LA暮らしのリアルを公開!【50】留学・働いてみてわかったコト

留学生活4年間、1年間のOPTの体験、そして現在のLA生活

高校卒業後からアメリカで留学生活4年間、そして1年間のOPTを経て、グリーンカードを申請中のイアンがLAで学んだコト、感じたコトをリアルにお届けします!第50回目のテーマは『アメリカでの出産』です。

アメリカでの出産

とうとう出産したのでその時のことを今回はシェアしたいと思います。

私は1ヵ月早いお産となったため、破水や陣痛が来たら、ここに行けということやこのような対処をしろなど、病院からの指示はまだゼロだったため、とりあえず、産む予定でいた病院の緊急病棟へ駆け込みました。

だいたい通常の場合は、緊急病棟に行く前に自分のクリニックのドクターに連絡をしたり、産む予定の病院への予約などが必要です。

アメリカ人の出産は無痛分娩が基本で、90パーセントのお母さんは無痛分娩を選択します。病院に着き、まず最初に聞かれるのが麻酔を打つかどうか。私は最終的に無理だと思ったら麻酔を打って欲しいと言いましたが、5分ごとに麻酔はどうするかしつこく聞いてきました笑

日本の産婦人科とは打って変わってアメリカの病院はビジネスです。麻酔を打つことによってお金が発生&スムーズにお産が進むということで、すごく勧めてくるのです。

陣痛が長引く場合はすぐに帝王切開の処置も下されます。それも、出産の時間を短縮するため。もちろん良いナースもいるけども、ひとりひとりがビジネスをしているという印象。

お産する部屋、入院する部屋はすべてひとつの部屋で行われます。
産婦人科のクリニックの先生が赤ちゃんを受け取ってくれるのですが、クリニックと産む病院は別になるので、病院がクリニックの担当の先生に電話してくれて、先生を待ちます。

陣痛が強くなりもうイキみたいという時に先生はまだ到着してなくて、Don’t push yet (まだいきまないで)とひたすら言われ続けました笑

その後、先生が駆けつけてくれ、私は結局破水してから約2時間以内、さらに普通分娩で出産と、初のお産にしては一瞬の出来事で、かなりの安産でした。

アメリカで出産経験のある方に元々聞いていたものの、この出産で1番印象的だったことは、旦那の存在です。アメリカは誰かが出産に立ち会うことが基本的に強制です。よっぽどの理由がない限りは、旦那は強制的に部屋に連れて行かれます。拒否した場合はナースに叱られます。笑

アメリカのお産は旦那も参加型。
いきむときには足を押さえてと言われるし、器具や必要なものも旦那に「持ってて!」と指示されるし、真っ裸か、ガウンだけで行うためすべて丸見え。旦那がナースと同じような仕事量をやらされていました笑

胎盤や臍の緒、血液の検査などはあらかじめどうしたいということを伝えておかないと何もしてはくれません。私は一瞬の出来事すぎて、そのような話をする余裕もなかったため終わった頃に気付きました。

そしてアメリカの病院食…
まず過ぎる…!!!
メニューの中から自分で選択するのですが、メニューにあるものもさすがアメリカ。

 

私の病院滞在は産んでから36時間と、2日間も滞在せずにめちゃめちゃ短かったです。だいたいは2日間の入院が基本的。

立ったり座ったりどんどん動かされるし、「ママになったんだから、動きたくなくても動く!」のようにスパルタ。全く優しくなかったです。

病院での経験はさすがアメリカ~と思うことがたくさんあり、なんだか楽しかったです!!

 

フォトグラファー/ライタープロフィール●イアン
高校卒業後、約4年間の留学生活を終え1年間のOPTではロサンゼルスを中心にフォトグラファー、映像編集を主にフリーランスとして活動。合計5年間のアメリカ生活を経て留学、アメリカ生活、今どきの若者の使う英語、ロサンゼルスの流行りなどについて発信中!現在はフリーランスとしての活動を続け、アメリカで結婚し永住するためグリーンカードの申請中です。

 


「LA暮らしのリアルを公開」連載記事一覧

続きを見る >>

おすすめ記事