毎日Eトレ!【1326】状況を表すフレーズ

デイビッド・セイン先生が教える
IELTSやTOEFLのアカデミック問題でおさえておくべきフレーズ

英語でこれって何て言うんだろう? 日常会話で使う表現を、人気英会話講師のデイビッド・セイン先生が解説してくれます。日本人が間違えやすいポイントや文化の違い、派生した表現なども教えてくれます。今回は状況を表すフレーズ「抗生物質が発見されて臨床使用される前は、そんな状況だった」です。さっそく読んで活用しましょう。

 

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That is how matters stood before the discovery of antibiotics and their clinical use.

抗生物質が発見されて臨床使用される前は、そんな状況だった。

 

そのような状況であった

TOEFLなどのアカデミックな文章題では、過去や現在の状況を説明するフレーズも出てきます。matters は漠然とした「事態、事情」を意味する言葉で、how matters stand で「事情がどうであるか」、つまり「状況」を表します。この場合の stand は「立っている」ではなく、物事が「(〜な状態で)ある」の意味合いです。as matters now stand「現状では」といった言い回しも使われます。ほかにも under those circumstances「そのような状況で」、depending on conditions「状況次第では」等の表現もあります。なお、antibiotic はペニシリンなどの「抗生物質」のことで、「反、抗」を表す anti- と「生命」を表す bio- の形から意味が推測できるかもしれませんね。

 

一緒に覚えよう! 他の言い方・関連表現

This was the state of affairs during what is called the period of restoration.
ごみが捨てられることのない架空の町を考えてみよう。

▶「状況」を表す語句には state of affairs という言い方もあります。affairs もmatters と同じように漠然と「事態、情勢」を表し、a difficult state of affairs なら「難しい状況」です。what is called は「〜と呼ばれているもの」、つまり「いわゆる」の意味です。what you call や what we call などとも言います。

 

講師プロフィール●デイビッド・セイン David Thayne

日本で約30年の豊富な英語教授経験を持ち、ベストセラーの英語の書籍を数多く刊行。英会話イベント・セミナーも精力的に開催している。

 

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