最高の効率で英語力を身につける
大人のやり直し英語をプロが解説

「とりあえず英会話を始めよう」は遠回り?
効率の良い英語学習の“順序”とは

大人になってから「英語学習をやり直したい」と考える人は多いはず。しかし、「英語を話せるようになるためにまずは英会話」と安易に考えると損をしてしまうかも?“言語習得のプロ”であるENGLISH COMPANYの現役トレーナーが、英語学習をやり直したい大人の英語初級者に向けて、英語力を身につけるためのヒントを教えてくれました。

 


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大人のやり直し英語とは?英会話に必要なスキル

英語学習をやり直してみようと考えている人の悩みに最も多いのが、「英語でコミュニケーションを取れるようになりたいけど、何から始めたらいいのかわからない。」というもの。
ENGLISH COMPANYのコンテンツ戦略企画部シニアリサーチャーである堀さんによると、そもそも英会話はこの4つのプロセスに分けられるのだそう。

1.相手の言っていることを聞き取る
2.内容を理解する
3.自分の考えをまとめる
4.英語で発音する 

相手の言っていることを聞き取って、理解する。つまり、一般的に「リスニング」と呼ばれる作業が1番、2番にあたります。このリスニングプロセスができないと英会話はなりたちません。相手の話を理解しないまま会話をするということはあり得ませんね。さらにその上で、3番、4番の発言プロセスも必要です。
つまり、英会話の能力は「ただ話す」ということではなく、これら4つの知識やスキルの総合的な力のことなのです。 

1.相手の言っていることを聞き取る
語彙・発音・音声知覚

2.内容を理解する
文法力、リーディングスピード

3.自分の考えをまとめる
論理構築力

4.英語で発言する
言語化の能力

今回の講座では英会話を成立させるためのスキルの「前半」である、リスニングプロセスに焦点を当て、「聞き取れるようになるための3つのトレーニング」と「素早く理解できるようになるための3つのトレーニング」紹介してくれました。

 

 

トレーニングにチャレンジ!

英語を聞き取れるようになるためのトレーニング

「聞き取る」とは、純粋に英語の音そのものをキャッチすることを指します。英語と日本語ではそもそも発音の仕方が大きく異なる上、日本語にない音があったり、実際に発音されるとイメージと違う音に変化したりと、中~上級レベルの学習者も苦手に感じている人が少なくありません。しかし、英語の発音を理解し習得することで、みるみる英語が聞き取れるようになります。「聞き取る力」を効率よくのばすのに最適なトレーニングとはどのようなものでしょうか。

・語彙は正しい発音と一緒に覚えよう
発音の理解は、語彙習得の際に見落としがちなポイントですが、正しい発音を知らないと本当は知っている単語を耳にしても聞き取れない、ということが起こってしまいます。単語学習には、音源のある教材を使ってスペルと発音を一緒に覚えるのがマスト。また、知らない単語よりも知っている単語の比率が多い教材を選ぶのも学習のコツだそう。手軽に音声を確認できるアプリもおすすめです。

 

 

 

・音声変化の知識を身につけよう
音声変化とは、ネイティブが英語を話す時、発音しやすいように音が変化することを言います。洋画などを観ていて聞き取れなかったセリフも、後でスクリプトをチェックすると知っている単語が使われていた、という経験がある人もいるのではないでしょうか。これは音声変化により、自分がイメージしていた音と違う音で発音されたことで起こります。
音声変化を学ぶことで、文字通りではない発音の単語やイディオムも聞き取れるようになります。

音声変化のルール
1.連結:単語同士がつながって発音される
2.脱落:あるべき音が発音されない/聞こえにくくなる
3.同化:隣り合う音に影響を受けて、違う音の変化する
4.ら行化:/t/や/d/が日本語の「ら行」のような音になる
5.弱形:文中では弱く短く発音される単語がある

 

 

・シャドーイングに取り組もう
シャドーイングとは、1、2語遅れてシャドー(影)のように、聞こえた音をそのまま真似ていうこと。その中でも、意味を考えず音に集中する「プロソディーシャドーイング」が耳を鍛えるために非常に有効です。英語初級者にとっては、なかなか難しいトレーニングですが、負荷が大きい分効果は絶大。流れてくるモデル音声をしっかり聞き取って、それを真似するように口に出すのがポイントです。

シャドーイングの教材には、テキストが確認できるもの、読んだら分かるレベルの英文が使用されているものを選びましょう。

 

 

素早く理解するためのトレーニング

音がキャッチできたら、それをもとに相手の言っていることを理解していくというプロセスに入ります。そのために必要なのは「リーディングスピードを上げる」こと。一見リスニングと結びつきづらくも感じますが、「ゆっくり読んで分からないものは、そもそも速いスピードで聞いても理解できません。しっかり読めるような能力があるからこそ、音声で聞いたときにも理解できるようになるのです」と堀さんは語ります。

リーディングスピードが上がらない主な理由は、単語をひとつひとつ日本語に訳しながら読んでしまうこと、英文を日本語の語順で読もうとするあまり「返り読み」をしてしまうことの2つだそう。これらの脱却にも効果が期待できるおすすめのトレーニングを紹介します。

 

・認知文法を知ろう
リーディングスピードを上げるには、文法の理解が欠かせません。文法を覚えることが英会話につながる実感が持ちづらい、という方もいらっしゃるかもしれませんが、文法なしで正しく英語を理解することは不可能です。

とは言え、文法に苦手意識がある人も多いでしょう。しかし、ネイティブの感覚をつかんで瞬時に英語に処理する力が身につく「認知文法」を学ぶことで、大量の丸暗記に頼らない効率的な英語の習得が可能になります。 

例えば、中学英語で習う「進行形」について。英語の授業では、「be動詞+ing=~している、というひとつの公式のように覚えたはずです。しかし、ネイティブの感覚では、Be動詞は「説明するよ!」のサイン。「The dog is(その犬は)」と聞こえたら、「これから犬にまつわる何かの説明が続くのだ」という受け止め方をするのです。

単語ひとつひとつの基本のイメージを、英語の語順で素直にイメージする、どんどんつなげていく、というのが認知文法のコツだそうです。

⇒初級者向けグループレッスン体験での認知文法レッスンの様子はこちらでチェック≫

 

 

・チャンクリーディング
チャンクリーディングとは、「チャンク(意味のかたまり)」でとらえて、英語の語順で読むことです。

ウェビナーでは、実際にリスニングしながらチャンクリーディングを体験。ある程度慣れたら、チャンクで理解しながら音読をしてみると良い、と堀さん。チャンクで音読を続けていくことによって、チャンクの感覚とチャンク自体が自分の中に定着、内在化していき、どんどん英語がわかりやすくなるそうです。

チャンクの区切りに決まりはなく、自分が理解しやすい意味のかたまりの単位でOK。頭の中でチャンクごとにスラッシュを引きながら理解するイメージで読むように意識すると、自然とチャンクリーディングができるようになります。

チャンクリーディングの教材には、1回の学習の分量が多すぎないもの、自力で読んで9割くらい理解できる難易度のもの、語彙や訳がついているものがおすすめです。

⇒中級者向けグループレッスン体験でのチャンクリーディングレッスンの様子はこちらでチェック≫

 

 

・多読
多読といっても、ただたくさん読めばいいという訳ではなく、易しい英語をスラスラ読むのがポイント。多読を通してリーディングスピードのアップが期待できます。

多読のコツは「読んでる途中で辞書を使わないこと」、「分からない単語は飛ばして読むこと」、そして「読んでいて楽しくなければ、すぐ違う本に切り替えること」。チャンクリーディング同様、難易度が高くないものを選ぶのがトレーニングを楽しく続けていくために重要だそうです。

 

 


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今すぐ始めるなら、この教材がおすすめ!

ウェビナー内で登場したおすすめ教材を一挙ご紹介します。

 

単語学習におすすめ

音源があり、知らない単語よりも知っている単語の比率が多い教材。手軽に音声を確認できるアプリも学習に最適。

・アプリ「ユメタン」シリーズ(アルク)
iPhone用 Android用

・アプリ「キクタン」シリーズ(アルク)
iPhone用 Android用

 

音声変化の学習におすすめ

株式会社スタディーハッカーによる書籍、ゲーム感覚で学べる無料アプリ。

・書籍5つの音声変化がわかれば英語はみるみる聞き取れる(マイナビ出版)

・アプリ「Listening Hacker(リスニングハッカー)」
iPhone用 Android用

 

シャドーイングにおすすめ

テキストが確認でき、読めば分かるレベルの英文が使用されている教材。

Grated Reader(学習者向けのリーダー)
例)オックスフォード・ブックワーム
  ペンギンリーダーズ

NHK語学講座

・英語字幕のある短め動画(YouTubeなど)

 

認知文法の学習におすすめ

株式会社スタディーハッカーによるオンライン講座、書籍、YouTube

オンライン学習プラットフォーム「Udemy」の講座

『英文法の鬼100則』(明日香出版社)

英語学習チャンネル」で紹介している時吉氏の文法ビデオ

 

チャンクリーディングにおすすめ

1回の学習の分量が多すぎず、自力で読んで9割くらい理解できる難易度の教材、語彙や訳がついている教材。

キクタンリーディング(Basic(アルク)

速読速聴・英単語 Core1900(Z会)

 

多読におすすめ

スラスラ読める、難易度が高くない教材。

Leveled Reader(海外の子ども向けのリーダー)
例)英語絵本のサブスクリプションサービス「epic!」

iPhone Android

 

Graded Reader(学習者向けのリーダー)
例)オックスフォード・ブックワーム
  ペンギンリーダーズ

 

ウェビナー参加者のQ&A

Q. YouTubeチャンネルを教えてください。 
A.「英語学習チャンネル」です。今回の登壇者である高橋さんも出演しています。

Q. ENGLISH COMPANYの成果は?
A.サービスの提供がスタートしてから、既に1万3000人以上の受講者様にご卒業いただいております。公式サイトでは実際の受講生、卒業生の体験談や講師インタビューも公開しておりますので、それらを是非参考にしていただければと思います。ENGLISH COMPANY自体はTOEIC専門の学校ではありませんが、英語力アップの指標のひとつとしてTOEIC®スコアの変化を紹介しており、わずか数ヵ月の受講で300点や400点アップされた方も少なくありません。

Q. 発音判定のおすすめアプリは?
A. アプリではありませんが、iPhoneユーザーにおすすめなのが設定言語を英語にして英語でSiriに話しかけるという方法。自分の英語がどのように聞こえているのかがよく分かりますし、無料で手軽に発音の練習ができます。
また、Googleの音声入力でも同様のことができます。こちらも、設定言語を英語に設定してから英語を話したり読んだりすると、発した言葉を自動入力してくれます。もちろんどちらも100%正確というわけにはいきませんが、かなり高い精度で出てきます。
ちなみに、練習時の言語設定はイギリス英語がおすすめです。いろいろ試した結果、日本人英語はどちらかというとイギリス英語に近いようで、アメリカ英語よりも高い精度で発音判定してくれます。

Q.ネイティブと友達になるには?
A. 今は海外の方が日本に来られない状況なので、対面で出会うことはなかなか難しいかもしれません。インターネットを利用すれば同じ趣味を持つ人同士の交流サイトなどもあるので、そこでネイティブの方を見つけるのはどうでしょうか。海外との行き来が可能になったら、国際交流イベントなどへの参加もいいですね。

Q.学習時間はどれくらい必要ですか?
A.これだけ確保すればいい、とはっきり言い切ることは難しいのですが、学習効率を考えると、何かに取り組む1回の時間は短めがいいといわれています。例えば15~20分くらいの短い時間で一気に集中して、その後休憩を挟みリラックスする、というようなリズムです。
ENGLISH COMPANYでも、初級コースの方の最初のうちの学習時間は1日1時間くらいを目安で、とお伝えしています。また、パーソナルコースでも15分×4つの時間をとっていただくようお話しています。

 

教えてくれたのは

コンテンツ戦略企画部 シニアリサーチャー 堀(ほり)さん

プロフィール
英語講師やPR企業の海外担当、大学の助教、通訳・翻訳など英語に関わるさまざまなキャリアを持つ。大学院では国際言語教育について学びつつ、多読スクールを運営。脳科学とComplex Theoryの視点から第二言語習得を捉えることがライフワーク。TESOL修士取得。

 

パーソナルトレーナー 高橋(たかはし)さん

プロフィール
大阪大学法学部出身。卒業後は予備校講師として英語指導経験を積む。海外ゲストの案内係としてホテルに勤務した経験も。現在はENGLISH COMPANYトレーナーとして言語習得の指導に励む。

 


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「ENGLISH COMPANYのやり直し英語」で学ぶ!

6ヵ月コースは全24回で、週1120分のトレーニングを少人数グループで行います。完全オンラインレッスンのため全国どこからでも参加可能で、費用は1ヵ月あたり44,000円(税込)* とパーソナルトレーニングよりもお手頃になっています。

このコースでは、今回のウェビナーで紹介した学習法がすべて盛り込まれていることはもちろん、+αのカリキュラムも充実。グループレッスンでありながら、トレーナーによる個別カウンセリングが月に1度受けられるので、学習の進め方を相談したい時や万が一つまずいてしまった時にも安心です。

※12回の分割払いにも対応。

 

まとめ

忙しい大人の英語学習は、効率の良さを求めたいところ。正しい学び方を知っておくことで、英語学習に費やす時間と労力は大きく変わります。例えば、今回のウェビナーで紹介されていたチャンクリーディングや多読のコツを取り入れるだけでも、学習効率は劇的に違ってくるでしょう。

大人の初級者はもちろん、英語学習に悩んだ経験があるすべての人に知ってほしい学習のコツが盛りだくさんでした。無料体験も実施しているとのことなので、気になった方はぜひ問い合わせてみてください。

 

ENGLISH COMPANY(イングリッシュカンパニー)学校情報

受講形式 通学またはオンライン
学習サポート 毎日チャット
コース 全レベル対応コース
初級者向けグループコース
中級者向けグループコース
上級者向けグループコース
※全コースオンライン受講可
受講回数/1回あたりの時間 全レベル対応コース(全48回/45分) 
初級者向けグループコース(全24回/120分)
中級者向けグループコース(全12回/120分)
上級者向けグループコース(全8回/120分)
スクール所在地

東京( 新宿池袋恵比寿神田品川有楽町有楽町第2六本木銀座
神奈川(横浜
埼玉 (大宮)
大阪(梅田
京都(四条鳥丸
兵庫(神戸
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講師 日本人バイリンガル(言語学、第二言語習得についての知見をもつ)
受講期間 2ヵ月、3ヵ月、6ヵ月 ※コースによって異なる
入会金 全レベル対応コース 55,000円
各グループコース 22,000円
料金 全レベル対応コース(3ヵ月) 544,500円
全レベル対応コース(6ヵ月) 646,800
初級者向けグループコース(6ヵ月) 264,000円
中級者向けグループコース(3ヵ月) 231,000円
上級者向けグループコース(2ヵ月) 203,500円
※価格はすべて税込み
テキスト代 別途、市販教材をレベルにあわせて購入
返金の有無 1ヵ月無条件返金制度あり(初回トレーニング日より30日以内)
※一部コース除く

 


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