ラボ・パーティ連載【3】多様性と英語でのコミュニケーション

多様性を身につけて、英語でのコミュニケーションを可能にする
そのためには、どのように子どもを育てたらいいの?

新しい指導要領の実施により子どもたちに求めらる力として、コミュニケーション能力や多様性の理解が重要になりました。これは世界で活躍できる人材の大切な礎です。学校での教育は変化していますが、家庭でできることはなんでしょう? 1966年に発足して以来、アクティブラーニングを通した英語教育や、中学生以上から参加できる海外ホームステイなどのプログラムを提供してきたラボ・パーティの教育の中からヒントを見つけてみましょう。

異文化にどう対応するか

 ここをお読みの保護者の方々は、将来お子さんが英語でコミュニケーションできるようになることを望んでいらっしゃることでしょう。実際の英語でのコミュニケーションでは、相手(たとえばネイティブ・スピーカー)の話すことを聞き、応えるといったやりとり(インタラクション)になります。実際の会話では、お互いの文化の違いからさまざまな誤解や、納得いかないことが起こります。

 たとえば、相手の家にお邪魔して、「なにか飲む?」と聞かれ、「いや、おかまいなく」と日本のマナー通りに答えたら、相手はおいしそうなコーヒーを飲んでも、自分には何もでてこなかったということがありました。これは文化の違いから起きる勘違いです。「なにか飲むかい?」と尋ねられたら、はっきりと「コーヒーをください」とほしいものを伝えないといけません。私たちの日本文化は「察しの文化」と言われますが、英語はそうではありません。英語ネイティブ・スピーカーはことばどおりに受け止めて、伝えたいことはそのままことばにします。

 自分と異なった文化には、理解できないこともたくさんあります。それを「納得できない」として、相手を拒否してしまったら、コミュニケーションはそこで終了してしまいます。「どうして相手はそう言うのだろう?」と考えることが大切です。ときには、どうしても理解のできないこともあるでしょう。それに対しても否定したり、無視したりするのではなく、どう反応するのか、その後の対応は重要です。もしかすると、「どうしてそんなふうに言うの?」と聞いてみたら、互いの文化の違いが明らかになり、笑い話になるかもしれません。

 

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多様性を身につけるには、どうしたらいい?

 英語でコミュニケーションする際には、自分の文化とは異なった価値観を理解する必要があります。そのためには日ごろから、さまざまな文化への柔軟な姿勢を身につける必要があります。異文化とは、なにも外国(人)だけとは限りません。日本のなかでも、「自分以外の人はみんな異文化」と考えてみるのも大切です。

 異文化に対する多様性を身につけたいなら、多くの人と出会うといいでしょう。多くの人と出会えば、それだけ多くの異文化に出会い、受入れる柔軟な姿勢や態度、対応するスキルを身につけることができるからです。

 ラボ・パーティでは、多様性を身につけるために、毎週のクラスのほかに、さまざまなプログラムを用意しています。季節のイベントや発表会、各地でのキャンプ、中学生以上になると参加できる海外ホームステイなど、年齢に応じて参加できるプログラムを行っています。これらは、はじめて出会う仲間とやりとりをする活動で、自分と違うもの、つまり多様性を受け入れる態度や姿勢を身につけます。

 

 たとえばキャンプでは、年齢が異なり、はじめて出会うメンバー約30名で3泊4日の共同生活を行います。生活は高校生や大学生のリーダーを中心に、子ども同士で進めていきます。このキャンプでは、子ども同士に対話が生まれ、はじめて出会う人とのコミュニケーションの仕方や、人と協力するスキルを自然なかたちで学ぶことができます。

 

 幼い頃から多くの人と出会い、多様性への柔軟な態度を身につけていると、海外でホームステイをする際にも力を発揮します。ことばや生活が違っても、どうしたら相手に受け入れてもらえるのか。自分の意見をどう伝えたらいのかを自分で工夫できるようになります。ホームステイでは、相手と協同したり、感謝したりする気持ちは、とても大切です。

 

人とコミュニケーションすることが好きな子に

 日本語でできないコミュニケーションを英語でできることはありえません。日本語でのコミュニケーションにも必要な「多様性への柔軟な態度」は、将来、社会に出た際にだれにでも重要なものです。

 将来、英語でコミュニケーションできる子どもを育てたいと願うなら、英単語をたくさん覚えるよりも、人と協同することが好きな子ども、はじめての人とも対話ができる子どもを育てましょう。まちがいなく将来の英語へのコミュニケーション力につながっていきます。

 

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/ラボ教育センター 広報 竹内美貴子さん

1988年、株式会社ラボ教育センター入社。営業職として首都圏、関西エリアを担当。ラボ・パーティ教室運営のサポート、指導者育成も行う。その後、教材研究・開発、広報誌編集などにも携わり、2006年より現職。言語習得、子どもの英語学習、絵本について詳しい。イベントやキャンプでは、⼦どもを対象としたワークショップも行う。中学生以上を対象とした海外ホームステイの引率経験は豊富。

 

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