毎日Eトレ!【1270】特別国会

デイビッド・セイン先生が教える
政治ニュースのスモールトーク

英語でこれって何て言うんだろう? 日常会話で使う表現を、人気英会話講師のデイビッド・セイン先生が解説してくれます。日本人が間違えやすいポイントや文化の違い、派生した表現なども教えてくれます。今回は政治ニュースのスモールトークフレーズ「解散総選挙の後には特別国会を開き、そこで内閣は総辞職して総理大臣を選び直すんですよ」です。さっそく読んで活用しましょう。

 

注目記事

小学校から英語の授業が始まりました。
教科書の勉強だけではなく、海外の講師と話すのも良いのではないでしょうか?
Cheer up! Englishでは話題の子どもオンライン英会話をご紹介!

詳しくはこちらのページへ!

 

After the snap election, they hold a special session of the Diet where the cabinet leaves office and a new prime minister is chosen.

解散総選挙の後には特別国会を開き、そこで内閣は総辞職して総理大臣を選び直すんですよ。

 

特別国会で総理大臣を選び直します

日本で国会や政権に動きがあるときは、旬な政治ネタで外国人と会話するのもよいでしょう。「解散総選挙」は snap election という短い一言で表現できます。snap には「即座の」という意味があり、任期満了前に突然の解散によって行われる選挙を指します。「特別国会」は special session of the Diet と言います。session は「会議、会期、開会」を表し、call a session of the Diet で「国会を招集する」です。leave the office は単に「会社を出る」ですが、冠詞のない leave office は「辞職する」ですので、the cabinet leaves office で「内閣が総辞職する」という意味になります。逆に take office なら「就任する、政権をとる」ですし、be in office は「在任中である」ということです。

 

一緒に覚えよう! 他の言い方・関連表現

An extraordinary session of the Diet is held after the snap election. That's where the cabinet resigns and a new prime minister is elected.
解散総選挙後には特別国会が開かれます。そこで内閣が総辞職して総理大臣を選び直すのです。

▶「特別国会」は special の代わりに extraordinary「特別の、臨時の」を用いても表現できます。反意語は ordinary「普通の、通常の」で、ordinary session of the Diet なら「通常国会」です。resign は「辞職する、退陣する」を表す動詞。名詞形の resignation で「辞職」、letter of resignation なら「辞表、退職願」を表します。内閣総辞職は国会に通知され、a new prime minister is elected「新しい首相が選ばれる」→「首相を選び直す」というプロセスへ。仮に前と同じ首相が再任される場合でも、新しい国会のメンバーで選び直すわけですね。

 

講師プロフィール●デイビッド・セイン David Thayne

日本で約30年の豊富な英語教授経験を持ち、ベストセラーの英語の書籍を数多く刊行。英会話イベント・セミナーも精力的に開催している。

 

デイビッド・セイン先生の書籍はこちら!

CD付 デイビッド・セインのデイリースピーキング これで安心!交通機関の接客英会話
発売日:2017/12/27

 

最新の連載をメールでお知らせ

メールアドレス:

「毎日Eトレ!」連載記事一覧 連載トップへ

続きを見る >>

おすすめ記事