毎日Eトレ!【1167】ピーター・パイパーは…《早口言葉・英語音声つき》

デイビッド・セイン先生が教える
親子でチャレンジしよう

英語でこれって何て言うんだろう? 日常会話で使う表現を、人気英会話講師のデイビッド・セイン先生が解説してくれます。日本人が間違えやすいポイントや文化の違い、派生した表現なども教えてくれます。今回は「ピーター・パイパーはたくさんの酢漬けの唐辛子をつまんだ」「もし2人の魔女が2つの時計を見ていたら、どっちの魔女がどっちの時計を見るかな?」です。さっそく読んで会話で使ってみましょう。

 

注目記事

小学校から英語の授業が始まりました。
教科書の勉強だけではなく、海外の講師と話すのも良いのではないでしょうか?
Cheer up! Englishでは話題の子どもオンライン英会話をご紹介!

詳しくはこちらのページへ!

 

Peter Piper picked a peck of pickled peppers.

ピーター・パイパーはたくさんの酢漬けの唐辛子をつまんだ

 

英語で楽しむ言葉あそび①

今月は、親子で楽しみながら英語を学べるフレーズをご紹介します。まず初回は、マザー・グーズに登場する有名な早口言葉から。ちなみに「早口言葉」は、英語でtongue twisterといいます。tongueは「舌」、twisterは「より糸機、ねじる人、難問」などの意味があり、「舌をねじってもつれさせる(もの)」→「早口言葉」というわけです。早口言葉は遊びとして楽しむだけでなく、正しい発音の習得や、リズムよくスピーキングするための練習に非常に効果的。さっそく挑戦してみましょう!
この早口言葉では、[p]の発音のバリエーション、「ピー」「パ」「ピッ」「ペッ」などの単語が繰り返されています。[p] の音は破裂音と呼ばれ、上唇と下唇を合わせて口を閉じている状態を作り、次に口の中から外に空気を押し出すように口を一気に開くのがポイントです。音声を参考に音の違いを意識しながら、[p]ではじまる最初の部分にアクセントをおいて発音してみてください。最初は、文字を見ながら自分でゆっくり、きちんと発音することが大切です。慣れてきたら、次第にスピードを上げていきましょう。pickは「摘む」、a peck of ... は「たくさんの~」、pickledは「酢漬けの、ピクルスにした」、 pepperは「唐辛子」という意味ですが、言葉遊びの文章なので、意味はあまり深く考える必要はありません。

ちなみに、この早口言葉の全文は以下のとおり。今回は1文目だけを紹介しましたが、慣れてきたらぜひ全文トライしてみましょう!

Peter Piper picked a peck of pickled peppers.
A peck of pickled peppers Peter Piper picked.
If Peter Piper picked a peck of pickled peppers,
Where’s the peck of pickled peppers Peter Piper picked?

 

 

一緒に覚えよう! 他の言い方・関連表現

If two witches were watching two watches, which witch would watch which watch?
もし2人の魔女が2つの時計を見ていたら、どっちの魔女がどっちの時計を見るかな?

▶こちらはwから始まる単語が並んだ早口言葉。witchはウィッチ[wítʃ]と読み、「魔女、女の魔法使い」を表す単語です。ちなみに「男の魔法使い」はwizard。"The Wizard of Oz(オズの魔法使)"の物語は日本でも有名ですよね。watchは動詞「見る」、名詞「時計」の2つの意味で使われていますが、どちらも読み方はウォッチ[wάtʃ]でOK。「どの、どちらの」という意味を持つ whichの発音はウィッチ[(h)wítʃ]で、「魔女」のwitchと同じ発音になるのがややこしいところ。ぜひこちらの早口言葉も、親子でトライしてみてください。

 

講師プロフィール●デイビッド・セイン David Thayne

日本で約30年の豊富な英語教授経験を持ち、ベストセラーの英語の書籍を数多く刊行。英会話イベント・セミナーも精力的に開催している。

 

デイビッド・セイン先生の書籍はこちら!

100語で簡単!ネイティブに伝わる英会話
発売日:2017/11/01

 

最新の連載をメールでお知らせ

メールアドレス:

「毎日Eトレ!」連載記事一覧 連載トップへ

続きを見る >>

おすすめ記事