TOEFL Junior®のABC【5】設問の種類ごとに気を付けるべき点

世界中の中高生が受験する英語資格試験のひとつ
TOEFL Junior®をズバッと解説!

前回の記事で、TOEFL Junior®の構成と時間についてまとめ、リスニングテストの傾向にも触れました。今回は、設問の種類ごとに気を付けるべき点をまとめました。

 

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TOEFL Junior®のリスニングにはどんな設問が出るの?

本文を聞いた後で設問に答えるわけですが、質問と選択肢は問題用紙に印刷されています。

どんな設問が出るのでしょうか。

設問は、大きくふたつのタイプに分かれます。

1. 本文に出てきた具体的で詳細な情報を聞く問題
2. 細かいことより話の流れを聞く問題

 

具体的で詳細な情報を聞く問題

1のタイプの質問では、本文にはっきりと答えが出てくるはずです。その部分が聞き取れるかどうかがカギになります。

ただ、本文で使っていた表現が設問では別の言い方に言い換えられていることも多いので、注意が必要です。

 

話しの流れを聞く問題

2のタイプはさらに、推測する問題、話の目的を聞く問題、要旨を尋ねる問題、話し手の意図を確かめる問題、話の後で何をするか聞く問題などに分けることができます。

推測する問題の特徴は、probably(おそらく)やimply(示唆する、暗に示す)などの単語が含まれていることです。

「推測する」と言っても、発言されていることから当然わかることを考えればいいので、素直に流れを追っていけば大丈夫でしょう。

話の目的を尋ねる問題は

What is the purpose of the talk?
(話の目的は何ですか)

Why is A talking to the students?
(Aはなぜ学生たちに話をしているのですか。)

などの質問となります。

設問には、本文の内容と関係のある紛らわしいものが混ざっているので注意しましょう。その話全体をカバーし、短くまとめている選択肢を選ぶようにします。

要旨を聞く問題としては

What is the subject of the announcement?
(アナウンスの主題は何ですか。)

What is A mainly talking about?
(Aは主に何について話していますか。)

などがあります。

意図を確かめる問題としては、本文のセリフのひとつをそのまま引用し、どのような意味でその発言をしたのか問うものがあります。

What does A imply when she says, “…”?
(「…」と言ったとき、Aは何を言いたかったのですか。)

この種の問題に答えるには、その発言の前後の文脈を掴むのが必須です。
たとえわからないところがあってもそこで止まってしまわないで、話全体を聞き続ける姿勢を保つようにしましょう。

話の後で何をするか聞く問題は、

What is A probably going to do next?
(Aは次におそらく何をしますか。)

などです。

Aが話し手の場合もあれば、本文に登場しない聞き手の場合もあります。

例えば先生が学生たちに話しているというシチュエーションで、設問が

What are the students probably do next?

だったとします。

先生がI’m going to play a CD.(これからCDをかけます。)と言えば、
生徒たちがこれからするのはListen to a …. (・・・を聞く。)などになるでしょう。

 

問題と問題の間に次の設問に目を通す

設問の内容を意識して本文を聞けば、ポイントがつかみやすくなります。選択肢まで読む必要はありませんが、設問を予めサッと見ておけるといいですね。そのためにも前の問題は引きずらず、遅くとも次の問題のナンバーが読まれたら、意識を次へ向けましょう。

 

ライタープロフィール●外国語人

英語、フランス語、外国語としての日本語を教えつつ、語学力に留まらない読む力、書く力を養成することが必要であると痛感。ヨーロッパで15年以上暮らし、とりあえず帰国。この世界の様々な地域で日常の中に潜む文化の違いが面白くて仕方がない。子育て、犬育て中。TOEIC®985点
https://www.znd-language.com

 

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