毎日Eトレ!【1142】どんな人間も、自分が思っている以上のことができる

デイビッド・セイン先生が教える
名言から英語を学ぼう

英語でこれって何て言うんだろう? 日常会話で使う表現を、人気英会話講師のデイビッド・セイン先生が解説してくれます。日本人が間違えやすいポイントや文化の違い、派生した表現なども教えてくれます。今回は「どんな人間も、自分が思っている以上のことができる」「あなたができると思おうとできないと思おうと、どちらも正しい」です。さっそく読んで会話で使ってみましょう。

 

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There isn't a person anywhere who isn't capable of doing more than he thinks he can.

どんな人も、自分が思っている以上のことができる

 

「可能性」にまつわる英語の名言

自動車企業フォード・モーターを創業したHenry Ford(ヘンリー・フォード)の言葉です。文章を分解して確認していきましょう。There is ...は「~がある、~が存在する」という定型表現。後ろに「人、人間」を意味するperson、「どこにでも」を意味するanywhereが続いているので、There isn't a person anywhere で「人はどこにもいない」という意味。そして、who以下でどんな人物かが説明されています。 capable of ... は「~ができる、~の能力がある」というイディオムで、He's cable of doing a lot, but he's too lazy to do anything.(彼は多くのことをする能力があるが、怠け者過ぎて全然やらない)、I didn't think that Alice was capable of doing such a terrible thing.(アリスがそんなひどいことができるとは思わなかった)のように使います。名言の中では否定のnotを伴っているため、who isn't capable of doing more than he thinks he canは「その人ができると思っている以上のことができない人」が直訳になります。つまり「その人ができると思っている以上のことができない人はどこにもいない」→「どんな人も、自分が思っている以上のことができる」という意味。人は誰でも秘めた可能性があるということを気づかせてくれる金言です。

 

一緒に覚えよう! 他の言い方・関連表現

Whether you think you can or you think you can't, you're right.
あなたができると思おうとできないと思おうと、どちらも正しい

▶実はこちらも同じHenry Ford(ヘンリー・フォード)の言葉。whether A or Bは「AであろうとBであろうと、AであろうがBであろうが」というイディオムで「あなたができると思おうとできないと思おうと、どちらも正しい」が直訳になります。「できると思えばそれが正しい(=できる)し、できないと思えばそれが正しい(=できない)」、つまりこれは、自分の可能性を広げるのも狭めるのも自分次第だというフォードの教えです。

 

講師プロフィール●デイビッド・セイン David Thayne

日本で約30年の豊富な英語教授経験を持ち、ベストセラーの英語の書籍を数多く刊行。英会話イベント・セミナーも精力的に開催している。

 

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