八田流英会話道場:第三回
英語の自己紹介で失敗しない八田流テク

空手の型のように英会話をマスターしよう!

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●立場が上の相手への自己紹介(丁寧な表現)

※ 相手は、目上の先輩格の人を想定:

 

♠:Good afternoon.
  こんにちは。

♠:Please allow me to introduce myself
  自己紹介をさせて下さい。(“Please allow me”はとてもスタンダードな謙譲表現)

♦:Great, go ahead.
それは良い、どうぞ。(標準的な言い方)

♠:My name is Yoshitaka Ogawa.
  名前は、おがわよしたかといいます。

♠:Please call me Yoshi.
  よしと呼んで下さい。

♠:I am from Kyoto, Japan.
  京都から来ました

♦:Oh, I like Kyoto. It’s a nice place.
  京都は私の好きな町だ。良い所だよね。(標準的なレスポンス)

♠:And as you know, it is the ancient capital of Japan, which lasted over 1200 years.

  ご存じのように京都は日本の古都です。1200年間続いた都です。(相手の知識レベルを疑ってはならない“as you know”は相手に気持ちよくこちらの話しを聞いてもらうために有効なフレーズ)

♦:We are a young country as compared to Japan. Particularly, Kyoto is an old city and rich in culture. 
  日本に比べると私達の国は若いよね。特に、京都は古い町で、文化的に恵まれている。(アメリカ、カナダ、オーストラリアなどの人達は、私達の国は若い国なので、そんなに長い歴史を持った都市はないよ、と標準的に反応する)

♠:That is the reason why we have so many temples and shrines there.
  だから、京都には神社仏閣が多いんです。(この時点で色々なコメントが飛び出すはず)

♦:My wife and I have been to Kyoto once and I remember we visited Golden Pavilion and Arashiyama.
  京都にはワイフと一緒に一回行った事がある。金閣寺と嵐山に行った事を憶えてえている。

♠:I go to college there and I am majoring in electrical engineering.
  私は大学に通っていて、電子工学を専攻しています。(この時点の反応では、日本の家電や電気製品は高品質、我が家のテレビはソニー、冷蔵庫はシャープ、洗濯機はパナソニック、などと言って距離感をなくす努力をしてくれる)

 

日本で教わる英語の表現は、目上の人と会話をするような、非常に丁寧な(堅苦しい)表現が多い。相手に教養を感じさせることは、とても大切なのだが、やはりTPOは使い分けたい。自分の出身地を紹介するときは、出身都市の人口や主な産業、歴史などを聞かれることが多い。事前に調べておくといいだろう。

 

●子供を相手にするときの自己紹介(シンプルな表現)

●対等な相手への自己紹介(フレンドリーな表現)

●立場が上の相手への自己紹介(丁寧な表現)

 

【英語こぼれ話】英会話は「英語」と「会話」の両方が揃ってこそ

テニスなどの練習でラリーを続ける場合、如何に下手でも、一回でも多くボールのやり取りが続けられるように双方で努力をする。外国人とのコミュニケーションも同様に、一回でも多く相手とのやり取りを長く続ける工夫を凝らす事が必要だ。「英語」と「会話」の両方が揃ってこその「英会話」なのだ。
大体フレンドリーな欧米人は、子供の頃から訓練されており、人前で喋る、社交的に喋るなどと言った事が身に付いている場合が多い。外国人同士の会話を観察してみると、とても勉強になるはずだ。
英会話は喋れる事だけではなく、如何に長く喋り続けるかがポイントとなる。打ち返し易いボールを投げ、その際の相手の返しも予測して会話を重ねていけば、それが経験として蓄積される。

 

八田信男プロフィール

高校生のときから英語に興味を持ち、米軍キャンプに出入りをする。しかし、受験英語と実践の差に愕然とし、その後、生きた英語を学ぶために米国へ留学。シリコンバレーでビジネスマンとして活躍し、コミュニケーションスキルを磨き続ける。現在は第一線を退くも、責任のある立場を兼任。自らが体得した英語によるコミュニケーションのノウハウを広く伝えるべく、八田流英会話道場を設立する。

 

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文/八田流英会話道場当主・八田信男

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