英検®はここに注意しよう! 準2級のニ次試験・面接

攻略ポイントはここ! 英検®合格への道しるべ

英検®準2級では、無事一次試験に通ったら二次試験に進むことができます。二次試験では、一次試験では評価できないスピーキング能力が試されます。一次試験を受かった英語力があれば難しいテストではありませんが、必ず話す練習をしてから臨みましょう。

英検🄬面接試験の流れ

英検®準2級の面接はすべて英語で行われます。

控室で面接カードに記入し、待っていると案内の係員が迎えに来ますので、後について面接室に向かいます。

面接カードを面接委員に渡し、指示に従って着席します。面接委員が氏名と受ける級の確認を取りますので返事をし、簡単なあいさつを交わします。

あいさつも採点の対象となりますので、相手の目を見てあいさつをしてください。

その後、英文とイラスト(picture A, picture B)が印刷された問題カードを渡されます。

英文(passage)を黙読するよう指示されます。黙読の時間は20秒です。

時間になると、音読するよう指示されるので、落ち着いて、タイトルからはっきりとした発音で音読しましょう。

音読が終わると、面接委員から今読んだ英文の内容について質問されます。文章を見ながら答えてかまいません。

次に、イラストについて質問されます。この時も、イラストを見ながら答えることができます。

その後は受験者自身の意見などを問う質問に移るので、問題カードを裏返すよう求められます。これ以降の質問ではカードを見る必要がないので、見られないからといって緊張することはありません!

試験が済んだら、問題カードを面接委員に返してから部屋を出ます。

入室から退室まで、だいたい6分です。

答えがわからなかったり、答えるのにあまり手間取っていたりすると、次の質問に飛ぶこともあります。次の質問なら上手く答えられるかもしれません!気を取り直して質問に集中しましょう。

緊張しすぎたりして質問を聞きそこなった場合、

Would you repeat it again? などとお願いするのは問題ないようです。ただし、何回も聞くのはさすがにまずいと思います。

 

聞かれたことに正しい英語で答える

一番大切なことのひとつは、聞かれたことに答えることです。当たり前だと思うかもしれませんが、what, how, whoなどの疑問詞は決して聞き逃さないようにしましょう。
また、答える時は単語で答えず、文で答えます。

英文パッセージ、イラスト、意見を問う質問は、すべて同じテーマから出題されます。ですから、イラストの描写をするときや意見を言うときに語彙を思いつかなかったら、パッセージに出ていた単語を参考にするのも手です。文の構造(英文としての語順や文法)はきちんと守って話しましょう。

 

入室から退室までが面接

就職の面接とは違いますが、コミュニケーションを取る態度や意欲も採点に響きます。

こんなエピソードがあります。ある思春期の男の子が英検を受けました。面接も練習して行きました。帰ってきた本人に聞くと、英語的には自信がないが、態度は申し分なかったはずだと言います。ところが、結果が送られてくると完全にその逆でした。問いへの答えは良い評価でしたが、コミュニケーションの意欲というところで辛い点がついていました。幸い合格はしていましたが。

もともと不愛想に見える人や引っ込み思案な人は、コミュニケーションを取る意欲があるという態度をしっかり見せるようにしましょう!

 

ライタープロフィール●外国語人

英語、フランス語、外国語としての日本語を教えつつ、語学力に留まらない読む力、書く力を養成することが必要であると痛感。ヨーロッパで15年以上暮らし、とりあえず帰国。この世界の様々な地域で日常の中に潜む文化の違いが面白くて仕方がない。子育て、犬育て中。TOEIC®985点
https://www.znd-language.com

 

外国語人の英語学習コラム一覧はこちら≫

 

英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。このコンテンツは、公益財団法人 日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。

 


「英検🄬はここに注意しよう!」連載記事一覧

続きを見る >>

おすすめ記事