TOEFL Junior®のABC【17】Reading Section 特定の情報を問う問題

世界中の中高生が受験する英語資格試験のひとつ
TOEFL Junior®をズバッと解説!

TOEFL Junior® Reading Sectionの7回目です。前回と前々回で、本文の要旨を問う設問について解説しました。今回は、特定の情報を問う問題を見ていきましょう。アカデミックにもノン・アカデミックにもよく出題されます。

 

お得な情報

コロナの影響で中止になっていた海外留学がだいぶもとに戻ってきました
Liberty English AcademyではTOEFL-iBTの大幅なスコアアップを実現します!

無料カウンセリングお申込みはこちら➤

 

特定の情報を問う問題

TOEFL Junior® Reading Sectionでは、特定の情報として、「なぜ~したのか」「何をしたのか」という問題がよく出題されます。「どこに~したのか」「いつ~したのか」なども出ますが、単純に地名や日付を答える問題はあまりありません。

例えば、次のような問題が考えられます。

Why do many sea creatures live in coral reefs?
意味:なぜ多くの海の生き物がサンゴ礁に棲んでいるのですか。

When do these penguins lay eggs?
これらのペンギンはいつ卵を産みますか。

According to Lucy, what will the students do to entertain visitors?
意味:ルーシーによれば、学生たちはお客さんたちをもてなすために何をしますか。

Why is Beethoven mentioned?
意味:なんのためにベートーベンにふれているのですか。

 

本文の内容に即して答える

たまたま自分がよく知っているテーマが出題されると、設問だけ見て答がわかると思うかもしれません。

しかし、TOEFL Junior®は英語のテストです。あくまでも本文の内容と設問が理解できるかを問われています。答えは必ず本文の内容に沿って選ぶようにしましょう。

たとえば、

Why do many sea creatures live in coral reefs?
意味:なぜ多くの海の生き物がサンゴ礁に棲んでいるのですか。

という質問が出た場合、その主な理由を知っている人もいるでしょう。それでも必ず本文を読んで答えを探してください。自分が知っている理由とは違うことが書かれているかもしれません。

 

聞かれていることに答える

本文に即して答えるのと同じくらい、設問に即して答えることも重要です。選択肢の中に本文と同じ内容があったとしても、それが設問の答えになっていなかったら不正解です。

例えば、

When do these penguins lay eggs?
意味:これらのペンギンはいつ卵を産みますか。

という問いに対して、

Antarctica has just two seasons: summer and winter.
意味:南極にはふたつの季節しかない。夏と冬である。

では答えになっていません。たとえそれが本当のことで、本文に書かれているとしても、質問に対する答えとはいえませんから、選んではいけません。

(次回に続く)

 

 

ライタープロフィール●外国語人

英語、フランス語、外国語としての日本語を教えつつ、語学力に留まらない読む力、書く力を養成することが必要であると痛感。ヨーロッパで15年以上暮らし、とりあえず帰国。この世界の様々な地域で日常の中に潜む文化の違いが面白くて仕方がない。子育て、犬育て中。TOEIC®985点
https://www.znd-language.com

 

 

外国語人の英語学習コラム一覧はこちら≫

 

 


「TOEFL Junior®のABC」連載記事一覧

続きを見る >>

おすすめ記事