間に学べるため、送迎もなく、子どもが機嫌よくしている時間帯に合わせて受講できます

 

―子どもが小さい場合、オンラインだと飽きてしまわないか心配です。

 

藤岡:子どもは大好きな幼児番組を繰り返し見て、ダンスをしたり、手遊びをしたりして遊びますよね。オンライン英会話のQQキッズでは歌を歌ったり、リズム遊びを取り入れたりなど、子どもの好奇心を引き出す仕掛けがいっぱいあります。

さらに、教育熱心な中国で400万レッスンを行い開発したこともあって、楽しむだけじゃなく続けることで子どもが自然に英語を言えるようになるなど、学習効果も高く出るレッスンになっています。

また講師を務めるフィリピン人の先生たちは、幼い時から他の兄弟の面倒を見ていたこともあり、子どもをあやすのがとても上手。そのため、子どもたちも楽しみながら英語を身につけられますよ。

 

QQキッズは、先生のリアクションが幼児向け教育番組のお兄さんやお姉さん並みに大きいですね。

 

藤岡:QQ キッズではすべての先生にTESOLという英語を教える国際的な資格取得を義務付けていますが、これとは別にリアクション指導も含めて特別な教育を行っています。たとえば、100マス計算で有名な隂山英男先生にもそういった点に特化した教師トレーニングをご協力いただいています。

 

「反復練習+達成感」で子どもの英語力はぐんぐん伸びる!

―子どもが習ったことを確実に身につけるためにはどうしたらいいですか?

 

藤岡:子どもが英語を学ぶうえで大切なことは、いかに子どものもつ好奇心や達成感を引き出すかということです。そのためできたこともできないところも一緒に何回も繰り返すことが大切です。繰り返すことで確実に身につき、また先生から繰り返し褒められることでできなかったところも自然とできるようになってきます。この方式は、英語が4倍速で覚えられるといわれている「カラン for キッズ」にも取り入れられています。それもあって、子どもは楽しみながら確実に英語が身につくのです。

 

お母さんも子どもと一緒に受講して、上手にできたところをたくさんほめてあげてください。もし、忙しくて、子どもひとりで受講させたい場合は、LINEの見守りサービスを利用してください。これは、週1回受講内容とともに、受講中の写真を撮ってあとで送るサービスです。レッスン画像をみながら、子どもにどんなことを学んだのか聞いてあげたり、よくできたところはたくさんほめてあげたりしてください。

英語のレッスンを楽しみながらできたこと、英語を話せるようになることは、子どもの自信につながり、次なる学習への意欲を引き立てます。その好循環ができることによって子どもの英語力は劇的に伸びていくのです。

 

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ライター ● 間野由利子

ライター、明治大学サービス創新研究所客員研究員。365日オンライン英会話で英語を学習中。プライベートでは、4人の子どものママ。

 

 


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