中学英語からまるっとおさらい!
大人の学び直し英語【55】

ought toとshouldの使い方

大人の学び直し英語【52】から、shouldの使い方について見てきました。今回は、同じ意味だとされるought toとどこが同じでどこが違うのかを押さえておきましょう。

 

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ought toとshouldは書き換えられるか

中学・高校の定期試験や大学入試では、shouldought toに(またはその逆に)書き換える問題が出てきます。

このふたつは確かに同義語なので、意味的には入れ替えることができます。

ただ、大人の実生活の中で、使う場面は必ずしも同じではありません。

 

shouldとought toの共通点1「~すべき」「~はずだ」

まず共通点の方から見ておきましょう。

どちらも「~すべき」と「~はずだ」という意味があります。

You should always read the instructions on medicines.
意味:薬の注意書きは常に読むべきです。

We ought to postpone the launch of the product.
意味:新製品の発売は延期するべきです。

Charlie should be here by now. I wonder if he’s got lost again.
意味:チャーリーはもうここに着いていていいはずなんだけど。また道に迷っちゃったのかしら。

The cake ought to be good—I used the best ingredients.
意味:そのケーキはおいしいはずですよ。最高の材料を使ったんです。

 

shouldとought toの共通点2「~するべきだったのに(しなかった)」

前回の記事で、should+have+過去分詞によって「~するべきだったのに」という後悔や非難を表すことができると書きました。

ought toにも同じ用法があります。

I ought to have told you about that.
意味:そのことについてあなたにお話しておくべきでした。

 

shouldとought toは何が違う?

shouldought toも意味は同じだとすれば、何が違うのでしょうか。

ought toは通常shouldよりもフォーマルだと言われています。
ですから、友人や家族などとの会話ではshouldの方が多く使われ、仕事や公のの場面ではought toがよく使われるという傾向があります。

-      What shall I wear for Lucy’s wedding?
-      You should definitely wear the green dress you bought last month. It suits you perfectly.

意味:- 私、ルーシーの結婚式に何を着ようかしら。
-      先月買ったグリーンのワンピースにするのが絶対いいよ。完璧に似合ってるから。

We ought to wear a suit at work.
意味:私たちは仕事ではスーツを着用しなければなりません。

 

国や地域によっても違う

ただし、イギリス人はought toをよく使うなど、国や地域によっても違います。

また、当然のことながら、言い方(イントネーション)によっても受ける印象はガラリと変わるということを、実際に使うときは心に留めておきましょう。

 

練習問題

助動詞と時制に気を付けて、次の文の意味を取ってみましょう。

1. You should see the park in autumn. Autumn leaves are really beautiful there.

2. Such things ought not to be allowed.

3. You can come in the morning.

4. You ought to come in the morning.

5. You ought to be more careful.

6. You ought to have been more careful.

7. Prices ought to come down soon.

8. That should be enough potatoes for eight people.

 

解答・解説

1. 秋にその公園を見るのがいいですよ。紅葉がほんとうに美しいんです。

2. そのようなことは許されるべきではない。
-ought toの否定形はought not to 

3. あなたは午前中に来てもいいですよ。
-canは「~できる」「~しても良い」などの意味がありましたね。

4. あなたは午前中に来なければなりません。

5. あなたはもっと注意深くするべきです。

6. あなたはもっと注意深くするべきでした。
-5の文との違いは、ought toの後にhave+過去分詞があること。

7. 物価はまもなく下がるはずです。

8. ジャガイモはそれで8人に充分なはずだ。

 

ライタープロフィール●外国語人

英語、フランス語、外国語としての日本語を教えつつ、語学力に留まらない読む力、書く力を養成することが必要であると痛感。ヨーロッパで15年以上暮らし、とりあえず帰国。この世界の様々な地域で日常の中に潜む文化の違いが面白くて仕方がない。子育て、犬育て中。TOEIC®985点
https://www.znd-language.com

 

 

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