毎日Eトレ!【1136】賢者は機会を見つけるより、多くの機会を自ら作り出す

デイビッド・セイン先生が教える
名言から英語を学ぼう

英語でこれって何て言うんだろう? 日常会話で使う表現を、人気英会話講師のデイビッド・セイン先生が解説してくれます。日本人が間違えやすいポイントや文化の違い、派生した表現なども教えてくれます。今回は「賢者は機会を見つけ出すよりも、さらに多くの機会を自ら作り出す」「機会の扉は押すことによって開かれる」です。さっそく読んで会話で使ってみましょう。

 

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A wise man will make more opportunities than he finds.

賢者は機会を見つけ出すよりも、さらに多くの機会を自ら作り出す

 

「機会」にまつわる英語の名言

転がっているチャンスをただ探すだけでなく、自分から進んで行動してチャンスを作り出す大切さを教えてくれるこの言葉は、イギリスの哲学者であるFrancis Bacon(フランシス・ベーコン)の金言です。
wiseは「賢い、賢明な」という形容詞で、wise man で「賢者、賢人」となります。opportunitiesはopportunityの複数形で「機会、好機」という意味。「機会」と聞くと、chanceという単語を思い浮かべる人も多いかもしれません。chanceが"思いがけず、偶然やってきた機会"というニュアンスなのに対し、opportunityには「偶然」のニュアンスは含まれません。If we win, we have the opportunity to go to the championship.(もし私たちが勝てば、選手権に行く機会を得る)のように、"自ら望んで手に入れた機会"、"努力などによって得た適切な機会"という意味合いで使われます。また、opportunity of a lifetimeは「二度とない好機、絶好の機会」という決まり文句。Kim thought that her upcoming job interview was the opportunity of a lifetime.(今度の仕事の面接は二度とない好機だとキムは思った)のように使うことができます。

 

一緒に覚えよう! 他の言い方・関連表現

The door of opportunity is opened by pushing.
機会の扉は押すことによって開かれる

▶機会が目の前に転がっていても、自ら積極的に働きかけなければその機会を手に入れることはできないという教えです。この言葉の作者はAnonymousです。といっても、anonymousは人名ではなく「作者不明の、匿名の」という意味の形容詞。文章や芸術作品などの作者が不詳であることを表す際、Anonymous(作者不明)のように使います。doorとopenを使った関連表現として、My door is always open.というフレーズもおさえておきましょう。「私のドアは常に開かれている」という直訳から、「 いつでも相談に乗るよ」「いつでも協力するよ」と相手に伝えるフレーズです。会話例を確認しましょう。
A: You can ask me anything. My door is always open.
 何でも僕に聞いて。いつでも相談に乗るよ。
B: Thank you, Mark. I'll remember that.
 ありがとう、マーク。覚えておくよ。

 

講師プロフィール●デイビッド・セイン David Thayne

日本で約30年の豊富な英語教授経験を持ち、ベストセラーの英語の書籍を数多く刊行。英会話イベント・セミナーも精力的に開催している。

 

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