IELTSオンライン講座連載【3】IELTSは添削してもらうべき?必要なケースを紹介

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カナダで10年英語学校を経営し、現在オンライン完結型のIELTS対策サービス「IELTSオンライン講座」で講師をしているKumikoさんの連載シリーズ。第3弾はIELTSのライティングとスピーキングは添削してもらうべきなのか?どういう時に添削が必要なのか?ということについて解説していただきます。

IELTSライティングとスピーキングの構成と対策

まず、ライティングでは2つのタスクがあります。1つ目は表やグラフなどのデータの説明、2つ目は提示された問題に対する意見の表明です。一方、スピーキングでは3つのパートで構成されています。あなたの個人的な情報について話したり、特定のトピックについて長めのスピーチをしたり、そしてそれに続くディスカッションがあります。IELTSライティングとスピーキングの概要については連載1回目の記事をご参照ください。

連載2回目の記事では、自分自身で英語力を測る方法や、対策について説明しました。しかし、IELTSライティングやスピーキングでは、ただ英語を書く、話すだけではなく、特定の構造(ストラクチャー)を持つ必要があります。構造自体が採点基準の1つともなっています。また、その他の基準である文法や語彙も、自分の弱点を客観的に判断したり、学習すべき箇所を見極めて対策したりするのはなかなか難しいです。

 

IELTS添削サービスが必要ではないケース

英語力は十分にあり、IELTSはとりあえず力試しに受けてみる・・・といったケースでは、添削サービスは必要なく、すぐにIELTSの試験を受けてしまって良いでしょう。しかし、私の経験ではそういったケースはかなり稀で、実際にこの記事を読んでいるあなたも、それには当てはまらないと思います。こういったケースを除いては、ほぼすべての学習者にとって、添削サービスが必要と思っていただいて良いでしょう。理由は、上で述べたように、自分の弱点を客観的に判断するのは難しく、的外れな学習をして効率が悪くなってしまうからです。添削サービスを利用すると、具体的なフィードバックによる学習効率の向上、スコア目安の把握、客観的な評価と自己評価のズレの解消といった利点があります。

 

IELTS添削サービスがどのように役立つか?ケーススタディ

AさんはIELTSのスコアを上げるために独学で頑張っていましたが、なかなかスコアが上がらず困っていました。ある日、友人からIELTSの添削サービスを勧められ、半信半疑で試してみることに。添削を受けた結果、Aさんのライティングには一貫性が欠け、同じ表現を何度も繰り返していることが発覚。問題点がはっきりしたことで、また新たな課題に熱心に取り組みました。この「問題点→改善」のスパイラルが、上達への近道となる。添削のアドバイスを活かし、Aさんは一貫性のある文章を書く練習に力を注いだのです。その結果、Aさんは目標を達成することができました。

Bさん、普通の大学生。ただし、夢は大きく、海外の一流大学で学びたいと考えています。しかし、英語のスコアが足りなくて困っていました。そんな時、添削サービスを知りました。添削の結果、Bさんのスピーキングは少しロジックに欠けることが判明。そのアドバイスをもとにコツコツと練習し、見事目指すスコアをゲット。次のステップへと進むことができました。

このように、添削サービスはIELTS学習を効率的に進める強力なツールになります。IELTS専門家の添削であれば、どこに注意を向け、どのように改善すべきかを具体的に示してくれるからです。

 

添削サービスの選び方と頻度

では、具体的に添削サービスをどのように選び、どのくらいの頻度で利用すべきなのでしょうか。まず、サービス選びには評判やレビューをチェックしましょう。また、あなたの目指すスコアに合わせたフィードバックが得られるか確認することも大事です。スコア8.0以上を目指すのではない限りは(つまり6.0~7.5あたりを目指す場合は)、日本人のIELTS専門講師に依頼することをおすすめします。日本語でフィードバックや解説をもらえるほうが、すぐに理解できて効率が良いです。また、弱点の指摘もポイントをついていることが多いです。

 

そして、頻度はそれぞれの学習者の目標や時間、費用などによりますが、一般的には2週間~1か月に1回程度の添削がオススメです。一般的には「とにかく数をこなせ」と言われることも多いですが、それは見当違いです。私がこれまでの経験から言えることは、思考停止で何度も書いても、時間とエネルギーを浪費するだけです。

 

フィードバックの内容をしっかりと理解し、次の学習に生かすこと。そしてそのフィードバックによって明らかになった自分の弱点を補うための普段の英語学習(例えば多読や単語暗記など)をやらなければ意味がありません。スポーツに例えるなら、普段の練習をせずに、練習試合だけを何度もやっているようなものです。

 

私が指導を行っているIELTSオンライン講座では、スピーキングやライティングの添削と適格なフィードバックはもちろん、リスニングとリーディングに関しても復習分析の結果をもとに学習アドバイスを行っております。今までに5,000人以上に英語を指導してきたKumikoが一人ひとりの回答をじっくり見て添削とアドバイスを行います。また、添削から明らかになった弱点を補うための普段の英語学習が重要、という話を上でしましたが、こちらについても個別のアドバイスを行っております。日本人のIELTS専門講師が、このように、リーズナブルな価格で学習計画まで個別アドバイスを行っている講座は多くありません。あなたのIELTS対策の一環として選択肢に加えていただくことをおすすめします。

 


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/IELTSオンライン講座講師・Kumikoさん

カナダで10年英語学校を経営。

カナダで初めて日本人特化のIELTSコースを設立。 対面での個人・グループレッスン、セミナー、スカイプレッスン、通信講座とさまざまな形式で指導してきた。明日香出版社よりIELTS対策本を出版予定。

IELTS公式運営機関であるIDP Educationのセミナー講師。

 

 

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