英検®はここに注意しよう! 準1級の傾向と対策 – ライティング2

攻略ポイントはここ! 英検®合格への道しるべ

前回は英検®準1級のライティングで最低限守るべきことを書きました。その内容は、英検®の他の級にもあてはまることです。今回は、それをすべてクリアした上で、さらに得点アップするためのポイントについて解説します。ライティングが苦手な人は、まず前回の記事で書いたことを実践してください。

英検®は四技能

現在の英検®の特徴のひとつは、リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの四技能が揃っていることです。スピーキングは一次試験を通った後の二次試験のみですから、一次試験では三技能が試されることになります。

点数も三技能バランス良く配分されているので、どれかひとつを捨ててしまったら合格は遠のきます。

とはいえ、得意なもので、できるだけ高得点を取っておくというのはやはり良い作戦です。ライティングの基礎がきちんとできていてさらに得点を上げたいという人は、以下のポイントを押さえてください。

今回ご紹介するのは、短時間で実践できる対策です。

 

文構造のバリエーション

日本語で小論文やレポートを書くとき、「○○だと考えられる」という言い方が3回続いていたら、見直しの段階で直しますよね。皆さん自然にやっていることだと思います。

英語で書くときも同じです。
できれば文構造にバリエーションをつけましょう。 

わかりやすくするためにひとつの文を短くするのも悪くありません。間違えないという自信のある構文だけ使うのも大切です。その上で、

具体的には、S+Vの単文構造だけではなくS+Vがふたつから3つある複文、重文構造を混ぜるといいでしょう。

主語もいつも同じ書き出しにならないよう、people, we, theyなどの一般的な主語のほか、無生物主語や仮主語、抽象名詞、動名詞、不定詞、を適宜使うようにします。

例えば次のような文。英検®2級の実力がある人なら、言い換えるのは難しくないはずです。

It is important to understand the history of industry.
意味:産業の歴史を理解することが重要だ。

It is … to …という構文を多用したくなければ、

1. Understanding the history of industry is crucial.
2.  We should understand the history of industry. 

と書いてもいいですね。

 

語彙や表現のバリエーション

上の例文の言い換え1では、importantcrucialと言い換えています。

英語では、ひとつの文章の中で同じ単語を何度も使うのを避ける傾向がありますね。リーディングではその点に注意することが重要ですが、ライティングにも応用してみましょう。

例えば、adviceという単語を繰り返す代わりに、同じような意味の他の単語を使うこともできます。a tipなども同じ意味で使えます。tipには動詞もあれば名詞もあり、使い方もいろいろありますが、「助言」や「ヒント」という意味でもよく使われます。

気を付けるべきは、adviceは不可算名詞ですがtipは可算名詞だということ。上の段落で、わざわざtipの前にaを付けたのに気づかれましたか?advicetipで言い換えるなら、tipに冠詞を付けるか複数にする必要があるということを忘れてはいけません。

バリエーションをつけられるようになるためには、語彙が豊かであることも必要ですが、普段からネイティブが書いた文章を注意深く読むことが一番大切です。実際にどのように言い換えられているか、よく観察して自分のものにしておきましょう。

 

ライタープロフィール●外国語人

英語、フランス語、外国語としての日本語を教えつつ、語学力に留まらない読む力、書く力を養成することが必要であると痛感。ヨーロッパで15年以上暮らし、とりあえず帰国。この世界の様々な地域で日常の中に潜む文化の違いが面白くて仕方がない。子育て、犬育て中。TOEIC®985点
https://www.znd-language.com

 

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