ホームシック経験者に聞いた!
さみしさを乗り越える5つの方法
自分自身と向き合う留学体験談
日本の家族や友人との生活が懐かしく、故郷が異常に恋しくなってしまう「ホームシック」。実は、留学生の9割が陥ると言われているんです。言葉も文化も違う異国の地で、さみしさを感じるのは当たり前ですよね。では、そんなホームシックのさみしさをどうやって乗り越えれば良いのでしょうか? 留学経験者の生の声から、ホームシックを乗り越える5つの方法が見えてきました!
1.現地で友達をつくる
「現地の友達をたくさん作って、食事を一緒にしたり、遊んだり。とにかく現地に浸かりましたね!」(弘美さん・23歳)
「現地でなんでもしゃべれる友達をつくること、なんでもしゃべれる自分になることが大切です。さみしさを共有できると心が軽くなります」(智弘さん・25歳)
「大学の寮の友達以外にも、日本料理屋さんで働いてる現地の子に片っ端から声をかけて、遊ぶ約束をとりつけました!」(としこさん・26歳)
「病気にかかってさみしくて仕方がなかった時も、友達が一晩中看病してくれたから乗り切れたなって思います」(宏子さん・24歳)
「友達も大切ですが、やっぱり彼氏を作ることですね!(笑)」(舞さん・25歳)
2.日本語の曲や日本のTV番組に触れる
「“この曲、高校時代に友達とカラオケで歌ったな〜”なんて思い出して気分転換しましたね。留学から帰ってから聞くと、逆に“あの時はマックスとバーでビリヤードをしてたな…”と留学時の思い出を振り返るツールにもなっています」(ちひろさん・25歳)
「ネットで日本の番組を視聴して、久しぶりに聞く日本語に癒されていました。字幕付きで観ていると、語学の勉強にもなるんです!」(いくみさん・26歳)
3.日本食を自分で作って食べる
「海外には日本食レストランもたくさんありますが、ポイントは自分で作ること!レストランに高いお金を払うくらいなら、スーパーの食材を使って“故郷の味”を自力で再現して味わえば、気分転換になります」(ちひろさん・25歳)
4.日本の家族や友人と連絡をとる
「どうしてもさみしい時は、日本の友達に電話しました。“つらいなら帰ってきちゃえ!”って言われると、逆に頑張ろうって思えます」(としこさん・26歳)
「家族とスカイプをして、愛犬の様子や部屋の模様替えのこともマメに聞いていました。帰った時に“こんな家じゃなかったのに!”なんてショックを受けることもなかったです(笑)」(ちひろさん・25歳)
「LINEやスカイプにSNSなど、海外からでも気軽に連絡をとれる手段を利用して、頻繁に日本の家族や友達に連絡をとっていました」(宏子さん・24歳)
5.留学を応援してくれた人達に感謝する
「もらった手紙を読んだり、応援してくれている人のことを思い出して、頑張ろうと思えました!」(まみさん・24歳)
「日本の家族や友達の大切さを考えることが、自分の心の成長のためにも大切だと思いますよ」(智弘さん・25歳)
「ホームシックになったことで、家族や親しい友人の存在、当たり前だと思っていた周囲の環境へのありがたみや感謝を感じられましたね」(由之さん・27歳)
さみしいからと言って閉じこもってしまうと、孤独は深まるばかり……。予定を立てて暇をつくらないことや、自分自身と向き合おうという気持ちを忘れないことが、留学時には必要かもしれませんね。ちなみに、現地到着後すぐにホームシックに陥った人もいれば、3か月後が1番つらかったという人まで、症状が現れる時期は人それぞれのよう。
他人事とは思わずに、これから留学に行く人も、留学中の人も参考にしてみてくださいね!
構成・文/和田鈴香(編集部)