毎日Eトレ!【1259】台風に備える

デイビッド・セイン先生が教える
親子で楽しむ英会話

英語でこれって何て言うんだろう? 日常会話で使う表現を、人気英会話講師のデイビッド・セイン先生が解説してくれます。日本人が間違えやすいポイントや文化の違い、派生した表現なども教えてくれます。今回は防災のフレーズ「台風が来るんだって」です。さっそく読んで活用しましょう。

 

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A: It looks like a typhoon is coming.
B: We need to either tie things down so they don’t get blown away or bring them inside.

A: 台風が来るんだって。
B: 物が飛ばされないように縛るか、家の中にしまわないとね。

 

防災のフレーズ

台風が接近しているときは、強風で物が飛ばされるなどの被害を予防する必要がありますね。need to either A or B は「AかBのどちらかをする必要がある」。either は2つの選択肢から選ぶ場合に使われますので、3つ以上の選択肢には用いません。動詞 tie はひもでつなぐことを表し、tie things down で「物を縛り付ける」という意味になります。その後にある so は、目的を示す so that ... (〜するように) のうち、that が省略された形で、カジュアルな会話ではこのように that を省くことがあります。ここでは so they don’t ... ですので、「それら (=物) が〜しないように」という防止を目的にしています。その防止すべき事柄は get blown away です。これは blow ... away (〜を吹き飛ばす) の受け身で、風で吹き飛ばされることを意味しています。

 

一緒に覚えよう! 他の言い方・関連表現

A: A typhoon is headed this way.
B: Let’s secure the things that we can on the veranda and then bring the rest inside.

A: 台風が近づいているよ。
B: ベランダに固定できる物は固定して、あとは家の中にしまおう。

▶head という単語には動詞で「向ける」の意味もあります。通常、方向を示す言葉とともに受け身の be headed の形で用いられ、「〜へ向けられる」→「〜へ向かう」ということを表します。be headed this way で「こちらへ向かっている」です。動詞 secure は「確保する」の意味で使われることも多いですが、ここでのように「固定する、縛り付ける」の意味も持っています。secure the things that we can は、縛れる物は縛る、ということで、can の後に secure を補って考えるとわかりやすいでしょう。文の後半にある the rest は「残り」を表し、縛れなかった残りの物を指しています。inside には「建物の中に」という意味があるので、bring ... inside で「〜を屋内に持ってくる」です。

 

講師プロフィール●デイビッド・セイン David Thayne

日本で約30年の豊富な英語教授経験を持ち、ベストセラーの英語の書籍を数多く刊行。英会話イベント・セミナーも精力的に開催している。

 

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