ミサコ・ロックスさんから学ぶアメリカ成功術
「行動力と実力でチャンスは切り拓ける」

アメリカの出版界で成功した日本人漫画家から学ぶ、夢のつかみ方!ー法政大学講演会より

アメリカで唯一の日本人漫画家として活躍するミサコ・ロックスさんにインタビュー。ミサコさんの出身校・法政大学で行われた講演会とインタビューでお伺いした内容を3回に渡ってお届けします。

第1回目は、法政大学市ヶ谷キャンパスにて『掴み獲れ! アメリカンドリーム!』をテーマに開かれた、講演会の内容をレポートします。

独学で漫画の技術を学び、ツテなしコネなしでも「やると決めたらやる!」ファイティングスピリッツで道を切り拓きアメリカンドリームをつかみ取ったミサコさんの経験談には“人生で成功するためのヒント”がたくさん。仕事に恋に行き詰まりパワーがほしい! という人にこそ読んで欲しいミサコさん特集、第1弾をどうぞ!

 

法政大学内で行われた講演会には、学生と報道陣がズラリ! 単独渡米し、アメリカで成功をつかんだミサコさんのお話に、真剣に耳を傾けていました。

 

▲登壇するミサコさん

 

【憧れの“マイケル・J・フォックス”のためにアメリカ留学を決意】

 

アメリカ留学を考えたきっかけは、マイケル・J・フォックスとの出会いです。
小学生の頃に見た『バック・トゥ・ザ・フューチャー』でひと目惚れをして「将来はアメリカに行って、マイケルの彼女になろう!」と心に決めました。
ただ、どうすればアメリカに行けるのか見当がつかなかったんですね。それで中学の時に受験の赤本で、法政大学には“留学生派遣応援制度”があって、費用免除で1年くらいアメリカ留学に行けることを知りました。
そこからは法政に入ることだけを考えて、とにかく勉強しまくりました。
ただ「法政に入るぞ!」と決意した当初の私の学力は、学年360何人中の300番台(笑)。そこから執念で勉強して、中学3年生の時には学年トップになったんですよ!

 

また、高校の進路を決める時は、わざと自分の学力でいける学校よりランクを落とした高校に進学しました。なぜなら高校で学年1位をキープし続ければ法政大学の指定校推薦がもらえると考えたからです。そして、その考え通り高校3年間、ほぼ学年1位の学力をキープして。もちろん指定校推薦で法政に入りました。もうね、マイケルへのあっつい執念だけで頑張りましたよ!

 

▲留学するまでの経緯を詳しく解説

 

そして念願の法政大学に入学し、大学4年に進学する時にようやく留学支援制度の枠に合格して。「これでようやくアメリカ留学できる!」と、かっこよくNYを闊歩する自分の姿を思い浮かべていましたが、私が実際に留学したのはミズーリ州という田舎にある、トルーマン州立大学という学校でした。

 

【留学で語学力を伸ばすなら「田舎の大学、ガンガンしゃべる、とにかく目立つ」】

 

「留学するなら都会の方がいい」という人が多いと思いますが、語学を追求したければ田舎の大学がおすすめですよ。日本人がいないので英語でコミュニケーションしようと必死になって英語力が早く身につきますから。そしてとにかく、発音が下手でも文法が分からなくても、臆せずにガンガンしゃべりましょう! 英語は使わないと身につかないですから。

 

▲留学時代のミサコさん

 

▲インド人の留学生と友達になるといいネットワークがきづけるそう!

 

後は目立つことも大切です。私は髪の毛をバリカンでバーっと刈って2週間ごとに色を変えました。「目立てば話しかけてくれる!⇒遊ぶようになって語学力ものびる」って作戦です。もちろん成功してアメリカ人の友達が出来ました。
そうして英語もかなり話せるようになり、日本に帰って就職活動をしました。でも、アメリカでつるんでいたクリエイティブで自立した友達に感化されていた私は、リクルートスーツを着て就活するうちに「就職って、なんか自分のやりたいことと違うな。このままでいいのかな」と思えてきて。
そんな時にインターンシップ制度を知って、即「インターンでアメリカに行く!」と決意しました。

 

▶▶▶次ページ 就活での違和感から、インターンで再びアメリカへ


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