毎日Eトレ!【1152】成功は決して永続せず、失敗は決して終わりではない

デイビッド・セイン先生が教える
名言から英語を学ぼう

英語でこれって何て言うんだろう? 日常会話で使う表現を、人気英会話講師のデイビッド・セイン先生が解説してくれます。日本人が間違えやすいポイントや文化の違い、派生した表現なども教えてくれます。今回は「成功は決して永続せず、失敗は決して終わりではない」「失敗することへの恐れが失敗を生む」です。さっそく読んで会話で使ってみましょう。

 

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Success is never permanent, and failure is never final.

成功は決して永続せず、失敗は決して終わりではない

 

"failure" を使った英語の名言

アメリカンフットボールの選手、コーチとして活躍したMike Ditka(マイク・ディトカ)の言葉です。文章の前半に登場するsuccessは「成功」、permanentは「永久の、永続する」です。この文章のpermanentは形容詞ですが、この単語には「(髪の)パーマ」という名詞としての意味もあります。後半にあるfailureは「失敗」、finalは「最後の、最終の」という意味です。failureはfail(失敗する)という動詞から派生した名詞になります。つまり、この英文は「永遠に続く成功はない、失敗したとしてもそれですべてが終わるわけじゃない」という意味。成功にあぐらをかかず、たゆまぬ努力や改善を行うこと。たとえ失敗したとしても、何度でもやり直しがきくこと。そんなことに改めて気付かせてくれる名言です。
「失敗」という言葉が入った有名なことわざに「失敗は成功のもと」があります。これを英語で言うとFailure is a stepping stone to success.になります。stepping stoneは「踏み石、足がかり」なので、「失敗は成功への足がかりだ」→「失敗は成功のもと」ということです。

 

一緒に覚えよう! 他の言い方・関連表現

Fear of failure is the father of failure.
失敗することへの恐れが失敗を生む

▶作者不詳の金言の直訳は「失敗に対する恐れは失敗の父」。つまり、失敗することへの不安や恐怖心が失敗につながるという教えです。... is the father/mother of ~ は「…は~の父/母」という意味で、このフレーズを使った有名なことわざには Necessity is the mother of invention.(必要は発明の母)があります。

 

講師プロフィール●デイビッド・セイン David Thayne

日本で約30年の豊富な英語教授経験を持ち、ベストセラーの英語の書籍を数多く刊行。英会話イベント・セミナーも精力的に開催している。

 

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