毎日Eトレ!【1365】観光名所への行き方を教えてもらう

デイビッド・セイン先生が教える
親子で楽しむ英会話 〜旅行フレーズ〜

英語でこれって何て言うんだろう? 日常会話で使う表現を、人気英会話講師のデイビッド・セイン先生が解説してくれます。日本人が間違えやすいポイントや文化の違い、派生した表現なども教えてくれます。今回は目的地までの道を尋ねる際に使えるメッセージフレーズ「すみませんが、セントジョン大聖堂はどちらでしょうか?」です。さっそく読んで活用しましょう。

 

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A: Hey there, would you happen to know where St John’s Cathedral is?
B: Ah, that’s a tricky one. Just keep heading down this street for about 500 meters and it should be directly ahead of you.

 

A: すみませんが、セントジョン大聖堂はどちらでしょうか?
B: ああ、それは大変ですね。この通りを500メートルほどひたすら進めば、真正面に見えてくるはずです。

 

大聖堂への行き方は?

今回は観光名所への行き方を教えてもらうときの英語表現です。
Hey there. は「こんにちは、やあ」と気軽に挨拶をするときによく使われます。この there は相手の注意を引くための言葉です。Would you happen to know ...? (~をご存じだったりしますか?)は、仮定の表現 would を使うことで「もしかして…」という控えめな聞き方になっています。
返答の中で用いられている tricky は「扱いにくい」です。日本語で最近耳にする「奇をてらった」という意味での「トリッキー」とはニュアンスが違います。head には「進む」という意味があり、keep heading down ... は「~を通って進み続ける」です。It should be ... の助動詞 should には、「~したほうがいい」という提案のほか、「~のはず」という予測の意味もあります。
また、directly は主に「まっすぐに、直接に」という意味で使われますが、この文脈では「まさに、ちょうど」という意味を表し、directly ahead of you で「まさにあなたの目の前に、真正面に」となります。

 

一緒に覚えよう! 他の言い方・関連表現

A: Do you know where I could find St John’s Cathedral?
B: Sure, just keep walking straight down this street for two blocks and it will be right in front of you.

A: セントジョン大聖堂にはどう行ったらよいか、わかりますか?
B: もちろんです。この通りをまっすぐ2ブロック歩いていくと、ちょうど正面にあります。

▶know に続く where I could find ... (どこで~を見つけられるか)では、疑問文のように主語と動詞(助動詞)が逆転することはないので、誤って Do you know where could I find ...? といった語順にしないように注意しましょう。
keep walking straight down this street は「この通りに沿ってまっすぐ歩き続ける」です。前置詞 for のあとには、この two blocks や最初の例文の about 500 meters などのように、進む距離が示されます。

 

講師プロフィール●デイビッド・セイン David Thayne

日本で約30年の豊富な英語教授経験を持ち、ベストセラーの英語の書籍を数多く刊行。英会話イベント・セミナーも精力的に開催している。

 

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