ラボ・パーティ連載【10】ラボ・ライブラリーでどうやって英語を学ぶのか(後編)

1966年に発足した英語教室ラボ・パーティの英語教育とは?
前編に続き英語を聞く大切さと子どもに英語を続けてもらうポイントを紹介

前回の『ラボ・ライブラリーでどうやって英語を学ぶのか(前編)』に続きラボ・パーティで使用する音声教材「ラボ・ライブラリー」で英語を聞くことについて聞きました。お子さんにどやって英語に触れてもらうかなど貴重な英語教育のお話でした。

 

子どもがみずから学び取る

 単語の意味は文脈のなかで決まります。たとえば「hot」という英語には、「暑い」「熱い」という意味もあれば、「辛い」「最新の」という意味もあります。どの意味になるかは「hot」が使われる文脈のなかで決まります。本を読んでいるときに知らないことばが出てきても、前後の文章や内容からそのことばの意味を理解するということは多々ありますね。英語でも同じように、子どもが考えてその意味を捉えていくことができるのです。

 

 そのようなことが可能なのも、題材が絵本や物語といった文学作品だからです。子どもが教材を、「ただ覚える」対象ではなく、「考えながら身につける」ものとしているのが、ラボ・ライブラリーの特徴です。文学作品は登場人物の気持ちや、物語の背景やメッセージなどについてさまざまな解釈が可能です。ですから子どもは「なぜかな?」「これはなんだろう?」「あれはどうなったんだろう?」と考えながら物語に出会います。これが解釈がひとつに限定され、想像する余地がないものですと、子どもは内容に興味をもてず、覚えるのも苦痛になります。

 

 子どもは興味をもたないとすぐに飽きてしまい、長続きしません。大人は仕事や旅行など何らかの目的をもって英語を学ぶことができますが、日本に住む子どもには英語を使用する機会も、学ぶ目的もありません。子どもは飽きてしまうと学び続けるモチベーションをもてずに、「英語きらーい」「英語やらなーい」となることでしょう。

 

暗記ではない使える英語を身につけるには

 子どもが長く続けるには、子ども自身が考えながら学んでいける方法が効果的です。いま学校教育でいわれている「アクティブ・ラーニング」がまさにそれです。受け身で教えられたことを覚えるだけではなく、学ぶ対象に対して子ども自身ドキドキ、ワクワクするような学び方こそが必要となっているのです。

 

 これまでに英語教育は覚えることに終始してきました。単語も文法もひたすら覚える。テストや受験が目的で覚えていただけなので、それが終われば忘れてしまう。だから英語が使えるようにはならない。ただ英語を覚えただけで、どのように使うかは学んでいないから、実際に使うことができない。そのような英語の学び方では、いつまでたっても英語はできません。

 

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 小3男子のお気に入りは『Peter Pan(ピーター・パン)』

 小学校3年生のSくんは、毎日時間を決めてラボ・ライブラリーのCDを聞くようにしているそうです。毎日、学校から帰宅しておやつを食べる時、夕飯が終わってテレビを見る前は聞くようにしています。また、Sくんの家族は自動車の中でもCDを流すそうです。3年生になってからのお気に入りは『TOM SAWYER, Prince of Mischief(わんぱく大将トム・ソーヤ)』で、夏休みの旅行の際には自動車のなかで『Peter Pan(ピーター・パン)』ばかり繰り返し聞いていたそうです。

 

 お母さんは「内容がおもしろいようで何度も同じCDを聞いています。ギリシア神話なんて本では読まないけれど、CDを聞いてよく知っています。『Treasure Island(宝島)』はラボのキャンプに参加してはまって、英語のセリフを言っていました。それもとてもタイミングよく、その場に合った英語が口からでてきたので驚きました」と、Sくんがじつに楽しみながら英語を耳にしている様子を話してくれました。

 

 何度も聞かないと発語することはできませんから、何度も聞くことのできる良質の教材を選ぶことは重要です。子どもだからといって「この程度でいい」のではなく、「子どもだからこそ良質のものを」と考えて、英語音声教材は選ぶ必要があります。

 

 もちろん「聞く」だけでは英語は身につきません。聞いた英語を「やり取り」することが重要です。次回は、ラボ・パーティでどのように「聞く」から「話す」へつなげていくのか、書いてみたいと思います。

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/ラボ教育センター 広報 竹内美貴子さん

1988年、株式会社ラボ教育センター入社。営業職として首都圏、関西エリアを担当。ラボ・パーティ教室運営のサポート、指導者育成も行う。その後、教材研究・開発、広報誌編集などにも携わり、2006年より現職。言語習得、子どもの英語学習、絵本について詳しい。イベントやキャンプでは、⼦どもを対象としたワークショップも行う。中学生以上を対象とした海外ホームステイの引率経験は豊富。

 

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