毎日Eトレ!【1144】道を塞がれたら、回り道をすればいい

デイビッド・セイン先生が教える
名言から英語を学ぼう

英語でこれって何て言うんだろう? 日常会話で使う表現を、人気英会話講師のデイビッド・セイン先生が解説してくれます。日本人が間違えやすいポイントや文化の違い、派生した表現なども教えてくれます。今回は「行く手を塞がれたら、回り道をすればいい」「失敗は回り道であって、行き止まりではない」です。さっそく読んで会話で使ってみましょう。

 

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When you come to a roadblock, take a detour.

行く手を塞がれたら、回り道をすればいい

 

"detour" を使った英語の名言

アメリカ人実業家で、化粧品会社の創業者のMary Kay Ash(メアリー・ケイ・アッシュ)の言葉です。
アメリカの工事現場や道路では、"DETOUR"と書かれた標識を見かけることがあります。detourは名詞で「回り道、迂回路、遠回り」という意味で、道路が通行止めになっている場合に迂回の指示をする言葉として使われています。detourを用いたイディオムにはtake a detour(回り道をする、迂回する、遠回りする)があります。たとえばドライブ中に「ちょっと寄り道しよう」と言いたい場合にもLet's take a little detour. のように使えます。roadblockは「道路上の防塞、バリケード、障害」のこと。つまり、このフレーズは「道路上の障害に行き着いたら、回り道しろ」という直訳から、自分が進む道の途中に障害があっても、そこであきらめずにほかの道を探し出せばいいという意味に解釈することができます。壁にぶち当たったり、行き詰ったりしたときに、別の方法を模索することの大切さを教えてくれる名言です。

 

一緒に覚えよう! 他の言い方・関連表現

Failure is a detour, not a dead-end street.
失敗は回り道であって、行き止まりではない

▶自己啓発の分野で作家・講演家として活躍したZig Ziglar(ジグ・ジグラー)の言葉です。dead-endは「行き止まりの」という形容詞で、dead-end streetで「袋小路」という意味に。つまり、失敗はただの回り道にすぎず、それで物事がすべて行き詰まるわけではないという心強いメッセージです。

 

講師プロフィール●デイビッド・セイン David Thayne

日本で約30年の豊富な英語教授経験を持ち、ベストセラーの英語の書籍を数多く刊行。英会話イベント・セミナーも精力的に開催している。

 

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