毎日Eトレ!【1169】ピエロは輝く冠を育てる《早口言葉・英語音声つき》

デイビッド・セイン先生が教える
親子でチャレンジしよう

英語でこれって何て言うんだろう? 日常会話で使う表現を、人気英会話講師のデイビッド・セイン先生が解説してくれます。日本人が間違えやすいポイントや文化の違い、派生した表現なども教えてくれます。今回は「ピエロは輝く冠を育てる」「忠実な戦士はなぜ我々が支配するかをめったに気にしない」です。さっそく読んで会話で使ってみましょう。

 

注目記事

小学校から英語の授業が始まりました。
教科書の勉強だけではなく、海外の講師と話すのも良いのではないでしょうか?
Cheer up! Englishでは話題の子どもオンライン英会話をご紹介!

詳しくはこちらのページへ!

 

Clowns grow glowing crowns.

ピエロは輝く冠を育てる

 

英語で楽しむ言葉あそび②

今回は、日本人が苦手とするLとRの発音強化に役立つ早口言葉です。clown(名:ピエロ、道化師)とcrown(名:王冠)は、カタカナ読みをするとどちらも「クラウン」。また、grow(動:育てる)とglow[ing](名:輝き *glowingは「輝く」という意味の形容詞)はどちらも「グロウ」と読みます。日本語には英語のLとRにぴったりあてはまる音が存在しないため、これらの英単語を発音・聞き取りする際に、音の区別が難しいと言われています。
Lは、舌先を上の前歯の裏側の付け根にくっつけたあと、舌を前に押し出しながら発音するイメージです。一方Rは、舌先は口内のどこにも触れません。唇を少しすぼめ舌先をやや内側に引き込みながら発音するイメージです。音声聞きながら、舌先の位置に意識して発音してみましょう。似た発音の単語で練習することで、きっと違いがわかりますよ!早口言葉は、英文の意味にとらわれずに、発音の違いやリズムよく読む点に注意してトライしましょう。

最後に、登場した単語を使った例文をご紹介します。

When I was a child, I was afraid of clowns.
子供の頃、私はピエロが怖かった。

I’m growing tomatoes in my garden.
私は庭でトマトを栽培しています。

This new lotion has my skin glowing.
この新しいローションは私の肌を輝かせる。

She taught me how to make a flower crown.
彼女は私に花の冠の作り方を教えてくれた。

 

一緒に覚えよう! 他の言い方・関連表現

A loyal warrior will rarely worry why we rule.
忠実な戦士はなぜ我々が支配するかをめったに気にしない

▶こちらはLとR、それにWの発音も加わった早口言葉。loyal[lˈɔɪ(ə)l]は「忠実な」という意味。The dog is so loyal.(その犬はとても忠実だ)のように、動物の忠実さを表現するときにも使えます。He’s loyal to his company. なら「彼は会社に忠実だ」 という意味に。rule[rúːl]は、RとLが混在しており発音が難しい単語ですが、「ルール」という名詞のほかに、動詞で「支配する」の意味もあることも合わせて覚えておきましょう。

 

 

講師プロフィール●デイビッド・セイン David Thayne

日本で約30年の豊富な英語教授経験を持ち、ベストセラーの英語の書籍を数多く刊行。英会話イベント・セミナーも精力的に開催している。

 

デイビッド・セイン先生の書籍はこちら!

驚くほどすっと口から出てくる 超かんたん ネイティブ英語100
発売日:2019/6/19

 

最新の連載をメールでお知らせ

メールアドレス:

「毎日Eトレ!」連載記事一覧 連載トップへ

続きを見る >>

おすすめ記事