毎日Eトレ!【1338】気をつけたい比較のフレーズ

デイビッド・セイン先生が教える
IELTSやTOEFLのアカデミック問題でおさえておくべきフレーズ

英語でこれって何て言うんだろう? 日常会話で使う表現を、人気英会話講師のデイビッド・セイン先生が解説してくれます。日本人が間違えやすいポイントや文化の違い、派生した表現なども教えてくれます。今回は気をつけたい比較のフレーズ「彼らは自分たちを競争相手というよりも盟友と見なしていた」です。さっそく読んで活用しましょう。

 

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They viewed themselves less as competitors than as allies.

彼らは自分たちを競争相手というよりも盟友と見なしていた。

 

競争相手というより盟友と見なした

TOEFLなどの文章問題では、少しわかりにくい言い回しが出てくることがありますので気をつけましょう。view ... as 〜 は「…を〜と見なす」という意味ですが、例文のように less as A than as B と組み合わせると、ややこしい比較の表現になるかもしれません。view ... less as A than as B は「…をAよりもBと見なす」という意味です。less が入っていますので、B と見なす度合いよりも A と見なす度合いが少ないことになり、B のほうが優先されます。more を用いたときと比べると、less は関係を逆転させる働きをするのがわかります。なお、A の部分が長い場合には than の直前にコンマが入ることもありますので、テストではいろんな表記で出題されることを想定しておくとよいでしょう。

 

一緒に覚えよう! 他の言い方・関連表現

They saw themselves less as competitors and more as allies.
彼らは自分たちを競争相手ではなく盟友だと思っていた。

▶1つ目の例文と比べると明快で、よく用いられる表現です。less as A and more as B (AとしてというよりもBとして) と、わかりやすく比較対照しています。see ... as 〜 も「…を〜と見なす」という意味です。competitor は「競争相手、競合企業」、ally は「盟友、味方、協力者」を表します。

 

講師プロフィール●デイビッド・セイン David Thayne

日本で約30年の豊富な英語教授経験を持ち、ベストセラーの英語の書籍を数多く刊行。英会話イベント・セミナーも精力的に開催している。

 

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