毎日Eトレ!【1140】最大の栄光は、倒れるたびに立ち上がることにある

デイビッド・セイン先生が教える
名言から英語を学ぼう

英語でこれって何て言うんだろう? 日常会話で使う表現を、人気英会話講師のデイビッド・セイン先生が解説してくれます。日本人が間違えやすいポイントや文化の違い、派生した表現なども教えてくれます。今回は「最大の栄光は決して倒れないことではなく、倒れるたびに立ち上がることにある」「障害が大きければ大きいほど、乗り越えたときの栄光も大きい」です。さっそく読んで会話で使ってみましょう。

 

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Our greatest glory consists not in never falling, but in rising every time we fall.

最大の栄光は決して倒れないことではなく、倒れるたびに立ち上がることにある

 

"glory" を使った英語の名言

イギリスで詩人として活躍したOliver Goldsmith(オリバー・ゴールドスミス)の言葉です。
まずは単語から確認しましょう。文章の前半に登場するのはglory「栄光、名誉」、consist in ... 「(物事の本質などが)〜にある、~に存在する」、fall「倒れる、転ぶ」です。後半に登場するriseは「立ち上がる、起きる」、every timeは「~するたびに」という意味があります。
よく見ると、この文章はnot A but B(AではなくB)の構文が使われています。つまり、「私たちの最大の栄光はnever falling(A)にあるのではなく、rising every time we fall(B)にある」ということ。失敗したりくじけたりしても、そのたびに立ち上がることの大切さを教えてくれるフレーズです。
動詞のconsistは、後ろに前置詞のinを伴うと「〜にある、~に存在する」ですが、consist ofというイディオムの場合、「~から成る、~で構成される」という意味になります。Our team consists of fifteen members.(私たちのチームは15人のメンバーから成る)やThis tale consists of 9 chapters.(この物語は9つの章で構成される)のように使います。また、後半部分にあるevery timeは「~するたびに」という接続詞の役割で用いられており、every time S+Vで「SがVするたびに、SがVするときはいつでも」という意味に。Every time I go shopping, I buy too many things.(買い物に行くたびに物を買いすぎる)やEvery time they meet, they start arguing.(彼らは会うたびに言い争いを始める)のように、日常会話でよく耳にするフレーズです。

 

一緒に覚えよう! 他の言い方・関連表現

The greater the obstacle, the more glory in overcoming it.
障害が大きければ大きいほど、乗り越えたときの栄光も大きい

▶フランスの劇作家、Moliere(モリエール)の言葉です。obstacle は名詞で「障害」、overcome は動詞で「克服する」という意味。ハードルが高ければ高いほど、克服したときの歓びも比例するといった教えです。The greater ..., the more ... は、The 比較級, the 比較級の構文になっているのもポイント!The more I get to know Emma, the more I like her.(エマを知れば知るほど、私は彼女を好きになる)やThe sooner, the better.(早ければ早いほどよい)のように、「~すればするほど...」という意味の構文です。

 

講師プロフィール●デイビッド・セイン David Thayne

日本で約30年の豊富な英語教授経験を持ち、ベストセラーの英語の書籍を数多く刊行。英会話イベント・セミナーも精力的に開催している。

 

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